[Ⅵ番街]華焔 碧(かえん あおみどり)

※当サイトの作品は全て個人の創作したフィクションです。

※オリジナルの創作で、キャラ固定、設定非固定で好きに描いてます。

※実在の人物・団体・宗教・政治・思想・事件・歴史とは一切関係がありません。

※予告無く流血・暴力・残酷描写が含まれている場合があります。

※作品の説明とタグはネタばれやオチが判ってしまうのを防ぎたいので、必要最低限に留めています。

投稿日:2016年06月04日 00:27    文字数:382

月が似合いますね。

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 ―登場人物と設定―
【枯月 景】先輩。
【木土 最】後輩。

本音で語り合える二人。

『根を張り合えるのは水を入れてこそなのだろう』
1 / 1

「今日の月はいつもと違うね。なんだか僕も思わず魅入られちゃうよ……」


「確かに。いつになく荘厳な輝きを放っています。死神の最高官である彼方に相応しいです」


「嬉しい事を言ってくれるね。でも、一番相応しいのはヴァンパイアの君じゃないかな?」


「そうですかね?言われて見れば……確かに血を欲してしまそうです」


「気の迷いを起こさないようにね。君は今、普通の人間の身なんだから」


「肝に銘じます。それに人間の身体では血を消化できませんので」


「月が薄雲に覆われちゃったね。こっちの方が僕に相応しいと思わない?」


「その通りですね。薄雲から透ける光に照らされた貴方は麗しい」


「ありがとう。綺麗な夜だね……もう少し眺めていようか」


「御供いたします」

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「確かに。いつになく荘厳な輝きを放っています。死神の最高官である彼方に相応しいです」


「嬉しい事を言ってくれるね。でも、一番相応しいのはヴァンパイアの君じゃないかな?」


「そうですかね?言われて見れば……確かに血を欲してしまそうです」


「気の迷いを起こさないようにね。君は今、普通の人間の身なんだから」


「肝に銘じます。それに人間の身体では血を消化できませんので」


「月が薄雲に覆われちゃったね。こっちの方が僕に相応しいと思わない?」


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「ありがとう。綺麗な夜だね……もう少し眺めていようか」


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