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投稿日:2016年11月15日 01:07    文字数:4,335

【BLD/krk】あかいくつ

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黒バス、氷室夢。攻め主。
陵辱系エロ。
氷室くんをわりとひどい目にあわせます。苦手な人は注意です。
羞恥プレイ、軽いスパンキングを含みます。

夢小説作品

この作品は下記の登場人物の名前を変換することができます。

登場人物1

主人公の苗字を入力して下さい。入力がない場合、藍瀬になります。
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【BLD/krk】あかいくつ

キーワードタグ BLD  夢小説  攻め主  R18  氷室辰也  黒子のバスケ  羞恥プレイ 
作品の説明 黒バス、氷室夢。攻め主。
陵辱系エロ。
氷室くんをわりとひどい目にあわせます。苦手な人は注意です。
羞恥プレイ、軽いスパンキングを含みます。
【BLD/krk】あかいくつ
1 / 1
古今東西、人間がアルコールを好むのはなぜか。嗜好品として神様への捧げ物として、何処の文明でもアルコールが作られる。人間を堕落させるものでもあるにもかかわらず。食欲を唆るような芳香を放つ高級な酒であっても、それが人体に吸収された後は、異臭を放つ。他にも放置されたアルコールというのは存外臭い。それが、安酒であるなら尚更。
放置されたビールの空き缶は、金属のにおいの混じった鋭いアルコール臭がする。
部屋の隅に積み上げられたそれは、週末にまとめて捨てられるのを待っている。
ここの家主は、それを毎日ベランダにもって行くようなこまめさはない。
「なに考えてんだよ」
ぱしん、と軽い音がして顔面を叩かれる。造作の美しい男が、顔をのぞき込んでいた。
「んっ、」
何かを言おうとして、最奥を突き上げられ、息がつまる。くんっと這いあがった刺激に、イきそうになるのを堪えて、氷室は自分のペニスを強く握り込んだ。
ぞくぞくと這いあがる感触から、目を閉じて逃避する。
それにかまわず、男は氷室の腰に自分の腰を打ちつける。
男は藍瀬という。藍瀬は大学生だった。そして、ここは藍瀬の部屋。
氷室が藍瀬に惚れて、そして、体の関係を持つようになった。丁度、彼女と分かれたから、相手がいない、といった藍瀬に、俺と寝てほしい、と氷室が言った。
ぐちゅぐちゅ、という水音が結合部から漏れる。慣らすためにいれた、ジェルの音。はじめはそれが恥ずかしくてならなかったが、最近は慣れた、といえるだろう。
安物のベッドがぎしぎしと音を立てる。男二人が乗るには安すぎるな、と藍瀬がぼやいていたのを思い出した。
氷室は、目を開けて、自分とセックスをしている男の顔を見た。
どこか不機嫌そうな顔。セックスをしているから、眉間に皺が寄っているのではない。それを感じて、イヤな予感がした。
だてに、藍瀬の顔を伺いながら此処まできた訳ではない。氷室の予測はよく当たる。
「おい、もっと締めろよ」
顔をしかめた藍瀬が氷室の尻を打った。今度は、顔を叩いたときとは違って、大きな破裂音がするほどの強さだった。
「ひ、」
打ち込まれたままの楔を、強く感じながら氷室はその刺激に耐えられず震えた。
瞼の裏が、スパークする。
胸が詰まるような、快楽。
喉の奥から引き連れた嬌声が漏れ出すのを、まるでそれが自分の声ではないかのように氷室はきいていた。
「イっちまったのか」
至極つまらなさそうな声で、藍瀬がつぶやいたのが聞こえた。ずるり、と体内から藍瀬のペニスが引き抜かれるのを氷室は感じた。その動作からも刺激を拾い上げて氷室は喘ぎながら藍瀬に追いすがった。
「い、あ、まって、」
快楽に犯されて力の抜けた体で、ズボンを履こうとする藍瀬にしがみつく。空洞になった孔が浅ましく開閉するのを感じながら、明滅する視界で氷室は藍瀬を見た。
面倒くさい、とこんな時藍瀬は思っている。
それを思いながら氷室はそれでも藍瀬にしがみつく。そうしないと、この関係が終わってしまうことを氷室は知っていた。
膝が震える。
そんな氷室を見下ろしながら、藍瀬はため息をはいた。
「……お前、緩いんだよ」
あと、男だし、と言った藍瀬に氷室は二の句が告げられなくなった。
どうして良いかわからず口を開閉させる氷室を振りきって、藍瀬はトイレへ向かう。
そこで始末してくるのだ。氷室とするよりも、自分でしたほうが良い、ということを見せつけられて、氷室はどうしていいかわからなくなる。
「待って、」
一瞬呆けかけたが、氷室は藍瀬の背中に追い縋った。ベッドから降りるところで脚から力が抜けて転ぶ。寸前のところで、藍瀬の足を捕まえた。
「なんでもするから、だから」
自分が泣いているのか、どんな情けない姿をしているのか、氷室は考えなかった。それよりも、藍瀬に捨てられないことがなによりも重要だった。
そんななりふり構わない氷室を見て、藍瀬は盛大に顔をしかめてから、くしゃくしゃの後頭部へと手を伸ばした。大ざっぱに髪の毛をかき乱す動作が、こんなにもきれいに見えるのは、彼の容姿のせいだろう。氷室はそれに目を奪われながら、息を詰める。
「なんでも、だな」
藍瀬がうっすらと笑った。

半袖を着ていてもうっすらと汗ばむ季節だが、素っ裸のまま外にでるのは少し肌寒い。それにも関わらず、氷室は情事の後始末もしないままにベランダに出されていた。
大量に流し込んだジェルが垂れて太股をぬらすのが気持ち悪かった。そしてなにより、外が暗いとは言え、こんな姿のまま外に出されていることに羞恥を覚えていた。
そんなことを一ミリも気にした様子のない藍瀬は、さっき封を切った缶ビールを片手に出入り口に当たる窓のサッシに腰を下ろして、氷室の足下に、それを置いた。
それは、真っ赤なヒールのある靴だった。
「前の、前の彼女の忘れモンだよ」
その意図を掴みかねて氷室は藍瀬の顔をちらりと見た。うっすらとその顔に笑みを浮かべながら、藍瀬は「どうした?」と言った。
「なんでもするんだろ?履けよ」
「どう、して?」
質問をするのはまずかったか、とも思いつつ、どうしても訊かずにはいられない。
藍瀬は楽しそうに笑いながら説明を始めた。
「中国にさ、昔纏足って文化があってさ。女の足をガキの頃から詰めて詰めて小さくするんだよ。そしたら、かわいらしい歩き方になるわ逃げられないわって、まぁ、そんな感じのトンでもねぇ文化なわけだけどさ。その足を小さくしたらアソコの筋肉が発達して締め付けがよくなるって話があってな」
わかるよな、と藍瀬が笑って、缶ビールを煽った。
その意味を、氷室は理解して、そして顔を赤く染めた。怒るべきだろうか。いや、それよりも、この男に性的な関係を迫ったのは自分なわけだから、それも、お門違いだろう。
「で、どうする?履く?履かない?」
いつになく楽しそうな藍瀬に、氷室は一つ息を飲んでから、口を開いた。
「は、はく」
「いい子だ」
藍瀬は、赤い靴をひとつ、手にとって、氷室に向かって差し出した。
そこに氷室は足を差し入れる。先端がとがったタイプの靴は、氷室の足には小さすぎてなかなか入らない。そこに、藍瀬が氷室の足を押し込んでいく。意外に質のいいらしい靴はぎりぎりと氷室の足を圧迫する。
元々、大きな足の女性であったらしく、大柄な氷室の足も、なんとかその靴に収まることができたが、しかし、その足を地面につけたとき、今まで味わったことのないような痛みが氷室を襲った。
小さな靴に足を押し込められるだけではない。それの踵の方が大きくあがっているモノだからさらに体重がかかることによって、ぎゅうぎゅうに押し込められた足をさらに圧迫するのだ。
そんな氷室に対して、藍瀬はかまわずにもう一つの靴を差し出した。
今度は、もう一つの足が安定しないために、簡単にはいかなかった。背中にあるステンレス製の垣根に手を突いて、なんとかして耐える。あんまりもたれると、落ちてもしらねぇぞ、と藍瀬が言った。

やっとのことで靴の中に足をねじ込んだ氷室は、あらためて自分の置かれた状況を認識する。
今度は、全裸だけではない。赤い靴を履いて、ベランダに立っている。それがどれだけ滑稽な状況なのか、氷室は正確に理解していた。
ぎりぎりと足を締め付ける靴に顔をしかめながら、氷室はふっと、食いしばった歯の間から息を吐いた。
こんな状況でも、藍瀬に見られているということに感じて、緩く勃ち上がる氷室の股間に藍瀬はすっと視線を細めてから、口元をビールの缶で隠して、ひとつ、吐き出した。
「反復横飛びでも、したら?」
その言葉の意味をうまくつかめなくて、氷室は停止する。
「だから、そこで、反復横飛び。いつも部活でやってるんだろ?」
頭を擡げる羞恥心に、氷室の頭の中はぐるぐると混乱する。ここで、イヤだ、といったら、藍瀬は自分をどうするだろう。
なんでもする、と言ったのに。こんな風に、虐げられることは、含まれていなくて、もっと奉仕をしたい、という、そんな意味だったのに。
「やらないのか」
失意のにじんだ声に、氷室は、きゅっと、唇を噛んだ。
そして、一歩、横へ足を踏み出す。履きなれない高いヒールが不安定で、さらに、ぎりぎりと足が鋭い痛みを発する。
「バスケ部のエース様の反復横飛びはそんなに遅いのか?」
藍瀬がせせら笑う。きゅっと、目を閉じて、氷室は真横に飛んだ。
不安定ではあるが、バランス感覚は良い方だ。痛みさえ、我慢すれば、できるはずだった。
半ば勃ち上がったペニスが、体の中心で無様に揺れる。これを、練習中に思い出してしまいそうで、氷室は頭を振って頭から思考を追い出す。
かつんかつん、と不格好なヒールの音が、夜のベランダに響いた。

「おい、」
藍瀬の声に、氷室はやっとのことで動きを止めた。足が痛くてピアス線で締めあげられているようだった。
荒い息をはきながら、氷室は藍瀬の顔をみた。藍瀬は、手にしていたビール缶を横に置いて、そっと立ち上がった。
「向こう向いて、尻こっち向けろ」
低い声で藍瀬が言う。氷室はそれに従って、白い、落下防止用の網に手をついた。
ぎぃっと、それが、不穏な音を立てる。落ちるぞ、と言った藍瀬の言葉を思い出して氷室は痛みを発する自分の足で立った。
挿れるぞ、もなにも言わずに、藍瀬は氷室の後孔へ、自分のペニスを押しつけた。さっきまで入っていたせいで、抵抗もなく氷室のそこは藍瀬のペニスを飲み込んでしまう。押しつけられた分、体重が増えて、足が軋む。ガクガクと足が震える中で、氷室は体内が埋められる充足感に震えた。
「んっ、あ、」
「声だすんじゃねえよ。外だぞ」
声を出すな、と良いながら、藍瀬は最奥を勢いよく突き上げる。
「んっ」
歯を食いしばって衝撃に耐えながら、氷室は、自分が泣いていることを知った。
頬が濡れる感触に、鼻を啜りながら、なぜ泣いているのか、自分に問いかけた。
あらっぽく体を揺すりあげられて、息を殺しながら、膝ががくがくと笑い出す。
足が、痛い。それが、理由だろうか。
ぐりぐりと前立腺の裏をつかれて、氷室は吐精した。びしゃり、と水っぽい精液が雨ざらしのコンクリートに落ちて染みをつくる。
こんなことをされても、ふれて、挿れられるだけで、どうしようもなく感じてしまう自分に、失望しているのだろうか。
なにもかも、わからなくなっていく。
揺さぶられてバランスをとった赤い靴が、氷室が吐き出した精液の染みを、踏みつけた。
それが、どうしようもなく悲しい出来事のように氷室には見えた。
 
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