投稿日:2021年03月03日 22:36 文字数:11,256
【R18/ジェネセフィ】再び愛を・後編
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◆あらすじ◆
人間として受肉し、不死の体になったセフィロス。ジェネシスと共に歩む道を選び、プロポーズを受け入れた。夜、ジェネシスから求められて──?
※※※当作品は原作にはない恋愛関係(BL)を描写した非公式な二次創作です。苦手な方・ご理解のない方は閲覧をおやめください※※※
◆雰囲気◆
幸福 甘
◆メモ◆
DC後軸でパートナー同士になったジェネセフィの初夜の話です。終始することしかしていません。前編を読んでいただくとより感情移入出来る……かな? 一応読んでいなくても読めます。
今回はジェネセフィ的セの救いの話ということで結婚でした。ジェネシスと結婚したらジェネシスのファミリーネームになれるわけですよね。ファミリーネームがないセフィロスだからこそ、よりグッときます。
◆感想頂けると嬉しいです!◆
匿名・アンケート形式で手軽に送れます。任意で自由記入できます。(Googleフォーム)
https://forms.gle/AFxXquVVHSUwTQfLA
◆WEB初出◆
2020年3月21日
人間として受肉し、不死の体になったセフィロス。ジェネシスと共に歩む道を選び、プロポーズを受け入れた。夜、ジェネシスから求められて──?
※※※当作品は原作にはない恋愛関係(BL)を描写した非公式な二次創作です。苦手な方・ご理解のない方は閲覧をおやめください※※※
◆雰囲気◆
幸福 甘
◆メモ◆
DC後軸でパートナー同士になったジェネセフィの初夜の話です。終始することしかしていません。前編を読んでいただくとより感情移入出来る……かな? 一応読んでいなくても読めます。
今回はジェネセフィ的セの救いの話ということで結婚でした。ジェネシスと結婚したらジェネシスのファミリーネームになれるわけですよね。ファミリーネームがないセフィロスだからこそ、よりグッときます。
◆感想頂けると嬉しいです!◆
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◆WEB初出◆
2020年3月21日
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外はすっかり濃紺に変わり、静かな夜が訪れている。人や動物が暗くなれば住処に帰るようにジェネシスとセフィロスもまた、休息を取るために宿を取っていた。
「さっきからどうかしたのか?」
ジェネシスは椅子に座るセフィロスの様子を見て、問いを投げかけた。セフィロスは窓際のテーブルの上に左手を乗せ、薬指で銀色に輝く指輪をじっくりと見続けている。目線をそのまま変えずにジェネシスの問いに反応した。
「これは幸せの象徴なんだろう。俺にはこういう物と縁がないと思っていたから……その、まあ……慣れないんだ」
セフィロスのこれまでの人生では人々が当たり前のように手に入れる愛情を本心は追い求め、渇望し、手を伸ばしても掴むことはできなかった。だからこそ、いざ手にしてみると違和感を感じてしまう。ようやく自分にもそれが手に入って嬉しいはずなのに、縁遠過ぎたために慣れない。そしてこれが本当は夢ではないのかともセフィロスは思った。
実感があるような、ないような…… 左薬指の指輪を見ることによって、違和感と幸福感を織り交ぜた何とも不思議な気分にセフィロスは浸れるのだった。その心境を表すようにセフィロスは口元に笑みを浮かべ、目元は憂いを浮かべる。どこか切なげながらも嬉しさをも感じさせる表情にジェネシスは優しく微笑む。
「大丈夫だ……セフィロス。そのうち慣れる」
そう言ってテーブルに寄り掛かると、セフィロスの長い髪に触れ、愛おしそうに見つめた。こうされることでセフィロスは自分のような存在でも愛されて認められて、ここに居ても良いのだと嬉しさを感じた。しかし、それと同時に申し訳なさも感じてしまう。
「ジェネシス、すまない。おまえがこれまで支えてくれてきたのに俺はジェネシスに何もしてやれていないな……」
「なんだ、そんなこと気にしていたのか。別に見返りを求めてやったんじゃない。確かに最初の頃は全く動かないおまえの身の回りの世話は大変だったが…慣れたさ」
「……そうだったのか。あの時は記憶も曖昧だったから覚えていないんだ」
セフィロスは更にジェネシスに申し訳なさを感じた。破壊する力はあっても、何かを与える力は自分には無い。己の空虚さを痛感させられる。
受肉後のセフィロスはジェネシスの言葉通りにどんなに呼びかけても全く動こうとせず、ただの抜け殻だった。全てに絶望しきって生きる気力を失っていたのだ。それがこうして動き、会話をし、感情を持ち、表情を浮かべるようになった。
そして昔なら自身の弱い部分など決して見せなかったセフィロスが、こうも弱さを出せるようになったのはただ本人がその成長を意識していないだけで、大きな変化である。
「いいか、言っておくが俺は少しでもおまえが生きることに希望を持てるようになったのならば、それで十分なんだ」
ハッキリとジェネシスは想いを伝えた。それはまるで「忘れるな」と言わんばかりに。その芯のこもった言葉にセフィロスは顔を上げてジェネシスの顔を見る。ジェネシスの顔は真剣そのもので、言葉と表情にセフィロスの心を射抜く強さが宿っていた。
ジェネシスは顔を上げたセフィロスを少し間、真剣に見つめる。かと思えば先程のように愛おしそうな柔らかい表情に変化させ、言葉を続けた。
「……それに、その指輪をまさか自ら薬指にはめるとは思わなかった。やっと愛しい女神が俺のものになったんだ。嬉しいよ、セフィロス」
「そうか……」
セフィロスはそう言って微笑み、間を置くと、
「……俺もおまえと一緒になれて嬉しい」
ジェネシスから目線を逸らして小さく呟いた。その呟きには優しさを含んでいた。本当に照れてしまったのかセフィロスは黙り込む。
一方、ジェネシスは愛おしさがこみ上げてくるのを感じずにはいられなかった。というのも、長年の付き合いからセフィロスの事は大体知っていた。周囲からは冷たい印象を持たれてはいるが、本当はただ不器用で言葉足らずなだけなことを。だからこそ、セフィロスのその言葉が愛おしかった。
「一つ訂正する。欲しいものがあるんだ、セフィロス」
ジェネシスは椅子に座るセフィロスの足元に跪き、セフィロスの左手に自身の左手を重ねた。視線を逸らすセフィロスを構わず見つめる。セフィロスはハッとしてジェネシスを見た。
「今夜、おまえの全てが欲しい」
その言葉に、視線に、セフィロスは再度心を射抜かれる。セフィロスは突然のジェネシスの言葉に戸惑いを覚え、困惑した表情を浮かべた。
「無理にとは言わない。ただ、やっと夫婦になれたんだ。愛する妻と結ばれたい……そんな夫の我儘に応えてくれないか?」
「…………」
セフィロスは躊躇い、迷う。なんと応えてやればいいのだろうかと。そして夫婦になったのだと改めて実感する。入籍や挙式はしていないので正式ではないが、ジェネシスから愛の言葉を受け入れて、晴れて夫婦になれたのだ。
この指輪は恋人同士が記念に贈り合うようなペアリングとしてではなく、結婚指輪。ジェネシスもそのつもりで渡してきたのだろうし、セフィロスもそのつもりで受け取った。永遠を愛を誓い合ったのだから、そういう意味なのは間違いない。
そうなると今夜は所謂、初夜というものである。セフィロスは指輪といい、初夜といい、こういったことを本来は気にするような性格ではなかったはずだった。それこそ身体の関係はとうに済ませていた関係だったが、真剣な関係になったことで幸福感と羞恥心を意識せざるを得なかった。
少し考えた後にセフィロスはジェネシスの手の上に自身の手を重ねた。合意の言葉の代わりに。遠慮がちに。ジェネシスはその応えに口元を緩ませた。
────────────
(……ジェネシスとこんなことをするのはもう10年振りか?)
セフィロスは意を決して洗面所の扉を開いた。シャワーを浴びる際にこれからの行為を想像してしまい、浅ましくも反応してしまう自分自身のものを見ては後ろめたさを覚えた。10年振りの行為に身体がジェネシスを求めている。そんな欲を隠すようにバスローブを羽織る。扉を開き、寝室に向かうとベッドに腰掛けるジェネシスの姿がセフィロスの目に入った。部屋は薄暗いがほのかに相手の姿を見れるくらいの明るさはあった。
「セフィロス、隣に座ってくれ」
トントンとジェネシスは自身の隣を軽く叩いて招くので、セフィロスはベッドに歩み寄り、ゆっくりとジェネシスの左隣に腰掛ける。セフィロスは床に視線を落としながら、高鳴る鼓動が隣にいるジェネシスに聞こえてしまわないか心配だった。こんなに緊張するのは過去にもない。
(……別に生娘じゃあるまいし、俺は何を緊張しているんだ)
セフィロスは昔のような余裕を持とうとするが、落ち着かない。今夜は中々そうもいかないようだ。ふとジェネシスの左手がセフィロスの右頬を触れてきた。頬に感じる感覚にセフィロスはあることに気がつき、右手でジェネシスの左薬指を探す。探し当てた左薬指にあるのは金属の輪。
その存在を知ったセフィロスは一瞬、緊張よりも別の感情が上回った気がした。それは温かな感情で、嬉しさで、愛おしさで。そして戦うことしか知らない自分には無縁だった慈しむ感情が溢れ出た。
「おまえもしていたんだな、これ」
「ああ……。俺たちの証だからな」
ジェネシスはセフィロスが見やすいように左手をセフィロスの前に移動させる。薄暗さの中でも分かる銀色の同じ指輪を見て、セフィロスはかすかに微笑んだ。
「愛している、セフィロス……」
その言葉を囁くジェネシスにセフィロスは顔を向けると、ゆっくりとジェネシスの顔が近づく。本日二度目となるジェネシスの唇を目を閉じて受け入れた。セフィロスはジェネシスを受け入れるように右手を右隣にいるジェネシスの左手の上に重ねると、そのセフィロスの反応にジェネシスは左手を動かし、指を絡ませる。
それを機に徐々にジェネシスの口づけが深くなり始めた。久々の深い口づけにセフィロスは酔ってしまいそうで、下腹部に熱い切なさを覚える程だった。ジェネシスの舌に愛される自身の口腔内。これから結ばれることを強く意識させる。
お互い倒れ込むようにしてベッドの白いシーツの上に沈み、求め合うようにお互いの舌を絡ませて愛を確かめ合い始める。
ジェネシスは不意にセフィロスの口腔内から舌をゆっくりと離し、唇も離した。セフィロスは唇が離れた途端にまた求め合いたくなり、名残惜しそうに小さく顔を上げる。その様子を察知したジェネシスは再度唇を重ねた。それは一度目のように徐々に深い口づけになるのではなく、最初から激しく求め合うもので。この10年程の期間で繋がれなかった分を取り戻すかのように深く求め合った。
やっとお互い唇を離すとセフィロスは悩ましげに溜息をつく。ジェネシスはその淫靡な溜息にそそられたのか息を呑み、腰掛けて倒れた位置からベッドの中央に目線を送り、セフィロスを誘導する。その誘導にセフィロスは無言でベッドに上がり込み、中央にゆっくり倒れると……ジェネシスが上に乗ってきた。
セフィロスは上から自分を見下ろすジェネシスを見て、これからが始まりなのだと思った。ドクンと心臓が高鳴る。
ジェネシスは呼吸によってゆっくりと上下しているセフィロスの胸の飾りの片方に指で触れてみる。その触れた瞬間にすぐ小さく声が上がってきた。抑えながらもしっかりと感じている声だった。
「っ……」
指先で上下に優しく擦ると、セフィロスは目を閉じて身体をかすかに震わせる。もう片方の寂しそうにしている飾りをジェネシスは舌で転がして構い始めた。するとセフィロスの震えは増し、溜息も大きくなる。セフィロスは下半身に熱さが増すのを感じ取った。
「ここ、相変わらず好きなんだな」
ジェネシスはそう言うと片方の飾りは吸い上げ、もう片方の飾りはクリクリと円を描くように弄った。ピクピクと身体を震わせるセフィロスを見れば言葉を聞かずとも感じているのは明白である。もう既に胸の飾りは更なる刺激を求めてぴんと勃ち上がり、紛れもなくジェネシスを誘っていた。
「っ……はあ……あ……」
久しぶりに自身から甘い声が漏れることに恥じらいを覚えながらも、セフィロスは痺れる甘さを享受していた。ジェネシスの一つ一つの動きが敏感にセフィロスに伝わり、それはすぐに甘い痺れに変わる。
ジェネシスはセフィロスの肌蹴たローブの紐を外して脱がせ、ジェネシス自身もローブを脱ぎ去ってお互いに何も身につけていない状態になる。臨戦態勢といったところか。ジェネシスがセフィロスの昂ぶるものに触れるとセフィロスのそれは期待していたかのように更に固く、熱くなる。
「……っ、ぅあ…………」
「気持ち良いんだな。固くさせて、先から涙を流す程には」
セフィロスの先端は先走りの汁がタラタラと分泌されて光っていた。軽く扱いてやれば小さくセフィロスは太腿を痙攣させて悦んだ。ジェネシスは先程まで指で弄っていた飾りを今度は舌で悦ばせることにし、同時にセフィロスのものに刺激を与える。
「はぁ……あ、ああ…………」
目を閉じて快楽の波に飲まれるセフィロスの表情は目を閉じていても蕩けていた。蕩けている何よりの証拠として、胸の飾りもセフィロスのそれも大きく勃ち上がっていることが事実を示している。
「……く、っ……あぁ…………」
勃ち上がった胸の飾りはセフィロスに強い快感を脳に送り、更に下半身から来る快感も合わさっていく。久々の強い快感にセフィロスは簡単に達してしまいそうになる。我慢するが、脳の制御が効かない。
「あっ! ……はあっ…………!」
「早速イきそうか? なら、一度出して楽になれセフィロス」
ジェネシスは胸の飾りを吸い上げ、扱く手を早めると更に強まる快楽にセフィロスは押し流されていた。
「っ、ああっ……! ま、待て……! っ、まだイきたく……ない!」
セフィロスの制止の声は聞かず、更なる悦びをジェネシスは与え続ける。段々と嬌声が大きくなるセフィロスにジェネシスは口角を思わず上げた。
「はあっ……あっ、イくっ……イ、くっ!! うあ……!!」
ジェネシスの掌でセフィロスは迫りくる快感に負けて早速、白濁した精を吐き出した。
受肉した身体でも過去に教え込んだことは残っており、感度は良好。ジェネシスは嬉しそうにして、快感に溺れて蕩けたセフィロスの額にキスをする。そしてセフィロスの精にまみれた手をセフィロスに見せ、
「久々だから濃いな」
掌を舐めて精の味を確かめるのだった。
思えばセフィロスからしたら今回のこの行為は久々も何も、受肉して実質初めての行為である。しかし、身体が過去の記憶を持っているせいで快感を容易に受け入れてしまう。戦いの中で息を切らすことがなかったセフィロスだったが、今はジェネシスとの行為で呼吸が乱れてしまう。
ジェネシスは呼吸が乱れるセフィロスの唇を構わず塞ぎ、舌を入れてまさぐった。セフィロスは快感に痺れる頭を動かし、懸命に受け入れて同じく求めるがふと唇を離す。
「……ジェネシス、流石に苦いぞ」
「はは、なんせおまえの精液を少し舐めたからな。どうだ? 自分の味は」
「美味い訳ないだろう」
セフィロスが少し呆れて言い放ち、そして互いに顔を見合わせて笑った。こうやって馬鹿なことでも笑い合えるところまでやっと戻れたと二人は実感した。
「まだ夜は長い。これからだ」
ジェネシスはそう言うと、短くセフィロスの唇にキスをするとリップ音を立てて、首の中心から胸へ。胸を通り過ぎて腹へ。そして、方向を分かれて右太腿にキスをする。太腿の間にはこの先の刺激を期待するそれがあった。それはジェネシスに再び愛されたいと刺激を待ちわびており、芯を持ち始めていた。
「おい、そんなに見るな……」
「それは無理な相談だ。可愛い女神にはもっと良いことをして悦ばせてやらないと……」
ジェネシスは言葉と裏腹に期待するセフィロスのそれをリップ音を立ててキスした。セフィロスのそれは悦びからまた芯をどんどんと固くする。ジェネシスはセフィロスの期待に応えてやろうと先端にも音を立ててキスをし、根元を目指して口にそれを含んだ。
ジェネシスの口の中で愛されることを望むそれは奥底でまた精を溜め始める。裏筋を少し舐めてやるだけでセフィロスは太腿と腰を震わせて悦んでいた。ふと裏筋を舐める動きを止めて一度口を引き離すと、セフィロスに急な物足りなさが襲ってくる。その物足りなさを埋めたいと身体が叫んでいた。
「……ジェネ……シス……」
セフィロスは口では言えない「やめないで」の言葉の代わりに腰を動かして誘い始め、物欲しそうな目で、それはもう強請るように求める姿をジェネシスに見せる。当然、そんなことはセフィロスは無意識なのだろうが。不器用で言葉足らずなセフィロス。そんなところが今はジェネシスを煽る材料にしかならない。
「妻の頼みとならば、しっかり応えてやるのが夫の役目だ。が、セフィロス。そんな強請り方どこでそんなこと覚えてきた?」
「別に俺は普通に……っあ……」
セフィロスの言葉を最後まで聞かずにジェネシスはセフィロスのものを口に含み、弱く敏感な裏筋を舐め上げる。徐々に舐めあげるスピードを早くすると、同じようにセフィロスの嬌声も大きくなっていく。
「あっ、あああ……!! んっ……っ」
咥えたものを口全体で愛してやると、ジェネシスはセフィロスがまた精を放とうとしているのがわかった。奥底で溜め込んでいた精が上がり、びくびくと脈打ち始めているからだ。そのことはセフィロス本人も感じていた。
ジェネシスはセフィロスが達する手前で口を離し、すかさず手で絶頂まで導き始める。手の握りを強めに、そして上下に速く擦るとセフィロスの限界がもうそこまで見えていた。
「……はっ、あ……ああっ……!!! あっ!!!」
どろりとセフィロスの精液が再びジェネシスの掌を汚す。精を吐き出すのに震えるセフィロスのそれは次第に固さを失い、2回目の絶頂で頭が上手く回らずに蕩けるような感覚でいた。
「セフィロス、慣らすから脚を開いてくれ」
ジェネシスの言葉にただ従い、脚を曲げて曝け出す。するとジェネシスの指で秘孔の入り口をセフィロス自身の精液で湿らされていく。少しずつ中指が侵入してくるのがわかると蕩けていたセフィロスの意識は鮮明になり、異物感が迫るのを感じた。
「ぐっ……う……」
「大丈夫だ、昔のことを思い出せばいい……ここをしっかり慣らして、また気持ち良くさせるから」
ジェネシスの中指はセフィロスの中も精液で湿らせて滑りをよくする。セフィロスが感じる違和感を取り除くように中で指を馴染ませ、そして前立腺を撫でる。するとセフィロスは身体の奥から熱さと切なさを感じ、その刺激に開いた脚の間で再度それが昂ぶり始めた。撫でるような弱さから、擦るように強さを変えてそこを刺激する。
「……ああっ……う……! あっ、ん!」
前立腺を刺激される感覚にセフィロスは堪らなくなって声を抑える気力が段々と薄れていた。薬指をもう一本追加され、セフィロスは新たな異物感を感じながらも前立腺の刺激に身を震わせた。
快感から思わず発してしまう自身の女のような声に恥ずかしさを覚えていたが、その同時にそんな声が出せる自分自身に追い詰められるような興奮を覚え始めていた。
(昔の俺は……こんなに感じて、ジェネシスにこんな声を聞かせていた……のか……?)
そんな疑問は次に人差し指が挿入される感覚ですぐに消し飛ぶ。それよりももっと欲しい、ジェネシスのものを早く受け入れたいという思考に占領された。三本の指がすっと引き抜かれ、セフィロスはその引き抜かれる感覚でも小さく喘ぐ。もう準備は整い、あとはジェネシスのそれを待つだけだ。
ジェネシスは自身の昂ぶるそれを片手で握る。男同士で見ても気にすることもないそれが今や大きく昂り、血管を浮き出して赤黒く姿を変えている。そんなものが自身の視界に入れば話は違ってくるとセフィロスは思った。まじまじと見て興奮している自分がおり、秘孔が「早く」と急かすようにひくつく。そこは今か今かとジェネシスの雄の部分を受け入れたがっている。
「セフィロス……もう、いいか?」
「ジェネシス……」
セフィロスはジェネシスを求めて名を呟く。ずっと前にジェネシスとは結ばれていたはずなのに、心の奥底で感極まりそうになった。セフィロスにはこれが婚礼の儀であるかのように思えた。本当に柄ではない。こんなことを思うのはきっとジェネシスに感化されているからだと思うことにした。
セフィロスはジェネシスの目を見て、繋がろうとする前に自身の胸中を告白しようと決意した。もう一度、名を呼ぶ。
「ジェネシス……」
ジェネシスはセフィロスが何かを伝えたがっていることを察して、無言でセフィロスの次の言葉を待った。
「……頼む。ずっと側に……いてくれ」
いつか来る別れの日まで、ずっと。もう誰にも置き去りにされないように。
セフィロスからの言葉に応じるようにしてジェネシスはセフィロスの秘孔に挿入した。セフィロスは久々に貫かれる感覚を耐えながら、ジェネシスの背に手を回す。手と下半身から伝わる肌の感覚が恋人だった昔の懐かさを呼び起こす。
「セフィロス……痛くないか?」
「……ああ……気に、するな」
先程とは比べ物にならない異物感に苦しさを覚えながらもしっかりとジェネシスを受け入れようと気を張る。瞳を閉じて自身の胎に納まるジェネシスの存在を感じ、熱さを感じた。ジェネシスはセフィロスが落ち着き、慣れるまで動かずに待っていてくれている。
「久々過ぎて、まるで昔初めて俺とした時みたいだな……」
「あの時の方が……大変だったぞ」
「今回はそう思わせないよう、優しく抱かなくては……な」
ジェネシスは再度セフィロスのものに触れる。今日だけでも何度も触れられているというのにジェネシスが触れる度にぴくんとセフィロスは反応する。胎にいるジェネシスを受け入れている秘孔がより熱くなり、また少しずつ異物感が薄れていく。
「あつ……い……」
「何処がだ?」
ジェネシスは意地悪そうな笑みを薄く浮かべて挑発してくる。その言葉とは反対に行為は優しい。セフィロスは言葉ではなく、視線を下にやる事で返事をした。元々語るのは得意ではないセフィロスなりの反応である。
「セフィロス、少しだけ左手を見せてくれ」
意地悪そうな笑みから優しい微笑みに変わるジェネシス。ジェネシスのそんな願いにセフィロスは滑らせるように左手をジェネシスの背から自身の鎖骨辺りまで下ろした。
するとその瞬間、セフィロスは自身の胎の中で何故かジェネシスのそれが大きくなり、より固くなっていくのを感じた。ジェネシスは徐々にセフィロスの中で緩く動き始める。その動きとともにセフィロスは自身の下腹部の熱さがより増していくのを感じ取り、吐息を漏らした。
「はあっ、あ……ア……っ」
「セフィロス…その指輪、本当に似合っている……。今この瞬間に俺は愛する妻を抱いているのだと思うと……」
ゆっくりとした動きでジェネシスはセフィロスの胎の中を慣らすように、甘やかすようにしてから次に前立腺を刺激してよりセフィロスの胎を愛した。セフィロスはジェネシスに前も後ろも刺激されて頭がちかちかとして、快楽に沈む。
「……っ!! ぁあ……!!」
「あまり俺を煽らないでくれ……こっちの余裕も無くなる……!」
セフィロスは快楽に沈み、溺れてしまわないようにジェネシスの背に再度手を回す。そしてジェネシスの雄を完全に受け入れ、離さないように脚を絡めさせて刺激を強請る。ジェネシスの愛情を求めて、離さないように。
「セフィロス……中がキツくて、熱くて……良い具合だ……」
「──ッ! 言う……な……!」
ジェネシスはセフィロスの前を弄る手を離すと、両手でセフィロスの腰をガッチリと掴んだ。お互いの表情には余裕は消え去り、じんわりと汗がにじむ。
「セフィロス……!」
静かな夜に響くのは、結合部から惜しげもなく漏れる水音、そしてお互いの吐息。ゆっくりとした動きは気付けば激しい突きに変わり、お互いの肌がぶつかり合う音も加わる。
「っ、ああ!! クッ、っう──あァッ! あっ……!! ジェネッ……シスッ!!」
セフィロスは瞳を閉じ、しがみつく力を強くする。長い睫毛に薄く涙を湿らせて。その間にもジェネシスは溜めに溜めた精を一滴残さずセフィロスの中に流し込もうと本気で追い込んでくる。
「ジェネシスッ……!! も、う……!! む、り……だ……っ!」
「我慢しなくていいセフィロス……!」
奥を突き当てられ、セフィロスはその衝撃から精嚢が刺激されて頭が真っ白になりそうになる。一瞬の間にまた奥を突き当てられ、またそれを繰り返す。
「──ッアァアア!!」
繰り返される突きに追い込まれていく。その突き当てられるまでの一瞬の間すらもセフィロスには惜しかった。奥に当てられることを望んで羞恥心も全てかなぐり捨てて、自らジェネシスのそれを腰を動かして求める。
「ジェネシス……ッ! お…奥!! あっ、あああ!! 奥、欲し………ッ!!」
ジェネシスは最早、言葉を発する事はなく。押し込むように強く、重たく、セフィロスが望む奥を突くことで応えた。
「ひっ、うっ……あ、っあああ──!!」
セフィロスは唇を震わせて、全身を強張らせる。限界を迎えたそれは自身とジェネシスの腹へ勢い良く精を放ち、汚した。
一方、ジェネシスは果てたセフィロスの急な秘孔の締め上げに遂に理性を手放した。自身が果てるための激しい出し入れの末にセフィロスの胎の中へありったけの精を、愛情を流し込んだ。全てを流し込みきった後もしばらく、栓をするかのように挿入したままにして。
満足したジェネシスがそれを引き抜いた時には、流し込んだ精がごぽごぽとセフィロスの秘孔から溢れ出た。そして引き抜かれたそこはひくついたままで、まるで感涙にむせぶかのような…そんな光景がそこにはあった。
セフィロスは消えゆく意識の中で小さく愛していると囁き、意識を手放した。それは初めて自分から向ける明確で確かな愛情表現だった。
────────────
──ジェネシス。俺の心を開く鍵は、今も昔もおまえが始まりだった。星の支配や復讐、狂気など本当はどうでも良かった。本当に探し求めていたものは別にあった。
ずっと幼い頃から大きな力や名誉ではなく、小さな幸せが……人並みの幸せが本当は欲しかった。そう。ただ、側に。側にいてほしかっただけなんだ。
神羅の首輪に繋がれた虚構の英雄でもなく、囁く狂気の足枷に繋がれた空虚な支配者でもなく。そして哀れな片翼の天使でもなく。モンスターじゃなく、ただ一人の人間として。
どうか側に……いてほしい。ただ、おまえに側にいてほしいだけなんだ。
────────────
窓からは眩しい白い光が差し込んで、その光は朝の訪れを知らせている。二人はベッドの中でお互い向かい合って手を握っていた。二人で同じ一つのベッドを共にするのはこの旅では初めての朝になる。いつもは別々のベッドで睡眠を取っていたので、本当に久々であった。セフィロスはジェネシスの左薬指にある指輪に視線を向ける。
「昨日は暗くてよくわからなかったが、結構傷があるな」
「ああ……自分のはずっと肌身離さず身につけていたからな……。今度磨くよ」
「いや、そのままでいい」
セフィロスはそう言うと優しげに笑い、小さくジェネシスの指輪にキスをする。
「そうか? セフィロスがそう言うなら……そうしよう」
ジェネシスも同じようにしてセフィロスの指輪にキスして、その後に額にもキスを落とす。お互いに視線を合わせて、笑い合う。
「セフィロスの身体が辛くなければ、シャワーを浴びて朝食を取りに行くか?」
「そうだな。行こうか」
ジェネシスの提案にセフィロスはすぐに快諾し、ゆっくりと二人は握った手を離して身体を起こしてベッドから出て浴室に向かおうとする。
その時。ジェネシスは一度離れた手を、セフィロスの手を引くように繋いできた。繋がれた手から伝わる体温が心地良く、離さないでいてくれることがセフィロスにとってとても嬉しかった。セフィロスはふっ……と笑うとジェネシスに手を引かれながら、ゆっくりと歩きだした。
繋がれた手を離さないようにして。もう二度と悲劇が自分たちを引き裂かないようにと、未来へ幸せを願いながら。
(愛しているよ、セフィロス)
(ああ、俺も……俺も愛している、ジェネシス)
健やかなる時も病める時も。喜びの時も悲しみの時も。富める時も貧しい時も。これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、 真心を尽くすことを誓う。死が二人を分かつまで。
一度は失いかけていた愛だった。今度こそは決して失わないように。再び愛を、ここに誓い合う。
End.
「さっきからどうかしたのか?」
ジェネシスは椅子に座るセフィロスの様子を見て、問いを投げかけた。セフィロスは窓際のテーブルの上に左手を乗せ、薬指で銀色に輝く指輪をじっくりと見続けている。目線をそのまま変えずにジェネシスの問いに反応した。
「これは幸せの象徴なんだろう。俺にはこういう物と縁がないと思っていたから……その、まあ……慣れないんだ」
セフィロスのこれまでの人生では人々が当たり前のように手に入れる愛情を本心は追い求め、渇望し、手を伸ばしても掴むことはできなかった。だからこそ、いざ手にしてみると違和感を感じてしまう。ようやく自分にもそれが手に入って嬉しいはずなのに、縁遠過ぎたために慣れない。そしてこれが本当は夢ではないのかともセフィロスは思った。
実感があるような、ないような…… 左薬指の指輪を見ることによって、違和感と幸福感を織り交ぜた何とも不思議な気分にセフィロスは浸れるのだった。その心境を表すようにセフィロスは口元に笑みを浮かべ、目元は憂いを浮かべる。どこか切なげながらも嬉しさをも感じさせる表情にジェネシスは優しく微笑む。
「大丈夫だ……セフィロス。そのうち慣れる」
そう言ってテーブルに寄り掛かると、セフィロスの長い髪に触れ、愛おしそうに見つめた。こうされることでセフィロスは自分のような存在でも愛されて認められて、ここに居ても良いのだと嬉しさを感じた。しかし、それと同時に申し訳なさも感じてしまう。
「ジェネシス、すまない。おまえがこれまで支えてくれてきたのに俺はジェネシスに何もしてやれていないな……」
「なんだ、そんなこと気にしていたのか。別に見返りを求めてやったんじゃない。確かに最初の頃は全く動かないおまえの身の回りの世話は大変だったが…慣れたさ」
「……そうだったのか。あの時は記憶も曖昧だったから覚えていないんだ」
セフィロスは更にジェネシスに申し訳なさを感じた。破壊する力はあっても、何かを与える力は自分には無い。己の空虚さを痛感させられる。
受肉後のセフィロスはジェネシスの言葉通りにどんなに呼びかけても全く動こうとせず、ただの抜け殻だった。全てに絶望しきって生きる気力を失っていたのだ。それがこうして動き、会話をし、感情を持ち、表情を浮かべるようになった。
そして昔なら自身の弱い部分など決して見せなかったセフィロスが、こうも弱さを出せるようになったのはただ本人がその成長を意識していないだけで、大きな変化である。
「いいか、言っておくが俺は少しでもおまえが生きることに希望を持てるようになったのならば、それで十分なんだ」
ハッキリとジェネシスは想いを伝えた。それはまるで「忘れるな」と言わんばかりに。その芯のこもった言葉にセフィロスは顔を上げてジェネシスの顔を見る。ジェネシスの顔は真剣そのもので、言葉と表情にセフィロスの心を射抜く強さが宿っていた。
ジェネシスは顔を上げたセフィロスを少し間、真剣に見つめる。かと思えば先程のように愛おしそうな柔らかい表情に変化させ、言葉を続けた。
「……それに、その指輪をまさか自ら薬指にはめるとは思わなかった。やっと愛しい女神が俺のものになったんだ。嬉しいよ、セフィロス」
「そうか……」
セフィロスはそう言って微笑み、間を置くと、
「……俺もおまえと一緒になれて嬉しい」
ジェネシスから目線を逸らして小さく呟いた。その呟きには優しさを含んでいた。本当に照れてしまったのかセフィロスは黙り込む。
一方、ジェネシスは愛おしさがこみ上げてくるのを感じずにはいられなかった。というのも、長年の付き合いからセフィロスの事は大体知っていた。周囲からは冷たい印象を持たれてはいるが、本当はただ不器用で言葉足らずなだけなことを。だからこそ、セフィロスのその言葉が愛おしかった。
「一つ訂正する。欲しいものがあるんだ、セフィロス」
ジェネシスは椅子に座るセフィロスの足元に跪き、セフィロスの左手に自身の左手を重ねた。視線を逸らすセフィロスを構わず見つめる。セフィロスはハッとしてジェネシスを見た。
「今夜、おまえの全てが欲しい」
その言葉に、視線に、セフィロスは再度心を射抜かれる。セフィロスは突然のジェネシスの言葉に戸惑いを覚え、困惑した表情を浮かべた。
「無理にとは言わない。ただ、やっと夫婦になれたんだ。愛する妻と結ばれたい……そんな夫の我儘に応えてくれないか?」
「…………」
セフィロスは躊躇い、迷う。なんと応えてやればいいのだろうかと。そして夫婦になったのだと改めて実感する。入籍や挙式はしていないので正式ではないが、ジェネシスから愛の言葉を受け入れて、晴れて夫婦になれたのだ。
この指輪は恋人同士が記念に贈り合うようなペアリングとしてではなく、結婚指輪。ジェネシスもそのつもりで渡してきたのだろうし、セフィロスもそのつもりで受け取った。永遠を愛を誓い合ったのだから、そういう意味なのは間違いない。
そうなると今夜は所謂、初夜というものである。セフィロスは指輪といい、初夜といい、こういったことを本来は気にするような性格ではなかったはずだった。それこそ身体の関係はとうに済ませていた関係だったが、真剣な関係になったことで幸福感と羞恥心を意識せざるを得なかった。
少し考えた後にセフィロスはジェネシスの手の上に自身の手を重ねた。合意の言葉の代わりに。遠慮がちに。ジェネシスはその応えに口元を緩ませた。
────────────
(……ジェネシスとこんなことをするのはもう10年振りか?)
セフィロスは意を決して洗面所の扉を開いた。シャワーを浴びる際にこれからの行為を想像してしまい、浅ましくも反応してしまう自分自身のものを見ては後ろめたさを覚えた。10年振りの行為に身体がジェネシスを求めている。そんな欲を隠すようにバスローブを羽織る。扉を開き、寝室に向かうとベッドに腰掛けるジェネシスの姿がセフィロスの目に入った。部屋は薄暗いがほのかに相手の姿を見れるくらいの明るさはあった。
「セフィロス、隣に座ってくれ」
トントンとジェネシスは自身の隣を軽く叩いて招くので、セフィロスはベッドに歩み寄り、ゆっくりとジェネシスの左隣に腰掛ける。セフィロスは床に視線を落としながら、高鳴る鼓動が隣にいるジェネシスに聞こえてしまわないか心配だった。こんなに緊張するのは過去にもない。
(……別に生娘じゃあるまいし、俺は何を緊張しているんだ)
セフィロスは昔のような余裕を持とうとするが、落ち着かない。今夜は中々そうもいかないようだ。ふとジェネシスの左手がセフィロスの右頬を触れてきた。頬に感じる感覚にセフィロスはあることに気がつき、右手でジェネシスの左薬指を探す。探し当てた左薬指にあるのは金属の輪。
その存在を知ったセフィロスは一瞬、緊張よりも別の感情が上回った気がした。それは温かな感情で、嬉しさで、愛おしさで。そして戦うことしか知らない自分には無縁だった慈しむ感情が溢れ出た。
「おまえもしていたんだな、これ」
「ああ……。俺たちの証だからな」
ジェネシスはセフィロスが見やすいように左手をセフィロスの前に移動させる。薄暗さの中でも分かる銀色の同じ指輪を見て、セフィロスはかすかに微笑んだ。
「愛している、セフィロス……」
その言葉を囁くジェネシスにセフィロスは顔を向けると、ゆっくりとジェネシスの顔が近づく。本日二度目となるジェネシスの唇を目を閉じて受け入れた。セフィロスはジェネシスを受け入れるように右手を右隣にいるジェネシスの左手の上に重ねると、そのセフィロスの反応にジェネシスは左手を動かし、指を絡ませる。
それを機に徐々にジェネシスの口づけが深くなり始めた。久々の深い口づけにセフィロスは酔ってしまいそうで、下腹部に熱い切なさを覚える程だった。ジェネシスの舌に愛される自身の口腔内。これから結ばれることを強く意識させる。
お互い倒れ込むようにしてベッドの白いシーツの上に沈み、求め合うようにお互いの舌を絡ませて愛を確かめ合い始める。
ジェネシスは不意にセフィロスの口腔内から舌をゆっくりと離し、唇も離した。セフィロスは唇が離れた途端にまた求め合いたくなり、名残惜しそうに小さく顔を上げる。その様子を察知したジェネシスは再度唇を重ねた。それは一度目のように徐々に深い口づけになるのではなく、最初から激しく求め合うもので。この10年程の期間で繋がれなかった分を取り戻すかのように深く求め合った。
やっとお互い唇を離すとセフィロスは悩ましげに溜息をつく。ジェネシスはその淫靡な溜息にそそられたのか息を呑み、腰掛けて倒れた位置からベッドの中央に目線を送り、セフィロスを誘導する。その誘導にセフィロスは無言でベッドに上がり込み、中央にゆっくり倒れると……ジェネシスが上に乗ってきた。
セフィロスは上から自分を見下ろすジェネシスを見て、これからが始まりなのだと思った。ドクンと心臓が高鳴る。
ジェネシスは呼吸によってゆっくりと上下しているセフィロスの胸の飾りの片方に指で触れてみる。その触れた瞬間にすぐ小さく声が上がってきた。抑えながらもしっかりと感じている声だった。
「っ……」
指先で上下に優しく擦ると、セフィロスは目を閉じて身体をかすかに震わせる。もう片方の寂しそうにしている飾りをジェネシスは舌で転がして構い始めた。するとセフィロスの震えは増し、溜息も大きくなる。セフィロスは下半身に熱さが増すのを感じ取った。
「ここ、相変わらず好きなんだな」
ジェネシスはそう言うと片方の飾りは吸い上げ、もう片方の飾りはクリクリと円を描くように弄った。ピクピクと身体を震わせるセフィロスを見れば言葉を聞かずとも感じているのは明白である。もう既に胸の飾りは更なる刺激を求めてぴんと勃ち上がり、紛れもなくジェネシスを誘っていた。
「っ……はあ……あ……」
久しぶりに自身から甘い声が漏れることに恥じらいを覚えながらも、セフィロスは痺れる甘さを享受していた。ジェネシスの一つ一つの動きが敏感にセフィロスに伝わり、それはすぐに甘い痺れに変わる。
ジェネシスはセフィロスの肌蹴たローブの紐を外して脱がせ、ジェネシス自身もローブを脱ぎ去ってお互いに何も身につけていない状態になる。臨戦態勢といったところか。ジェネシスがセフィロスの昂ぶるものに触れるとセフィロスのそれは期待していたかのように更に固く、熱くなる。
「……っ、ぅあ…………」
「気持ち良いんだな。固くさせて、先から涙を流す程には」
セフィロスの先端は先走りの汁がタラタラと分泌されて光っていた。軽く扱いてやれば小さくセフィロスは太腿を痙攣させて悦んだ。ジェネシスは先程まで指で弄っていた飾りを今度は舌で悦ばせることにし、同時にセフィロスのものに刺激を与える。
「はぁ……あ、ああ…………」
目を閉じて快楽の波に飲まれるセフィロスの表情は目を閉じていても蕩けていた。蕩けている何よりの証拠として、胸の飾りもセフィロスのそれも大きく勃ち上がっていることが事実を示している。
「……く、っ……あぁ…………」
勃ち上がった胸の飾りはセフィロスに強い快感を脳に送り、更に下半身から来る快感も合わさっていく。久々の強い快感にセフィロスは簡単に達してしまいそうになる。我慢するが、脳の制御が効かない。
「あっ! ……はあっ…………!」
「早速イきそうか? なら、一度出して楽になれセフィロス」
ジェネシスは胸の飾りを吸い上げ、扱く手を早めると更に強まる快楽にセフィロスは押し流されていた。
「っ、ああっ……! ま、待て……! っ、まだイきたく……ない!」
セフィロスの制止の声は聞かず、更なる悦びをジェネシスは与え続ける。段々と嬌声が大きくなるセフィロスにジェネシスは口角を思わず上げた。
「はあっ……あっ、イくっ……イ、くっ!! うあ……!!」
ジェネシスの掌でセフィロスは迫りくる快感に負けて早速、白濁した精を吐き出した。
受肉した身体でも過去に教え込んだことは残っており、感度は良好。ジェネシスは嬉しそうにして、快感に溺れて蕩けたセフィロスの額にキスをする。そしてセフィロスの精にまみれた手をセフィロスに見せ、
「久々だから濃いな」
掌を舐めて精の味を確かめるのだった。
思えばセフィロスからしたら今回のこの行為は久々も何も、受肉して実質初めての行為である。しかし、身体が過去の記憶を持っているせいで快感を容易に受け入れてしまう。戦いの中で息を切らすことがなかったセフィロスだったが、今はジェネシスとの行為で呼吸が乱れてしまう。
ジェネシスは呼吸が乱れるセフィロスの唇を構わず塞ぎ、舌を入れてまさぐった。セフィロスは快感に痺れる頭を動かし、懸命に受け入れて同じく求めるがふと唇を離す。
「……ジェネシス、流石に苦いぞ」
「はは、なんせおまえの精液を少し舐めたからな。どうだ? 自分の味は」
「美味い訳ないだろう」
セフィロスが少し呆れて言い放ち、そして互いに顔を見合わせて笑った。こうやって馬鹿なことでも笑い合えるところまでやっと戻れたと二人は実感した。
「まだ夜は長い。これからだ」
ジェネシスはそう言うと、短くセフィロスの唇にキスをするとリップ音を立てて、首の中心から胸へ。胸を通り過ぎて腹へ。そして、方向を分かれて右太腿にキスをする。太腿の間にはこの先の刺激を期待するそれがあった。それはジェネシスに再び愛されたいと刺激を待ちわびており、芯を持ち始めていた。
「おい、そんなに見るな……」
「それは無理な相談だ。可愛い女神にはもっと良いことをして悦ばせてやらないと……」
ジェネシスは言葉と裏腹に期待するセフィロスのそれをリップ音を立ててキスした。セフィロスのそれは悦びからまた芯をどんどんと固くする。ジェネシスはセフィロスの期待に応えてやろうと先端にも音を立ててキスをし、根元を目指して口にそれを含んだ。
ジェネシスの口の中で愛されることを望むそれは奥底でまた精を溜め始める。裏筋を少し舐めてやるだけでセフィロスは太腿と腰を震わせて悦んでいた。ふと裏筋を舐める動きを止めて一度口を引き離すと、セフィロスに急な物足りなさが襲ってくる。その物足りなさを埋めたいと身体が叫んでいた。
「……ジェネ……シス……」
セフィロスは口では言えない「やめないで」の言葉の代わりに腰を動かして誘い始め、物欲しそうな目で、それはもう強請るように求める姿をジェネシスに見せる。当然、そんなことはセフィロスは無意識なのだろうが。不器用で言葉足らずなセフィロス。そんなところが今はジェネシスを煽る材料にしかならない。
「妻の頼みとならば、しっかり応えてやるのが夫の役目だ。が、セフィロス。そんな強請り方どこでそんなこと覚えてきた?」
「別に俺は普通に……っあ……」
セフィロスの言葉を最後まで聞かずにジェネシスはセフィロスのものを口に含み、弱く敏感な裏筋を舐め上げる。徐々に舐めあげるスピードを早くすると、同じようにセフィロスの嬌声も大きくなっていく。
「あっ、あああ……!! んっ……っ」
咥えたものを口全体で愛してやると、ジェネシスはセフィロスがまた精を放とうとしているのがわかった。奥底で溜め込んでいた精が上がり、びくびくと脈打ち始めているからだ。そのことはセフィロス本人も感じていた。
ジェネシスはセフィロスが達する手前で口を離し、すかさず手で絶頂まで導き始める。手の握りを強めに、そして上下に速く擦るとセフィロスの限界がもうそこまで見えていた。
「……はっ、あ……ああっ……!!! あっ!!!」
どろりとセフィロスの精液が再びジェネシスの掌を汚す。精を吐き出すのに震えるセフィロスのそれは次第に固さを失い、2回目の絶頂で頭が上手く回らずに蕩けるような感覚でいた。
「セフィロス、慣らすから脚を開いてくれ」
ジェネシスの言葉にただ従い、脚を曲げて曝け出す。するとジェネシスの指で秘孔の入り口をセフィロス自身の精液で湿らされていく。少しずつ中指が侵入してくるのがわかると蕩けていたセフィロスの意識は鮮明になり、異物感が迫るのを感じた。
「ぐっ……う……」
「大丈夫だ、昔のことを思い出せばいい……ここをしっかり慣らして、また気持ち良くさせるから」
ジェネシスの中指はセフィロスの中も精液で湿らせて滑りをよくする。セフィロスが感じる違和感を取り除くように中で指を馴染ませ、そして前立腺を撫でる。するとセフィロスは身体の奥から熱さと切なさを感じ、その刺激に開いた脚の間で再度それが昂ぶり始めた。撫でるような弱さから、擦るように強さを変えてそこを刺激する。
「……ああっ……う……! あっ、ん!」
前立腺を刺激される感覚にセフィロスは堪らなくなって声を抑える気力が段々と薄れていた。薬指をもう一本追加され、セフィロスは新たな異物感を感じながらも前立腺の刺激に身を震わせた。
快感から思わず発してしまう自身の女のような声に恥ずかしさを覚えていたが、その同時にそんな声が出せる自分自身に追い詰められるような興奮を覚え始めていた。
(昔の俺は……こんなに感じて、ジェネシスにこんな声を聞かせていた……のか……?)
そんな疑問は次に人差し指が挿入される感覚ですぐに消し飛ぶ。それよりももっと欲しい、ジェネシスのものを早く受け入れたいという思考に占領された。三本の指がすっと引き抜かれ、セフィロスはその引き抜かれる感覚でも小さく喘ぐ。もう準備は整い、あとはジェネシスのそれを待つだけだ。
ジェネシスは自身の昂ぶるそれを片手で握る。男同士で見ても気にすることもないそれが今や大きく昂り、血管を浮き出して赤黒く姿を変えている。そんなものが自身の視界に入れば話は違ってくるとセフィロスは思った。まじまじと見て興奮している自分がおり、秘孔が「早く」と急かすようにひくつく。そこは今か今かとジェネシスの雄の部分を受け入れたがっている。
「セフィロス……もう、いいか?」
「ジェネシス……」
セフィロスはジェネシスを求めて名を呟く。ずっと前にジェネシスとは結ばれていたはずなのに、心の奥底で感極まりそうになった。セフィロスにはこれが婚礼の儀であるかのように思えた。本当に柄ではない。こんなことを思うのはきっとジェネシスに感化されているからだと思うことにした。
セフィロスはジェネシスの目を見て、繋がろうとする前に自身の胸中を告白しようと決意した。もう一度、名を呼ぶ。
「ジェネシス……」
ジェネシスはセフィロスが何かを伝えたがっていることを察して、無言でセフィロスの次の言葉を待った。
「……頼む。ずっと側に……いてくれ」
いつか来る別れの日まで、ずっと。もう誰にも置き去りにされないように。
セフィロスからの言葉に応じるようにしてジェネシスはセフィロスの秘孔に挿入した。セフィロスは久々に貫かれる感覚を耐えながら、ジェネシスの背に手を回す。手と下半身から伝わる肌の感覚が恋人だった昔の懐かさを呼び起こす。
「セフィロス……痛くないか?」
「……ああ……気に、するな」
先程とは比べ物にならない異物感に苦しさを覚えながらもしっかりとジェネシスを受け入れようと気を張る。瞳を閉じて自身の胎に納まるジェネシスの存在を感じ、熱さを感じた。ジェネシスはセフィロスが落ち着き、慣れるまで動かずに待っていてくれている。
「久々過ぎて、まるで昔初めて俺とした時みたいだな……」
「あの時の方が……大変だったぞ」
「今回はそう思わせないよう、優しく抱かなくては……な」
ジェネシスは再度セフィロスのものに触れる。今日だけでも何度も触れられているというのにジェネシスが触れる度にぴくんとセフィロスは反応する。胎にいるジェネシスを受け入れている秘孔がより熱くなり、また少しずつ異物感が薄れていく。
「あつ……い……」
「何処がだ?」
ジェネシスは意地悪そうな笑みを薄く浮かべて挑発してくる。その言葉とは反対に行為は優しい。セフィロスは言葉ではなく、視線を下にやる事で返事をした。元々語るのは得意ではないセフィロスなりの反応である。
「セフィロス、少しだけ左手を見せてくれ」
意地悪そうな笑みから優しい微笑みに変わるジェネシス。ジェネシスのそんな願いにセフィロスは滑らせるように左手をジェネシスの背から自身の鎖骨辺りまで下ろした。
するとその瞬間、セフィロスは自身の胎の中で何故かジェネシスのそれが大きくなり、より固くなっていくのを感じた。ジェネシスは徐々にセフィロスの中で緩く動き始める。その動きとともにセフィロスは自身の下腹部の熱さがより増していくのを感じ取り、吐息を漏らした。
「はあっ、あ……ア……っ」
「セフィロス…その指輪、本当に似合っている……。今この瞬間に俺は愛する妻を抱いているのだと思うと……」
ゆっくりとした動きでジェネシスはセフィロスの胎の中を慣らすように、甘やかすようにしてから次に前立腺を刺激してよりセフィロスの胎を愛した。セフィロスはジェネシスに前も後ろも刺激されて頭がちかちかとして、快楽に沈む。
「……っ!! ぁあ……!!」
「あまり俺を煽らないでくれ……こっちの余裕も無くなる……!」
セフィロスは快楽に沈み、溺れてしまわないようにジェネシスの背に再度手を回す。そしてジェネシスの雄を完全に受け入れ、離さないように脚を絡めさせて刺激を強請る。ジェネシスの愛情を求めて、離さないように。
「セフィロス……中がキツくて、熱くて……良い具合だ……」
「──ッ! 言う……な……!」
ジェネシスはセフィロスの前を弄る手を離すと、両手でセフィロスの腰をガッチリと掴んだ。お互いの表情には余裕は消え去り、じんわりと汗がにじむ。
「セフィロス……!」
静かな夜に響くのは、結合部から惜しげもなく漏れる水音、そしてお互いの吐息。ゆっくりとした動きは気付けば激しい突きに変わり、お互いの肌がぶつかり合う音も加わる。
「っ、ああ!! クッ、っう──あァッ! あっ……!! ジェネッ……シスッ!!」
セフィロスは瞳を閉じ、しがみつく力を強くする。長い睫毛に薄く涙を湿らせて。その間にもジェネシスは溜めに溜めた精を一滴残さずセフィロスの中に流し込もうと本気で追い込んでくる。
「ジェネシスッ……!! も、う……!! む、り……だ……っ!」
「我慢しなくていいセフィロス……!」
奥を突き当てられ、セフィロスはその衝撃から精嚢が刺激されて頭が真っ白になりそうになる。一瞬の間にまた奥を突き当てられ、またそれを繰り返す。
「──ッアァアア!!」
繰り返される突きに追い込まれていく。その突き当てられるまでの一瞬の間すらもセフィロスには惜しかった。奥に当てられることを望んで羞恥心も全てかなぐり捨てて、自らジェネシスのそれを腰を動かして求める。
「ジェネシス……ッ! お…奥!! あっ、あああ!! 奥、欲し………ッ!!」
ジェネシスは最早、言葉を発する事はなく。押し込むように強く、重たく、セフィロスが望む奥を突くことで応えた。
「ひっ、うっ……あ、っあああ──!!」
セフィロスは唇を震わせて、全身を強張らせる。限界を迎えたそれは自身とジェネシスの腹へ勢い良く精を放ち、汚した。
一方、ジェネシスは果てたセフィロスの急な秘孔の締め上げに遂に理性を手放した。自身が果てるための激しい出し入れの末にセフィロスの胎の中へありったけの精を、愛情を流し込んだ。全てを流し込みきった後もしばらく、栓をするかのように挿入したままにして。
満足したジェネシスがそれを引き抜いた時には、流し込んだ精がごぽごぽとセフィロスの秘孔から溢れ出た。そして引き抜かれたそこはひくついたままで、まるで感涙にむせぶかのような…そんな光景がそこにはあった。
セフィロスは消えゆく意識の中で小さく愛していると囁き、意識を手放した。それは初めて自分から向ける明確で確かな愛情表現だった。
────────────
──ジェネシス。俺の心を開く鍵は、今も昔もおまえが始まりだった。星の支配や復讐、狂気など本当はどうでも良かった。本当に探し求めていたものは別にあった。
ずっと幼い頃から大きな力や名誉ではなく、小さな幸せが……人並みの幸せが本当は欲しかった。そう。ただ、側に。側にいてほしかっただけなんだ。
神羅の首輪に繋がれた虚構の英雄でもなく、囁く狂気の足枷に繋がれた空虚な支配者でもなく。そして哀れな片翼の天使でもなく。モンスターじゃなく、ただ一人の人間として。
どうか側に……いてほしい。ただ、おまえに側にいてほしいだけなんだ。
────────────
窓からは眩しい白い光が差し込んで、その光は朝の訪れを知らせている。二人はベッドの中でお互い向かい合って手を握っていた。二人で同じ一つのベッドを共にするのはこの旅では初めての朝になる。いつもは別々のベッドで睡眠を取っていたので、本当に久々であった。セフィロスはジェネシスの左薬指にある指輪に視線を向ける。
「昨日は暗くてよくわからなかったが、結構傷があるな」
「ああ……自分のはずっと肌身離さず身につけていたからな……。今度磨くよ」
「いや、そのままでいい」
セフィロスはそう言うと優しげに笑い、小さくジェネシスの指輪にキスをする。
「そうか? セフィロスがそう言うなら……そうしよう」
ジェネシスも同じようにしてセフィロスの指輪にキスして、その後に額にもキスを落とす。お互いに視線を合わせて、笑い合う。
「セフィロスの身体が辛くなければ、シャワーを浴びて朝食を取りに行くか?」
「そうだな。行こうか」
ジェネシスの提案にセフィロスはすぐに快諾し、ゆっくりと二人は握った手を離して身体を起こしてベッドから出て浴室に向かおうとする。
その時。ジェネシスは一度離れた手を、セフィロスの手を引くように繋いできた。繋がれた手から伝わる体温が心地良く、離さないでいてくれることがセフィロスにとってとても嬉しかった。セフィロスはふっ……と笑うとジェネシスに手を引かれながら、ゆっくりと歩きだした。
繋がれた手を離さないようにして。もう二度と悲劇が自分たちを引き裂かないようにと、未来へ幸せを願いながら。
(愛しているよ、セフィロス)
(ああ、俺も……俺も愛している、ジェネシス)
健やかなる時も病める時も。喜びの時も悲しみの時も。富める時も貧しい時も。これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、 真心を尽くすことを誓う。死が二人を分かつまで。
一度は失いかけていた愛だった。今度こそは決して失わないように。再び愛を、ここに誓い合う。
End.
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【R18/ジェネセフィ】再び愛を・後編
FF7 ジェネセフィ ジェネシス×セフィロス ジェネシス・ラプソードス セフィロス 二次創作 非公式 R18◆あらすじ◆
人間として受肉し、不死の体になったセフィロス。ジェネシスと共に歩む道を選び、プロポーズを受け入れた。夜、ジェネシスから求められて──?
※※※当作品は原作にはない恋愛関係(BL)を描写した非公式な二次創作です。苦手な方・ご理解のない方は閲覧をおやめください※※※
◆雰囲気◆
幸福 甘
◆メモ◆
DC後軸でパートナー同士になったジェネセフィの初夜の話です。終始することしかしていません。前編を読んでいただくとより感情移入出来る……かな? 一応読んでいなくても読めます。
今回はジェネセフィ的セの救いの話ということで結婚でした。ジェネシスと結婚したらジェネシスのファミリーネームになれるわけですよね。ファミリーネームがないセフィロスだからこそ、よりグッときます。
◆感想頂けると嬉しいです!◆
匿名・アンケート形式で手軽に送れます。任意で自由記入できます。(Googleフォーム)
https://forms.gle/AFxXquVVHSUwTQfLA
◆WEB初出◆
2020年3月21日
【R18/ジェネセフィ】再び愛を・後編
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外はすっかり濃紺に変わり、静かな夜が訪れている。人や動物が暗くなれば住処に帰るようにジェネシスとセフィロスもまた、休息を取るために宿を取っていた。
「さっきからどうかしたのか?」
ジェネシスは椅子に座るセフィロスの様子を見て、問いを投げかけた。セフィロスは窓際のテーブルの上に左手を乗せ、薬指で銀色に輝く指輪をじっくりと見続けている。目線をそのまま変えずにジェネシスの問いに反応した。
「これは幸せの象徴なんだろう。俺にはこういう物と縁がないと思っていたから……その、まあ……慣れないんだ」
セフィロスのこれまでの人生では人々が当たり前のように手に入れる愛情を本心は追い求め、渇望し、手を伸ばしても掴むことはできなかった。だからこそ、いざ手にしてみると違和感を感じてしまう。ようやく自分にもそれが手に入って嬉しいはずなのに、縁遠過ぎたために慣れない。そしてこれが本当は夢ではないのかともセフィロスは思った。
実感があるような、ないような…… 左薬指の指輪を見ることによって、違和感と幸福感を織り交ぜた何とも不思議な気分にセフィロスは浸れるのだった。その心境を表すようにセフィロスは口元に笑みを浮かべ、目元は憂いを浮かべる。どこか切なげながらも嬉しさをも感じさせる表情にジェネシスは優しく微笑む。
「大丈夫だ……セフィロス。そのうち慣れる」
そう言ってテーブルに寄り掛かると、セフィロスの長い髪に触れ、愛おしそうに見つめた。こうされることでセフィロスは自分のような存在でも愛されて認められて、ここに居ても良いのだと嬉しさを感じた。しかし、それと同時に申し訳なさも感じてしまう。
「ジェネシス、すまない。おまえがこれまで支えてくれてきたのに俺はジェネシスに何もしてやれていないな……」
「なんだ、そんなこと気にしていたのか。別に見返りを求めてやったんじゃない。確かに最初の頃は全く動かないおまえの身の回りの世話は大変だったが…慣れたさ」
「……そうだったのか。あの時は記憶も曖昧だったから覚えていないんだ」
セフィロスは更にジェネシスに申し訳なさを感じた。破壊する力はあっても、何かを与える力は自分には無い。己の空虚さを痛感させられる。
受肉後のセフィロスはジェネシスの言葉通りにどんなに呼びかけても全く動こうとせず、ただの抜け殻だった。全てに絶望しきって生きる気力を失っていたのだ。それがこうして動き、会話をし、感情を持ち、表情を浮かべるようになった。
そして昔なら自身の弱い部分など決して見せなかったセフィロスが、こうも弱さを出せるようになったのはただ本人がその成長を意識していないだけで、大きな変化である。
「いいか、言っておくが俺は少しでもおまえが生きることに希望を持てるようになったのならば、それで十分なんだ」
ハッキリとジェネシスは想いを伝えた。それはまるで「忘れるな」と言わんばかりに。その芯のこもった言葉にセフィロスは顔を上げてジェネシスの顔を見る。ジェネシスの顔は真剣そのもので、言葉と表情にセフィロスの心を射抜く強さが宿っていた。
ジェネシスは顔を上げたセフィロスを少し間、真剣に見つめる。かと思えば先程のように愛おしそうな柔らかい表情に変化させ、言葉を続けた。
「……それに、その指輪をまさか自ら薬指にはめるとは思わなかった。やっと愛しい女神が俺のものになったんだ。嬉しいよ、セフィロス」
「そうか……」
セフィロスはそう言って微笑み、間を置くと、
「……俺もおまえと一緒になれて嬉しい」
ジェネシスから目線を逸らして小さく呟いた。その呟きには優しさを含んでいた。本当に照れてしまったのかセフィロスは黙り込む。
一方、ジェネシスは愛おしさがこみ上げてくるのを感じずにはいられなかった。というのも、長年の付き合いからセフィロスの事は大体知っていた。周囲からは冷たい印象を持たれてはいるが、本当はただ不器用で言葉足らずなだけなことを。だからこそ、セフィロスのその言葉が愛おしかった。
「一つ訂正する。欲しいものがあるんだ、セフィロス」
ジェネシスは椅子に座るセフィロスの足元に跪き、セフィロスの左手に自身の左手を重ねた。視線を逸らすセフィロスを構わず見つめる。セフィロスはハッとしてジェネシスを見た。
「今夜、おまえの全てが欲しい」
その言葉に、視線に、セフィロスは再度心を射抜かれる。セフィロスは突然のジェネシスの言葉に戸惑いを覚え、困惑した表情を浮かべた。
「無理にとは言わない。ただ、やっと夫婦になれたんだ。愛する妻と結ばれたい……そんな夫の我儘に応えてくれないか?」
「…………」
セフィロスは躊躇い、迷う。なんと応えてやればいいのだろうかと。そして夫婦になったのだと改めて実感する。入籍や挙式はしていないので正式ではないが、ジェネシスから愛の言葉を受け入れて、晴れて夫婦になれたのだ。
この指輪は恋人同士が記念に贈り合うようなペアリングとしてではなく、結婚指輪。ジェネシスもそのつもりで渡してきたのだろうし、セフィロスもそのつもりで受け取った。永遠を愛を誓い合ったのだから、そういう意味なのは間違いない。
そうなると今夜は所謂、初夜というものである。セフィロスは指輪といい、初夜といい、こういったことを本来は気にするような性格ではなかったはずだった。それこそ身体の関係はとうに済ませていた関係だったが、真剣な関係になったことで幸福感と羞恥心を意識せざるを得なかった。
少し考えた後にセフィロスはジェネシスの手の上に自身の手を重ねた。合意の言葉の代わりに。遠慮がちに。ジェネシスはその応えに口元を緩ませた。
────────────
(……ジェネシスとこんなことをするのはもう10年振りか?)
セフィロスは意を決して洗面所の扉を開いた。シャワーを浴びる際にこれからの行為を想像してしまい、浅ましくも反応してしまう自分自身のものを見ては後ろめたさを覚えた。10年振りの行為に身体がジェネシスを求めている。そんな欲を隠すようにバスローブを羽織る。扉を開き、寝室に向かうとベッドに腰掛けるジェネシスの姿がセフィロスの目に入った。部屋は薄暗いがほのかに相手の姿を見れるくらいの明るさはあった。
「セフィロス、隣に座ってくれ」
トントンとジェネシスは自身の隣を軽く叩いて招くので、セフィロスはベッドに歩み寄り、ゆっくりとジェネシスの左隣に腰掛ける。セフィロスは床に視線を落としながら、高鳴る鼓動が隣にいるジェネシスに聞こえてしまわないか心配だった。こんなに緊張するのは過去にもない。
(……別に生娘じゃあるまいし、俺は何を緊張しているんだ)
セフィロスは昔のような余裕を持とうとするが、落ち着かない。今夜は中々そうもいかないようだ。ふとジェネシスの左手がセフィロスの右頬を触れてきた。頬に感じる感覚にセフィロスはあることに気がつき、右手でジェネシスの左薬指を探す。探し当てた左薬指にあるのは金属の輪。
その存在を知ったセフィロスは一瞬、緊張よりも別の感情が上回った気がした。それは温かな感情で、嬉しさで、愛おしさで。そして戦うことしか知らない自分には無縁だった慈しむ感情が溢れ出た。
「おまえもしていたんだな、これ」
「ああ……。俺たちの証だからな」
ジェネシスはセフィロスが見やすいように左手をセフィロスの前に移動させる。薄暗さの中でも分かる銀色の同じ指輪を見て、セフィロスはかすかに微笑んだ。
「愛している、セフィロス……」
その言葉を囁くジェネシスにセフィロスは顔を向けると、ゆっくりとジェネシスの顔が近づく。本日二度目となるジェネシスの唇を目を閉じて受け入れた。セフィロスはジェネシスを受け入れるように右手を右隣にいるジェネシスの左手の上に重ねると、そのセフィロスの反応にジェネシスは左手を動かし、指を絡ませる。
それを機に徐々にジェネシスの口づけが深くなり始めた。久々の深い口づけにセフィロスは酔ってしまいそうで、下腹部に熱い切なさを覚える程だった。ジェネシスの舌に愛される自身の口腔内。これから結ばれることを強く意識させる。
お互い倒れ込むようにしてベッドの白いシーツの上に沈み、求め合うようにお互いの舌を絡ませて愛を確かめ合い始める。
ジェネシスは不意にセフィロスの口腔内から舌をゆっくりと離し、唇も離した。セフィロスは唇が離れた途端にまた求め合いたくなり、名残惜しそうに小さく顔を上げる。その様子を察知したジェネシスは再度唇を重ねた。それは一度目のように徐々に深い口づけになるのではなく、最初から激しく求め合うもので。この10年程の期間で繋がれなかった分を取り戻すかのように深く求め合った。
やっとお互い唇を離すとセフィロスは悩ましげに溜息をつく。ジェネシスはその淫靡な溜息にそそられたのか息を呑み、腰掛けて倒れた位置からベッドの中央に目線を送り、セフィロスを誘導する。その誘導にセフィロスは無言でベッドに上がり込み、中央にゆっくり倒れると……ジェネシスが上に乗ってきた。
セフィロスは上から自分を見下ろすジェネシスを見て、これからが始まりなのだと思った。ドクンと心臓が高鳴る。
ジェネシスは呼吸によってゆっくりと上下しているセフィロスの胸の飾りの片方に指で触れてみる。その触れた瞬間にすぐ小さく声が上がってきた。抑えながらもしっかりと感じている声だった。
「っ……」
指先で上下に優しく擦ると、セフィロスは目を閉じて身体をかすかに震わせる。もう片方の寂しそうにしている飾りをジェネシスは舌で転がして構い始めた。するとセフィロスの震えは増し、溜息も大きくなる。セフィロスは下半身に熱さが増すのを感じ取った。
「ここ、相変わらず好きなんだな」
ジェネシスはそう言うと片方の飾りは吸い上げ、もう片方の飾りはクリクリと円を描くように弄った。ピクピクと身体を震わせるセフィロスを見れば言葉を聞かずとも感じているのは明白である。もう既に胸の飾りは更なる刺激を求めてぴんと勃ち上がり、紛れもなくジェネシスを誘っていた。
「っ……はあ……あ……」
久しぶりに自身から甘い声が漏れることに恥じらいを覚えながらも、セフィロスは痺れる甘さを享受していた。ジェネシスの一つ一つの動きが敏感にセフィロスに伝わり、それはすぐに甘い痺れに変わる。
ジェネシスはセフィロスの肌蹴たローブの紐を外して脱がせ、ジェネシス自身もローブを脱ぎ去ってお互いに何も身につけていない状態になる。臨戦態勢といったところか。ジェネシスがセフィロスの昂ぶるものに触れるとセフィロスのそれは期待していたかのように更に固く、熱くなる。
「……っ、ぅあ…………」
「気持ち良いんだな。固くさせて、先から涙を流す程には」
セフィロスの先端は先走りの汁がタラタラと分泌されて光っていた。軽く扱いてやれば小さくセフィロスは太腿を痙攣させて悦んだ。ジェネシスは先程まで指で弄っていた飾りを今度は舌で悦ばせることにし、同時にセフィロスのものに刺激を与える。
「はぁ……あ、ああ…………」
目を閉じて快楽の波に飲まれるセフィロスの表情は目を閉じていても蕩けていた。蕩けている何よりの証拠として、胸の飾りもセフィロスのそれも大きく勃ち上がっていることが事実を示している。
「……く、っ……あぁ…………」
勃ち上がった胸の飾りはセフィロスに強い快感を脳に送り、更に下半身から来る快感も合わさっていく。久々の強い快感にセフィロスは簡単に達してしまいそうになる。我慢するが、脳の制御が効かない。
「あっ! ……はあっ…………!」
「早速イきそうか? なら、一度出して楽になれセフィロス」
ジェネシスは胸の飾りを吸い上げ、扱く手を早めると更に強まる快楽にセフィロスは押し流されていた。
「っ、ああっ……! ま、待て……! っ、まだイきたく……ない!」
セフィロスの制止の声は聞かず、更なる悦びをジェネシスは与え続ける。段々と嬌声が大きくなるセフィロスにジェネシスは口角を思わず上げた。
「はあっ……あっ、イくっ……イ、くっ!! うあ……!!」
ジェネシスの掌でセフィロスは迫りくる快感に負けて早速、白濁した精を吐き出した。
受肉した身体でも過去に教え込んだことは残っており、感度は良好。ジェネシスは嬉しそうにして、快感に溺れて蕩けたセフィロスの額にキスをする。そしてセフィロスの精にまみれた手をセフィロスに見せ、
「久々だから濃いな」
掌を舐めて精の味を確かめるのだった。
思えばセフィロスからしたら今回のこの行為は久々も何も、受肉して実質初めての行為である。しかし、身体が過去の記憶を持っているせいで快感を容易に受け入れてしまう。戦いの中で息を切らすことがなかったセフィロスだったが、今はジェネシスとの行為で呼吸が乱れてしまう。
ジェネシスは呼吸が乱れるセフィロスの唇を構わず塞ぎ、舌を入れてまさぐった。セフィロスは快感に痺れる頭を動かし、懸命に受け入れて同じく求めるがふと唇を離す。
「……ジェネシス、流石に苦いぞ」
「はは、なんせおまえの精液を少し舐めたからな。どうだ? 自分の味は」
「美味い訳ないだろう」
セフィロスが少し呆れて言い放ち、そして互いに顔を見合わせて笑った。こうやって馬鹿なことでも笑い合えるところまでやっと戻れたと二人は実感した。
「まだ夜は長い。これからだ」
ジェネシスはそう言うと、短くセフィロスの唇にキスをするとリップ音を立てて、首の中心から胸へ。胸を通り過ぎて腹へ。そして、方向を分かれて右太腿にキスをする。太腿の間にはこの先の刺激を期待するそれがあった。それはジェネシスに再び愛されたいと刺激を待ちわびており、芯を持ち始めていた。
「おい、そんなに見るな……」
「それは無理な相談だ。可愛い女神にはもっと良いことをして悦ばせてやらないと……」
ジェネシスは言葉と裏腹に期待するセフィロスのそれをリップ音を立ててキスした。セフィロスのそれは悦びからまた芯をどんどんと固くする。ジェネシスはセフィロスの期待に応えてやろうと先端にも音を立ててキスをし、根元を目指して口にそれを含んだ。
ジェネシスの口の中で愛されることを望むそれは奥底でまた精を溜め始める。裏筋を少し舐めてやるだけでセフィロスは太腿と腰を震わせて悦んでいた。ふと裏筋を舐める動きを止めて一度口を引き離すと、セフィロスに急な物足りなさが襲ってくる。その物足りなさを埋めたいと身体が叫んでいた。
「……ジェネ……シス……」
セフィロスは口では言えない「やめないで」の言葉の代わりに腰を動かして誘い始め、物欲しそうな目で、それはもう強請るように求める姿をジェネシスに見せる。当然、そんなことはセフィロスは無意識なのだろうが。不器用で言葉足らずなセフィロス。そんなところが今はジェネシスを煽る材料にしかならない。
「妻の頼みとならば、しっかり応えてやるのが夫の役目だ。が、セフィロス。そんな強請り方どこでそんなこと覚えてきた?」
「別に俺は普通に……っあ……」
セフィロスの言葉を最後まで聞かずにジェネシスはセフィロスのものを口に含み、弱く敏感な裏筋を舐め上げる。徐々に舐めあげるスピードを早くすると、同じようにセフィロスの嬌声も大きくなっていく。
「あっ、あああ……!! んっ……っ」
咥えたものを口全体で愛してやると、ジェネシスはセフィロスがまた精を放とうとしているのがわかった。奥底で溜め込んでいた精が上がり、びくびくと脈打ち始めているからだ。そのことはセフィロス本人も感じていた。
ジェネシスはセフィロスが達する手前で口を離し、すかさず手で絶頂まで導き始める。手の握りを強めに、そして上下に速く擦るとセフィロスの限界がもうそこまで見えていた。
「……はっ、あ……ああっ……!!! あっ!!!」
どろりとセフィロスの精液が再びジェネシスの掌を汚す。精を吐き出すのに震えるセフィロスのそれは次第に固さを失い、2回目の絶頂で頭が上手く回らずに蕩けるような感覚でいた。
「セフィロス、慣らすから脚を開いてくれ」
ジェネシスの言葉にただ従い、脚を曲げて曝け出す。するとジェネシスの指で秘孔の入り口をセフィロス自身の精液で湿らされていく。少しずつ中指が侵入してくるのがわかると蕩けていたセフィロスの意識は鮮明になり、異物感が迫るのを感じた。
「ぐっ……う……」
「大丈夫だ、昔のことを思い出せばいい……ここをしっかり慣らして、また気持ち良くさせるから」
ジェネシスの中指はセフィロスの中も精液で湿らせて滑りをよくする。セフィロスが感じる違和感を取り除くように中で指を馴染ませ、そして前立腺を撫でる。するとセフィロスは身体の奥から熱さと切なさを感じ、その刺激に開いた脚の間で再度それが昂ぶり始めた。撫でるような弱さから、擦るように強さを変えてそこを刺激する。
「……ああっ……う……! あっ、ん!」
前立腺を刺激される感覚にセフィロスは堪らなくなって声を抑える気力が段々と薄れていた。薬指をもう一本追加され、セフィロスは新たな異物感を感じながらも前立腺の刺激に身を震わせた。
快感から思わず発してしまう自身の女のような声に恥ずかしさを覚えていたが、その同時にそんな声が出せる自分自身に追い詰められるような興奮を覚え始めていた。
(昔の俺は……こんなに感じて、ジェネシスにこんな声を聞かせていた……のか……?)
そんな疑問は次に人差し指が挿入される感覚ですぐに消し飛ぶ。それよりももっと欲しい、ジェネシスのものを早く受け入れたいという思考に占領された。三本の指がすっと引き抜かれ、セフィロスはその引き抜かれる感覚でも小さく喘ぐ。もう準備は整い、あとはジェネシスのそれを待つだけだ。
ジェネシスは自身の昂ぶるそれを片手で握る。男同士で見ても気にすることもないそれが今や大きく昂り、血管を浮き出して赤黒く姿を変えている。そんなものが自身の視界に入れば話は違ってくるとセフィロスは思った。まじまじと見て興奮している自分がおり、秘孔が「早く」と急かすようにひくつく。そこは今か今かとジェネシスの雄の部分を受け入れたがっている。
「セフィロス……もう、いいか?」
「ジェネシス……」
セフィロスはジェネシスを求めて名を呟く。ずっと前にジェネシスとは結ばれていたはずなのに、心の奥底で感極まりそうになった。セフィロスにはこれが婚礼の儀であるかのように思えた。本当に柄ではない。こんなことを思うのはきっとジェネシスに感化されているからだと思うことにした。
セフィロスはジェネシスの目を見て、繋がろうとする前に自身の胸中を告白しようと決意した。もう一度、名を呼ぶ。
「ジェネシス……」
ジェネシスはセフィロスが何かを伝えたがっていることを察して、無言でセフィロスの次の言葉を待った。
「……頼む。ずっと側に……いてくれ」
いつか来る別れの日まで、ずっと。もう誰にも置き去りにされないように。
セフィロスからの言葉に応じるようにしてジェネシスはセフィロスの秘孔に挿入した。セフィロスは久々に貫かれる感覚を耐えながら、ジェネシスの背に手を回す。手と下半身から伝わる肌の感覚が恋人だった昔の懐かさを呼び起こす。
「セフィロス……痛くないか?」
「……ああ……気に、するな」
先程とは比べ物にならない異物感に苦しさを覚えながらもしっかりとジェネシスを受け入れようと気を張る。瞳を閉じて自身の胎に納まるジェネシスの存在を感じ、熱さを感じた。ジェネシスはセフィロスが落ち着き、慣れるまで動かずに待っていてくれている。
「久々過ぎて、まるで昔初めて俺とした時みたいだな……」
「あの時の方が……大変だったぞ」
「今回はそう思わせないよう、優しく抱かなくては……な」
ジェネシスは再度セフィロスのものに触れる。今日だけでも何度も触れられているというのにジェネシスが触れる度にぴくんとセフィロスは反応する。胎にいるジェネシスを受け入れている秘孔がより熱くなり、また少しずつ異物感が薄れていく。
「あつ……い……」
「何処がだ?」
ジェネシスは意地悪そうな笑みを薄く浮かべて挑発してくる。その言葉とは反対に行為は優しい。セフィロスは言葉ではなく、視線を下にやる事で返事をした。元々語るのは得意ではないセフィロスなりの反応である。
「セフィロス、少しだけ左手を見せてくれ」
意地悪そうな笑みから優しい微笑みに変わるジェネシス。ジェネシスのそんな願いにセフィロスは滑らせるように左手をジェネシスの背から自身の鎖骨辺りまで下ろした。
するとその瞬間、セフィロスは自身の胎の中で何故かジェネシスのそれが大きくなり、より固くなっていくのを感じた。ジェネシスは徐々にセフィロスの中で緩く動き始める。その動きとともにセフィロスは自身の下腹部の熱さがより増していくのを感じ取り、吐息を漏らした。
「はあっ、あ……ア……っ」
「セフィロス…その指輪、本当に似合っている……。今この瞬間に俺は愛する妻を抱いているのだと思うと……」
ゆっくりとした動きでジェネシスはセフィロスの胎の中を慣らすように、甘やかすようにしてから次に前立腺を刺激してよりセフィロスの胎を愛した。セフィロスはジェネシスに前も後ろも刺激されて頭がちかちかとして、快楽に沈む。
「……っ!! ぁあ……!!」
「あまり俺を煽らないでくれ……こっちの余裕も無くなる……!」
セフィロスは快楽に沈み、溺れてしまわないようにジェネシスの背に再度手を回す。そしてジェネシスの雄を完全に受け入れ、離さないように脚を絡めさせて刺激を強請る。ジェネシスの愛情を求めて、離さないように。
「セフィロス……中がキツくて、熱くて……良い具合だ……」
「──ッ! 言う……な……!」
ジェネシスはセフィロスの前を弄る手を離すと、両手でセフィロスの腰をガッチリと掴んだ。お互いの表情には余裕は消え去り、じんわりと汗がにじむ。
「セフィロス……!」
静かな夜に響くのは、結合部から惜しげもなく漏れる水音、そしてお互いの吐息。ゆっくりとした動きは気付けば激しい突きに変わり、お互いの肌がぶつかり合う音も加わる。
「っ、ああ!! クッ、っう──あァッ! あっ……!! ジェネッ……シスッ!!」
セフィロスは瞳を閉じ、しがみつく力を強くする。長い睫毛に薄く涙を湿らせて。その間にもジェネシスは溜めに溜めた精を一滴残さずセフィロスの中に流し込もうと本気で追い込んでくる。
「ジェネシスッ……!! も、う……!! む、り……だ……っ!」
「我慢しなくていいセフィロス……!」
奥を突き当てられ、セフィロスはその衝撃から精嚢が刺激されて頭が真っ白になりそうになる。一瞬の間にまた奥を突き当てられ、またそれを繰り返す。
「──ッアァアア!!」
繰り返される突きに追い込まれていく。その突き当てられるまでの一瞬の間すらもセフィロスには惜しかった。奥に当てられることを望んで羞恥心も全てかなぐり捨てて、自らジェネシスのそれを腰を動かして求める。
「ジェネシス……ッ! お…奥!! あっ、あああ!! 奥、欲し………ッ!!」
ジェネシスは最早、言葉を発する事はなく。押し込むように強く、重たく、セフィロスが望む奥を突くことで応えた。
「ひっ、うっ……あ、っあああ──!!」
セフィロスは唇を震わせて、全身を強張らせる。限界を迎えたそれは自身とジェネシスの腹へ勢い良く精を放ち、汚した。
一方、ジェネシスは果てたセフィロスの急な秘孔の締め上げに遂に理性を手放した。自身が果てるための激しい出し入れの末にセフィロスの胎の中へありったけの精を、愛情を流し込んだ。全てを流し込みきった後もしばらく、栓をするかのように挿入したままにして。
満足したジェネシスがそれを引き抜いた時には、流し込んだ精がごぽごぽとセフィロスの秘孔から溢れ出た。そして引き抜かれたそこはひくついたままで、まるで感涙にむせぶかのような…そんな光景がそこにはあった。
セフィロスは消えゆく意識の中で小さく愛していると囁き、意識を手放した。それは初めて自分から向ける明確で確かな愛情表現だった。
────────────
──ジェネシス。俺の心を開く鍵は、今も昔もおまえが始まりだった。星の支配や復讐、狂気など本当はどうでも良かった。本当に探し求めていたものは別にあった。
ずっと幼い頃から大きな力や名誉ではなく、小さな幸せが……人並みの幸せが本当は欲しかった。そう。ただ、側に。側にいてほしかっただけなんだ。
神羅の首輪に繋がれた虚構の英雄でもなく、囁く狂気の足枷に繋がれた空虚な支配者でもなく。そして哀れな片翼の天使でもなく。モンスターじゃなく、ただ一人の人間として。
どうか側に……いてほしい。ただ、おまえに側にいてほしいだけなんだ。
────────────
窓からは眩しい白い光が差し込んで、その光は朝の訪れを知らせている。二人はベッドの中でお互い向かい合って手を握っていた。二人で同じ一つのベッドを共にするのはこの旅では初めての朝になる。いつもは別々のベッドで睡眠を取っていたので、本当に久々であった。セフィロスはジェネシスの左薬指にある指輪に視線を向ける。
「昨日は暗くてよくわからなかったが、結構傷があるな」
「ああ……自分のはずっと肌身離さず身につけていたからな……。今度磨くよ」
「いや、そのままでいい」
セフィロスはそう言うと優しげに笑い、小さくジェネシスの指輪にキスをする。
「そうか? セフィロスがそう言うなら……そうしよう」
ジェネシスも同じようにしてセフィロスの指輪にキスして、その後に額にもキスを落とす。お互いに視線を合わせて、笑い合う。
「セフィロスの身体が辛くなければ、シャワーを浴びて朝食を取りに行くか?」
「そうだな。行こうか」
ジェネシスの提案にセフィロスはすぐに快諾し、ゆっくりと二人は握った手を離して身体を起こしてベッドから出て浴室に向かおうとする。
その時。ジェネシスは一度離れた手を、セフィロスの手を引くように繋いできた。繋がれた手から伝わる体温が心地良く、離さないでいてくれることがセフィロスにとってとても嬉しかった。セフィロスはふっ……と笑うとジェネシスに手を引かれながら、ゆっくりと歩きだした。
繋がれた手を離さないようにして。もう二度と悲劇が自分たちを引き裂かないようにと、未来へ幸せを願いながら。
(愛しているよ、セフィロス)
(ああ、俺も……俺も愛している、ジェネシス)
健やかなる時も病める時も。喜びの時も悲しみの時も。富める時も貧しい時も。これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、 真心を尽くすことを誓う。死が二人を分かつまで。
一度は失いかけていた愛だった。今度こそは決して失わないように。再び愛を、ここに誓い合う。
End.
「さっきからどうかしたのか?」
ジェネシスは椅子に座るセフィロスの様子を見て、問いを投げかけた。セフィロスは窓際のテーブルの上に左手を乗せ、薬指で銀色に輝く指輪をじっくりと見続けている。目線をそのまま変えずにジェネシスの問いに反応した。
「これは幸せの象徴なんだろう。俺にはこういう物と縁がないと思っていたから……その、まあ……慣れないんだ」
セフィロスのこれまでの人生では人々が当たり前のように手に入れる愛情を本心は追い求め、渇望し、手を伸ばしても掴むことはできなかった。だからこそ、いざ手にしてみると違和感を感じてしまう。ようやく自分にもそれが手に入って嬉しいはずなのに、縁遠過ぎたために慣れない。そしてこれが本当は夢ではないのかともセフィロスは思った。
実感があるような、ないような…… 左薬指の指輪を見ることによって、違和感と幸福感を織り交ぜた何とも不思議な気分にセフィロスは浸れるのだった。その心境を表すようにセフィロスは口元に笑みを浮かべ、目元は憂いを浮かべる。どこか切なげながらも嬉しさをも感じさせる表情にジェネシスは優しく微笑む。
「大丈夫だ……セフィロス。そのうち慣れる」
そう言ってテーブルに寄り掛かると、セフィロスの長い髪に触れ、愛おしそうに見つめた。こうされることでセフィロスは自分のような存在でも愛されて認められて、ここに居ても良いのだと嬉しさを感じた。しかし、それと同時に申し訳なさも感じてしまう。
「ジェネシス、すまない。おまえがこれまで支えてくれてきたのに俺はジェネシスに何もしてやれていないな……」
「なんだ、そんなこと気にしていたのか。別に見返りを求めてやったんじゃない。確かに最初の頃は全く動かないおまえの身の回りの世話は大変だったが…慣れたさ」
「……そうだったのか。あの時は記憶も曖昧だったから覚えていないんだ」
セフィロスは更にジェネシスに申し訳なさを感じた。破壊する力はあっても、何かを与える力は自分には無い。己の空虚さを痛感させられる。
受肉後のセフィロスはジェネシスの言葉通りにどんなに呼びかけても全く動こうとせず、ただの抜け殻だった。全てに絶望しきって生きる気力を失っていたのだ。それがこうして動き、会話をし、感情を持ち、表情を浮かべるようになった。
そして昔なら自身の弱い部分など決して見せなかったセフィロスが、こうも弱さを出せるようになったのはただ本人がその成長を意識していないだけで、大きな変化である。
「いいか、言っておくが俺は少しでもおまえが生きることに希望を持てるようになったのならば、それで十分なんだ」
ハッキリとジェネシスは想いを伝えた。それはまるで「忘れるな」と言わんばかりに。その芯のこもった言葉にセフィロスは顔を上げてジェネシスの顔を見る。ジェネシスの顔は真剣そのもので、言葉と表情にセフィロスの心を射抜く強さが宿っていた。
ジェネシスは顔を上げたセフィロスを少し間、真剣に見つめる。かと思えば先程のように愛おしそうな柔らかい表情に変化させ、言葉を続けた。
「……それに、その指輪をまさか自ら薬指にはめるとは思わなかった。やっと愛しい女神が俺のものになったんだ。嬉しいよ、セフィロス」
「そうか……」
セフィロスはそう言って微笑み、間を置くと、
「……俺もおまえと一緒になれて嬉しい」
ジェネシスから目線を逸らして小さく呟いた。その呟きには優しさを含んでいた。本当に照れてしまったのかセフィロスは黙り込む。
一方、ジェネシスは愛おしさがこみ上げてくるのを感じずにはいられなかった。というのも、長年の付き合いからセフィロスの事は大体知っていた。周囲からは冷たい印象を持たれてはいるが、本当はただ不器用で言葉足らずなだけなことを。だからこそ、セフィロスのその言葉が愛おしかった。
「一つ訂正する。欲しいものがあるんだ、セフィロス」
ジェネシスは椅子に座るセフィロスの足元に跪き、セフィロスの左手に自身の左手を重ねた。視線を逸らすセフィロスを構わず見つめる。セフィロスはハッとしてジェネシスを見た。
「今夜、おまえの全てが欲しい」
その言葉に、視線に、セフィロスは再度心を射抜かれる。セフィロスは突然のジェネシスの言葉に戸惑いを覚え、困惑した表情を浮かべた。
「無理にとは言わない。ただ、やっと夫婦になれたんだ。愛する妻と結ばれたい……そんな夫の我儘に応えてくれないか?」
「…………」
セフィロスは躊躇い、迷う。なんと応えてやればいいのだろうかと。そして夫婦になったのだと改めて実感する。入籍や挙式はしていないので正式ではないが、ジェネシスから愛の言葉を受け入れて、晴れて夫婦になれたのだ。
この指輪は恋人同士が記念に贈り合うようなペアリングとしてではなく、結婚指輪。ジェネシスもそのつもりで渡してきたのだろうし、セフィロスもそのつもりで受け取った。永遠を愛を誓い合ったのだから、そういう意味なのは間違いない。
そうなると今夜は所謂、初夜というものである。セフィロスは指輪といい、初夜といい、こういったことを本来は気にするような性格ではなかったはずだった。それこそ身体の関係はとうに済ませていた関係だったが、真剣な関係になったことで幸福感と羞恥心を意識せざるを得なかった。
少し考えた後にセフィロスはジェネシスの手の上に自身の手を重ねた。合意の言葉の代わりに。遠慮がちに。ジェネシスはその応えに口元を緩ませた。
────────────
(……ジェネシスとこんなことをするのはもう10年振りか?)
セフィロスは意を決して洗面所の扉を開いた。シャワーを浴びる際にこれからの行為を想像してしまい、浅ましくも反応してしまう自分自身のものを見ては後ろめたさを覚えた。10年振りの行為に身体がジェネシスを求めている。そんな欲を隠すようにバスローブを羽織る。扉を開き、寝室に向かうとベッドに腰掛けるジェネシスの姿がセフィロスの目に入った。部屋は薄暗いがほのかに相手の姿を見れるくらいの明るさはあった。
「セフィロス、隣に座ってくれ」
トントンとジェネシスは自身の隣を軽く叩いて招くので、セフィロスはベッドに歩み寄り、ゆっくりとジェネシスの左隣に腰掛ける。セフィロスは床に視線を落としながら、高鳴る鼓動が隣にいるジェネシスに聞こえてしまわないか心配だった。こんなに緊張するのは過去にもない。
(……別に生娘じゃあるまいし、俺は何を緊張しているんだ)
セフィロスは昔のような余裕を持とうとするが、落ち着かない。今夜は中々そうもいかないようだ。ふとジェネシスの左手がセフィロスの右頬を触れてきた。頬に感じる感覚にセフィロスはあることに気がつき、右手でジェネシスの左薬指を探す。探し当てた左薬指にあるのは金属の輪。
その存在を知ったセフィロスは一瞬、緊張よりも別の感情が上回った気がした。それは温かな感情で、嬉しさで、愛おしさで。そして戦うことしか知らない自分には無縁だった慈しむ感情が溢れ出た。
「おまえもしていたんだな、これ」
「ああ……。俺たちの証だからな」
ジェネシスはセフィロスが見やすいように左手をセフィロスの前に移動させる。薄暗さの中でも分かる銀色の同じ指輪を見て、セフィロスはかすかに微笑んだ。
「愛している、セフィロス……」
その言葉を囁くジェネシスにセフィロスは顔を向けると、ゆっくりとジェネシスの顔が近づく。本日二度目となるジェネシスの唇を目を閉じて受け入れた。セフィロスはジェネシスを受け入れるように右手を右隣にいるジェネシスの左手の上に重ねると、そのセフィロスの反応にジェネシスは左手を動かし、指を絡ませる。
それを機に徐々にジェネシスの口づけが深くなり始めた。久々の深い口づけにセフィロスは酔ってしまいそうで、下腹部に熱い切なさを覚える程だった。ジェネシスの舌に愛される自身の口腔内。これから結ばれることを強く意識させる。
お互い倒れ込むようにしてベッドの白いシーツの上に沈み、求め合うようにお互いの舌を絡ませて愛を確かめ合い始める。
ジェネシスは不意にセフィロスの口腔内から舌をゆっくりと離し、唇も離した。セフィロスは唇が離れた途端にまた求め合いたくなり、名残惜しそうに小さく顔を上げる。その様子を察知したジェネシスは再度唇を重ねた。それは一度目のように徐々に深い口づけになるのではなく、最初から激しく求め合うもので。この10年程の期間で繋がれなかった分を取り戻すかのように深く求め合った。
やっとお互い唇を離すとセフィロスは悩ましげに溜息をつく。ジェネシスはその淫靡な溜息にそそられたのか息を呑み、腰掛けて倒れた位置からベッドの中央に目線を送り、セフィロスを誘導する。その誘導にセフィロスは無言でベッドに上がり込み、中央にゆっくり倒れると……ジェネシスが上に乗ってきた。
セフィロスは上から自分を見下ろすジェネシスを見て、これからが始まりなのだと思った。ドクンと心臓が高鳴る。
ジェネシスは呼吸によってゆっくりと上下しているセフィロスの胸の飾りの片方に指で触れてみる。その触れた瞬間にすぐ小さく声が上がってきた。抑えながらもしっかりと感じている声だった。
「っ……」
指先で上下に優しく擦ると、セフィロスは目を閉じて身体をかすかに震わせる。もう片方の寂しそうにしている飾りをジェネシスは舌で転がして構い始めた。するとセフィロスの震えは増し、溜息も大きくなる。セフィロスは下半身に熱さが増すのを感じ取った。
「ここ、相変わらず好きなんだな」
ジェネシスはそう言うと片方の飾りは吸い上げ、もう片方の飾りはクリクリと円を描くように弄った。ピクピクと身体を震わせるセフィロスを見れば言葉を聞かずとも感じているのは明白である。もう既に胸の飾りは更なる刺激を求めてぴんと勃ち上がり、紛れもなくジェネシスを誘っていた。
「っ……はあ……あ……」
久しぶりに自身から甘い声が漏れることに恥じらいを覚えながらも、セフィロスは痺れる甘さを享受していた。ジェネシスの一つ一つの動きが敏感にセフィロスに伝わり、それはすぐに甘い痺れに変わる。
ジェネシスはセフィロスの肌蹴たローブの紐を外して脱がせ、ジェネシス自身もローブを脱ぎ去ってお互いに何も身につけていない状態になる。臨戦態勢といったところか。ジェネシスがセフィロスの昂ぶるものに触れるとセフィロスのそれは期待していたかのように更に固く、熱くなる。
「……っ、ぅあ…………」
「気持ち良いんだな。固くさせて、先から涙を流す程には」
セフィロスの先端は先走りの汁がタラタラと分泌されて光っていた。軽く扱いてやれば小さくセフィロスは太腿を痙攣させて悦んだ。ジェネシスは先程まで指で弄っていた飾りを今度は舌で悦ばせることにし、同時にセフィロスのものに刺激を与える。
「はぁ……あ、ああ…………」
目を閉じて快楽の波に飲まれるセフィロスの表情は目を閉じていても蕩けていた。蕩けている何よりの証拠として、胸の飾りもセフィロスのそれも大きく勃ち上がっていることが事実を示している。
「……く、っ……あぁ…………」
勃ち上がった胸の飾りはセフィロスに強い快感を脳に送り、更に下半身から来る快感も合わさっていく。久々の強い快感にセフィロスは簡単に達してしまいそうになる。我慢するが、脳の制御が効かない。
「あっ! ……はあっ…………!」
「早速イきそうか? なら、一度出して楽になれセフィロス」
ジェネシスは胸の飾りを吸い上げ、扱く手を早めると更に強まる快楽にセフィロスは押し流されていた。
「っ、ああっ……! ま、待て……! っ、まだイきたく……ない!」
セフィロスの制止の声は聞かず、更なる悦びをジェネシスは与え続ける。段々と嬌声が大きくなるセフィロスにジェネシスは口角を思わず上げた。
「はあっ……あっ、イくっ……イ、くっ!! うあ……!!」
ジェネシスの掌でセフィロスは迫りくる快感に負けて早速、白濁した精を吐き出した。
受肉した身体でも過去に教え込んだことは残っており、感度は良好。ジェネシスは嬉しそうにして、快感に溺れて蕩けたセフィロスの額にキスをする。そしてセフィロスの精にまみれた手をセフィロスに見せ、
「久々だから濃いな」
掌を舐めて精の味を確かめるのだった。
思えばセフィロスからしたら今回のこの行為は久々も何も、受肉して実質初めての行為である。しかし、身体が過去の記憶を持っているせいで快感を容易に受け入れてしまう。戦いの中で息を切らすことがなかったセフィロスだったが、今はジェネシスとの行為で呼吸が乱れてしまう。
ジェネシスは呼吸が乱れるセフィロスの唇を構わず塞ぎ、舌を入れてまさぐった。セフィロスは快感に痺れる頭を動かし、懸命に受け入れて同じく求めるがふと唇を離す。
「……ジェネシス、流石に苦いぞ」
「はは、なんせおまえの精液を少し舐めたからな。どうだ? 自分の味は」
「美味い訳ないだろう」
セフィロスが少し呆れて言い放ち、そして互いに顔を見合わせて笑った。こうやって馬鹿なことでも笑い合えるところまでやっと戻れたと二人は実感した。
「まだ夜は長い。これからだ」
ジェネシスはそう言うと、短くセフィロスの唇にキスをするとリップ音を立てて、首の中心から胸へ。胸を通り過ぎて腹へ。そして、方向を分かれて右太腿にキスをする。太腿の間にはこの先の刺激を期待するそれがあった。それはジェネシスに再び愛されたいと刺激を待ちわびており、芯を持ち始めていた。
「おい、そんなに見るな……」
「それは無理な相談だ。可愛い女神にはもっと良いことをして悦ばせてやらないと……」
ジェネシスは言葉と裏腹に期待するセフィロスのそれをリップ音を立ててキスした。セフィロスのそれは悦びからまた芯をどんどんと固くする。ジェネシスはセフィロスの期待に応えてやろうと先端にも音を立ててキスをし、根元を目指して口にそれを含んだ。
ジェネシスの口の中で愛されることを望むそれは奥底でまた精を溜め始める。裏筋を少し舐めてやるだけでセフィロスは太腿と腰を震わせて悦んでいた。ふと裏筋を舐める動きを止めて一度口を引き離すと、セフィロスに急な物足りなさが襲ってくる。その物足りなさを埋めたいと身体が叫んでいた。
「……ジェネ……シス……」
セフィロスは口では言えない「やめないで」の言葉の代わりに腰を動かして誘い始め、物欲しそうな目で、それはもう強請るように求める姿をジェネシスに見せる。当然、そんなことはセフィロスは無意識なのだろうが。不器用で言葉足らずなセフィロス。そんなところが今はジェネシスを煽る材料にしかならない。
「妻の頼みとならば、しっかり応えてやるのが夫の役目だ。が、セフィロス。そんな強請り方どこでそんなこと覚えてきた?」
「別に俺は普通に……っあ……」
セフィロスの言葉を最後まで聞かずにジェネシスはセフィロスのものを口に含み、弱く敏感な裏筋を舐め上げる。徐々に舐めあげるスピードを早くすると、同じようにセフィロスの嬌声も大きくなっていく。
「あっ、あああ……!! んっ……っ」
咥えたものを口全体で愛してやると、ジェネシスはセフィロスがまた精を放とうとしているのがわかった。奥底で溜め込んでいた精が上がり、びくびくと脈打ち始めているからだ。そのことはセフィロス本人も感じていた。
ジェネシスはセフィロスが達する手前で口を離し、すかさず手で絶頂まで導き始める。手の握りを強めに、そして上下に速く擦るとセフィロスの限界がもうそこまで見えていた。
「……はっ、あ……ああっ……!!! あっ!!!」
どろりとセフィロスの精液が再びジェネシスの掌を汚す。精を吐き出すのに震えるセフィロスのそれは次第に固さを失い、2回目の絶頂で頭が上手く回らずに蕩けるような感覚でいた。
「セフィロス、慣らすから脚を開いてくれ」
ジェネシスの言葉にただ従い、脚を曲げて曝け出す。するとジェネシスの指で秘孔の入り口をセフィロス自身の精液で湿らされていく。少しずつ中指が侵入してくるのがわかると蕩けていたセフィロスの意識は鮮明になり、異物感が迫るのを感じた。
「ぐっ……う……」
「大丈夫だ、昔のことを思い出せばいい……ここをしっかり慣らして、また気持ち良くさせるから」
ジェネシスの中指はセフィロスの中も精液で湿らせて滑りをよくする。セフィロスが感じる違和感を取り除くように中で指を馴染ませ、そして前立腺を撫でる。するとセフィロスは身体の奥から熱さと切なさを感じ、その刺激に開いた脚の間で再度それが昂ぶり始めた。撫でるような弱さから、擦るように強さを変えてそこを刺激する。
「……ああっ……う……! あっ、ん!」
前立腺を刺激される感覚にセフィロスは堪らなくなって声を抑える気力が段々と薄れていた。薬指をもう一本追加され、セフィロスは新たな異物感を感じながらも前立腺の刺激に身を震わせた。
快感から思わず発してしまう自身の女のような声に恥ずかしさを覚えていたが、その同時にそんな声が出せる自分自身に追い詰められるような興奮を覚え始めていた。
(昔の俺は……こんなに感じて、ジェネシスにこんな声を聞かせていた……のか……?)
そんな疑問は次に人差し指が挿入される感覚ですぐに消し飛ぶ。それよりももっと欲しい、ジェネシスのものを早く受け入れたいという思考に占領された。三本の指がすっと引き抜かれ、セフィロスはその引き抜かれる感覚でも小さく喘ぐ。もう準備は整い、あとはジェネシスのそれを待つだけだ。
ジェネシスは自身の昂ぶるそれを片手で握る。男同士で見ても気にすることもないそれが今や大きく昂り、血管を浮き出して赤黒く姿を変えている。そんなものが自身の視界に入れば話は違ってくるとセフィロスは思った。まじまじと見て興奮している自分がおり、秘孔が「早く」と急かすようにひくつく。そこは今か今かとジェネシスの雄の部分を受け入れたがっている。
「セフィロス……もう、いいか?」
「ジェネシス……」
セフィロスはジェネシスを求めて名を呟く。ずっと前にジェネシスとは結ばれていたはずなのに、心の奥底で感極まりそうになった。セフィロスにはこれが婚礼の儀であるかのように思えた。本当に柄ではない。こんなことを思うのはきっとジェネシスに感化されているからだと思うことにした。
セフィロスはジェネシスの目を見て、繋がろうとする前に自身の胸中を告白しようと決意した。もう一度、名を呼ぶ。
「ジェネシス……」
ジェネシスはセフィロスが何かを伝えたがっていることを察して、無言でセフィロスの次の言葉を待った。
「……頼む。ずっと側に……いてくれ」
いつか来る別れの日まで、ずっと。もう誰にも置き去りにされないように。
セフィロスからの言葉に応じるようにしてジェネシスはセフィロスの秘孔に挿入した。セフィロスは久々に貫かれる感覚を耐えながら、ジェネシスの背に手を回す。手と下半身から伝わる肌の感覚が恋人だった昔の懐かさを呼び起こす。
「セフィロス……痛くないか?」
「……ああ……気に、するな」
先程とは比べ物にならない異物感に苦しさを覚えながらもしっかりとジェネシスを受け入れようと気を張る。瞳を閉じて自身の胎に納まるジェネシスの存在を感じ、熱さを感じた。ジェネシスはセフィロスが落ち着き、慣れるまで動かずに待っていてくれている。
「久々過ぎて、まるで昔初めて俺とした時みたいだな……」
「あの時の方が……大変だったぞ」
「今回はそう思わせないよう、優しく抱かなくては……な」
ジェネシスは再度セフィロスのものに触れる。今日だけでも何度も触れられているというのにジェネシスが触れる度にぴくんとセフィロスは反応する。胎にいるジェネシスを受け入れている秘孔がより熱くなり、また少しずつ異物感が薄れていく。
「あつ……い……」
「何処がだ?」
ジェネシスは意地悪そうな笑みを薄く浮かべて挑発してくる。その言葉とは反対に行為は優しい。セフィロスは言葉ではなく、視線を下にやる事で返事をした。元々語るのは得意ではないセフィロスなりの反応である。
「セフィロス、少しだけ左手を見せてくれ」
意地悪そうな笑みから優しい微笑みに変わるジェネシス。ジェネシスのそんな願いにセフィロスは滑らせるように左手をジェネシスの背から自身の鎖骨辺りまで下ろした。
するとその瞬間、セフィロスは自身の胎の中で何故かジェネシスのそれが大きくなり、より固くなっていくのを感じた。ジェネシスは徐々にセフィロスの中で緩く動き始める。その動きとともにセフィロスは自身の下腹部の熱さがより増していくのを感じ取り、吐息を漏らした。
「はあっ、あ……ア……っ」
「セフィロス…その指輪、本当に似合っている……。今この瞬間に俺は愛する妻を抱いているのだと思うと……」
ゆっくりとした動きでジェネシスはセフィロスの胎の中を慣らすように、甘やかすようにしてから次に前立腺を刺激してよりセフィロスの胎を愛した。セフィロスはジェネシスに前も後ろも刺激されて頭がちかちかとして、快楽に沈む。
「……っ!! ぁあ……!!」
「あまり俺を煽らないでくれ……こっちの余裕も無くなる……!」
セフィロスは快楽に沈み、溺れてしまわないようにジェネシスの背に再度手を回す。そしてジェネシスの雄を完全に受け入れ、離さないように脚を絡めさせて刺激を強請る。ジェネシスの愛情を求めて、離さないように。
「セフィロス……中がキツくて、熱くて……良い具合だ……」
「──ッ! 言う……な……!」
ジェネシスはセフィロスの前を弄る手を離すと、両手でセフィロスの腰をガッチリと掴んだ。お互いの表情には余裕は消え去り、じんわりと汗がにじむ。
「セフィロス……!」
静かな夜に響くのは、結合部から惜しげもなく漏れる水音、そしてお互いの吐息。ゆっくりとした動きは気付けば激しい突きに変わり、お互いの肌がぶつかり合う音も加わる。
「っ、ああ!! クッ、っう──あァッ! あっ……!! ジェネッ……シスッ!!」
セフィロスは瞳を閉じ、しがみつく力を強くする。長い睫毛に薄く涙を湿らせて。その間にもジェネシスは溜めに溜めた精を一滴残さずセフィロスの中に流し込もうと本気で追い込んでくる。
「ジェネシスッ……!! も、う……!! む、り……だ……っ!」
「我慢しなくていいセフィロス……!」
奥を突き当てられ、セフィロスはその衝撃から精嚢が刺激されて頭が真っ白になりそうになる。一瞬の間にまた奥を突き当てられ、またそれを繰り返す。
「──ッアァアア!!」
繰り返される突きに追い込まれていく。その突き当てられるまでの一瞬の間すらもセフィロスには惜しかった。奥に当てられることを望んで羞恥心も全てかなぐり捨てて、自らジェネシスのそれを腰を動かして求める。
「ジェネシス……ッ! お…奥!! あっ、あああ!! 奥、欲し………ッ!!」
ジェネシスは最早、言葉を発する事はなく。押し込むように強く、重たく、セフィロスが望む奥を突くことで応えた。
「ひっ、うっ……あ、っあああ──!!」
セフィロスは唇を震わせて、全身を強張らせる。限界を迎えたそれは自身とジェネシスの腹へ勢い良く精を放ち、汚した。
一方、ジェネシスは果てたセフィロスの急な秘孔の締め上げに遂に理性を手放した。自身が果てるための激しい出し入れの末にセフィロスの胎の中へありったけの精を、愛情を流し込んだ。全てを流し込みきった後もしばらく、栓をするかのように挿入したままにして。
満足したジェネシスがそれを引き抜いた時には、流し込んだ精がごぽごぽとセフィロスの秘孔から溢れ出た。そして引き抜かれたそこはひくついたままで、まるで感涙にむせぶかのような…そんな光景がそこにはあった。
セフィロスは消えゆく意識の中で小さく愛していると囁き、意識を手放した。それは初めて自分から向ける明確で確かな愛情表現だった。
────────────
──ジェネシス。俺の心を開く鍵は、今も昔もおまえが始まりだった。星の支配や復讐、狂気など本当はどうでも良かった。本当に探し求めていたものは別にあった。
ずっと幼い頃から大きな力や名誉ではなく、小さな幸せが……人並みの幸せが本当は欲しかった。そう。ただ、側に。側にいてほしかっただけなんだ。
神羅の首輪に繋がれた虚構の英雄でもなく、囁く狂気の足枷に繋がれた空虚な支配者でもなく。そして哀れな片翼の天使でもなく。モンスターじゃなく、ただ一人の人間として。
どうか側に……いてほしい。ただ、おまえに側にいてほしいだけなんだ。
────────────
窓からは眩しい白い光が差し込んで、その光は朝の訪れを知らせている。二人はベッドの中でお互い向かい合って手を握っていた。二人で同じ一つのベッドを共にするのはこの旅では初めての朝になる。いつもは別々のベッドで睡眠を取っていたので、本当に久々であった。セフィロスはジェネシスの左薬指にある指輪に視線を向ける。
「昨日は暗くてよくわからなかったが、結構傷があるな」
「ああ……自分のはずっと肌身離さず身につけていたからな……。今度磨くよ」
「いや、そのままでいい」
セフィロスはそう言うと優しげに笑い、小さくジェネシスの指輪にキスをする。
「そうか? セフィロスがそう言うなら……そうしよう」
ジェネシスも同じようにしてセフィロスの指輪にキスして、その後に額にもキスを落とす。お互いに視線を合わせて、笑い合う。
「セフィロスの身体が辛くなければ、シャワーを浴びて朝食を取りに行くか?」
「そうだな。行こうか」
ジェネシスの提案にセフィロスはすぐに快諾し、ゆっくりと二人は握った手を離して身体を起こしてベッドから出て浴室に向かおうとする。
その時。ジェネシスは一度離れた手を、セフィロスの手を引くように繋いできた。繋がれた手から伝わる体温が心地良く、離さないでいてくれることがセフィロスにとってとても嬉しかった。セフィロスはふっ……と笑うとジェネシスに手を引かれながら、ゆっくりと歩きだした。
繋がれた手を離さないようにして。もう二度と悲劇が自分たちを引き裂かないようにと、未来へ幸せを願いながら。
(愛しているよ、セフィロス)
(ああ、俺も……俺も愛している、ジェネシス)
健やかなる時も病める時も。喜びの時も悲しみの時も。富める時も貧しい時も。これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、 真心を尽くすことを誓う。死が二人を分かつまで。
一度は失いかけていた愛だった。今度こそは決して失わないように。再び愛を、ここに誓い合う。
End.
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