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最終更新日:2023年02月04日 10:40

ぶつくさ

非会員にも公開
一次創作中心らくがき置き場。
※男男以外にも男女・女女のカップリングにも触れます。
  たと
  • 2015年01月31日 21:46  
    12話目載せました
    今年初更新だー
  • 2015年01月30日 00:15
    母親と同じ姿になりたいイドとは逆に、シャノンは両親のようになりたくないからふたなり
    シャノンが成人した今でも母親は資金面の援助を事欠かない
    育て親のおじさんはシャノンの住むお屋敷の近くで古本屋を営んでます
  • 2015年01月30日 00:05
    一次創作SS
    シャノンの子供時代の話
    この記事は省略されています。続きを読むにはここをクリックしてください。



     おじさんは古本屋の店主だった。おじさんはよく絵本をよんでくれた。灰かぶり姫や白雪姫、カエルの王子さま……そういう物語をききながらお姫さまや王子さまに憧れていた、ボクにもそういう時期があった。かわいらしい哀れな子供だった。

     おじさんとお母さんにどんな関係があるのか、ボクは未だに知らない。ただ、どうしておじさんが淫魔の子であるボクを引き取ったのかは何となく分かった。おじさんはお母さんに恋していたんだろう。ボクを見る目がどこか面影をさがしている、とか、ボクを女に育てようとした、とか、そういうことは一切なかったけど、まあ、淫魔の勘は色恋沙汰には狂いがないのだ。

     お母さんは気品の高い貴族の娘で、それがなんと夢魔との子を孕んでしまい、これまた不思議なことに彼女はその赤子を産むといってきかなかったそうだ。彼女の父親は怒り狂って勘当寸前だったし、彼女の母親は泣きながら説得した。されども本人の意思は固かった。
     どうして彼女はそこまでして淫魔との子を望んだのか。宿された子供に罪はないと思ったのか、夢魔の男が彼女の想い人に化けていたせいか。真相は知らないが、とうとう両親の方が折れた。
     ただし産むのを許しただけであり、赤ん坊とは縁を切るという約束をとりつけての出産だった。
     人目のつかない田舎街に身を潜め、彼女は親戚の屋敷で密やかに赤子の産声をきいた。しかし自らの腕に我が子を抱くことはただの一度も叶わなかったそうだ。

     だからボクは生まれてこの方、母親というものに会ったことがない。名前も顔も知らない。
     ボクは、彼女が出産した親戚の屋敷で育てられることになった。
     夢魔は第二次性徴期が来るまで性別が決まらない。つまり両性具有で、本人の意思によりサキュバスかインキュバスに成長する。
     しかしそれが決まる前からボクは男児として育てられた。紅い髪や黒い瞳が母親に似ていたもんで少しでも面影を消そうとしたのだろう。それに不満はなかった。正直なところ男でも女でもどちらでもよかった。
     母親は、せめて我が子が何不自由なく育つことを願った。
     だから欲しいものはきっと何でも与えられただろうけど、ボクは何にも欲しがらなかった。屋敷の人達は邪険にこそしなかったが、ボクが望まれない存在だというのはよく分かっていた。

     屋敷の個室で何にもせずに過ごしていたボクのところに、ある日おじさんがやってきた。おじさんは屋敷の人と何か取り決めをして、たくさんの書類をしたためて、ものすごく手間をかけてボクを引き取った。
     親戚の家からさほど遠くない小さな街でボクとおじさんは暮らし始めた。おじさんとの生活は忙しなかった。一緒に食事をしたり、布団を並べて寝たり、使用人はいないからお手伝いもした。その代わり外で遊ぶ時間もあった。ボクは別に外に出たいとは思わなかったけど、おじさんに手を引かれて行けば次第に友達ができた。
     そのときもボクは男の子の格好で、淫魔であることは秘密だったのに、ボクは仲良くなった友人にうっかりナイショの話をしてしまった。完全に浮かれていた。無知で哀れな子供だった。

     まさか、まさかあんな風に言われるなんて、思いもしなかったのだ!

     望まれない上に受け入れられない存在だと痛感したボクは泣きながら帰った。おじさんは驚いて、でもボクが何か言う前に察して、約束を破ったことを少し叱った。それからボクを抱きしめて、大きくなったら男にでも女にでもなれるってことを優しく教えてくれた。
     けれどボクの絶望は深まるばかりだった。
     だってそうだろう!? 男になろうが女になろうが、ボクは童話の中の幸せなお姫さまや王子さまにはなれない。母に種付けした男か、或いは母親のようになるんだ!
     また望まれない命がうまれて、こんなみじめな思いを味わうんだ。しかも今度はボクが産み落とす側になる。
     ボクはもう何もかも恨めしくなった。母親も父親も無責任すぎる。せめて文句の一つくらい吐き捨ててやりたいのに、ボクの目の前には何の罪もないおじさんしかいなくて、行き場のないあれやそれは全部おじさんにぶちまけてしまった。それなのにおじさんはなんにも言わず、しゃくり上げるボクの肩を撫でてくれた。何をしたって胸がすくことはなかったし、幾度となく罪悪感に殺されかけた。

     そうした子供時代を経て、図太く狡賢い淫魔に成長したボクは性別を決めることをきっぱり放棄した。
     自分や他人を責めたところで現実は変わらない。それならもう、開き直るしかないのだ。
     だから今宵も生きるため、風を誘う戸口をさがして街をさまよう。

     そこで、夜中だというのに窓を開けて夜空を眺める少年に会った。未成年には手を出さない主義だがあんまりにも無防備なので気まぐれにちょっかいを出してみた。
     その子は窓辺に淫魔が降り立っても驚かず、ただ一言、君は誰だと問いかけてきた。
     ボクはその手の質問が大っ嫌いだ。
     月は叢雲の向こう、相手の顔さえよく見えないほど闇は深いのに名前を教えあうなんて!
     そういう君こそ誰なんだい、と返してみると少年は黙ってうつむいた。それから小さな声で、誰なんだろう、と呟く。どうやらボクへの問いかけというより自問自答らしい。
     ボクはちょっと首を傾げて、そんなのどうでもいいじゃないかと言った。

     窓のふちに腰掛けながら夜空を仰ぐと、少年もつられて目を上げた。髪を撫でる夜風が実に心地よかった。それから何てことない世間話を一方的にしゃべり、さて帰ろうかと身を乗り出しかけたボクをひきとめて、少年はそっと自分の名前を告げた。
     それを、また来ていいよという意味に捉えたボクは、少年――リントに耳打ちで教えてやった。
     ボクの名前――「シャノン」という、お母さんがお金以外のかたちでボクにくれた唯一の愛を。

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  • 2015年01月25日 21:02  
    マルクトと赤マフラー
  • 2015年01月23日 00:01
    リントは買い物とかで出かけるときイドが拒否しない限りイドを連れて行くんだけども
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    イドの種類の触手は基本的に性具扱いしかされないので
    触手を連れて歩いていると「白昼堂々オナホを持ち歩く怪しい男」という風に見られてしまうため
    人目がある場所では白衣のポケットから出しません。

    別にリント自身は「あの人オナホ持ってる…」とドン引きされようが全く気にしないけど
    イドをオナホだと認識された上に白い目で見られるのは腹に据えかねる。

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  • 2015年01月22日 23:33  
    触手はホッカイロの代わりにはならない
  • 2015年01月21日 01:55  
    マルクト
  • 2015年01月17日 00:50  
    塗りながらカラーリング考える
    今になって羊ぬいぐるみ描き忘れたことに気付いた…


    あのぬいぐるみに別段アードは愛着も何もないんで旅先で紛失したり、羊毛ちぎったりするんだけど
    いつの間にか元通りになってアードの手元に戻ってきている呪いの人形じみた代物です
    が、アードもトルムも細かいことは気にしないので特に不思議がってない
  • 2015年01月09日 22:16  
    アニポケのヌメラが超絶かわいかった…
  • 2015年01月08日 20:38  
    かわったエコロとサタンさま
  • 2015年01月04日 18:47  
    感情表現が苦手
  • 2015年01月02日 14:56  
    リント:不運
    イド:なんだかんだ運がいい
    ジル:面倒事に巻き込まれやすいけど僥倖で何とかなっちゃうタイプ
    トルム:強運

    あけましておめでとうございます~
    今年もよろしくお願いします

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