84こ目;n回のキスを君と
というわけで、穏やかなキスの日にまつわるお話を。
↑初公開時キャプション↑
2023/05/23初公開
https://pictbland.net/users/series/kazanet-tk/%E5%83%95%EF%BC%8B%E5%90%9B%E2%86%92Waltz%EF%BC%81
| 1 / 1 |
僕は歯磨きをしながら、洗面所の鏡を眺める。うーん、少し疲れた顔してるかも。今日は講義がびっしりだったし、レポートの下調べを少しでも進めなきゃいけなかったから昼休みも図書館に詰めてたし。まあね、図書館の空気は好きだし、居るぶんにはまったく苦じゃないから、それはいいんだ。お昼を食べ損ねたのは良くなかったと思うんだけど。でも、延々と同じテーマについて調べ続けてると、全然授業に関係ない本を読み漁りたくなる。あー、週末にちょっとだけ、近所の図書館に籠もってもいいかなあ。
口をゆすいで顔を上げる。あ、前髪が瞼に刺さってちくっとした。だいぶ長くなってきちゃったかも。でも、後ろのほうはまだ気にするほどのこともない。わざわざ切ってもらいに行くのも面倒だし、もう少し我慢しよう。そっか、疲れたように感じるのはこのせいかもしれない。目のところに前髪がかかると眠くなっちゃうから、それを疲れと認識している可能性はあるな、うん。
どっちにしても、明日はバイトもある。早く寝なくちゃ。……寝る前、お願いしたら、ぎゅってしてくれるかな。ぎゅってしてもらえれば、大丈夫になる気がする。なんか、そう考えたら本格的に眠たくなってきた。
リビングに戻ると、あれ。健ちゃんと冬矢がテレビの近くで向き合って立ってる。なにか話し合いをしてるみたいだ。なんだろ、ゲームの話? それとも勉強のこと? そしたら、邪魔しちゃいけないかな。
それにしても、あー……、真面目な横顔、かっこいいな。ふたりともどうしてこんなにもかっこいいんだろう。目の保養ってこういうことだよね。……うう、好き。間に挟まりたい。至近距離で堪能したい。でも、駄目だ。足を引っ張りたくない。
「先、寝るね」
水を差すのは申し訳ないと思いつつ、黙ってるのもおかしいし、声をかける。すると、ふたりはぱっとこっちを見た。健ちゃんも冬矢も、もういつも通りの笑顔になってる。そのまま嬉しそうに僕のほうに来るから、胸の奥がきゅーっとした。笑顔も、大好き。
「オレも一緒に寝るー!」
「なにか話し合ってたんじゃないの?」
「いや、蒼生を待っていただけだよ」
「そうなの?」
それにしては、やけに真剣だったけど。でも、すぐに来てくれたから、そんな大事な話じゃなかったのかな? ……いや、ふたりとも、すぐ僕のことを最優先にしちゃうからなあ。大丈夫かな。
「寝よ、ほら。早く、早く」
「わっ」
健ちゃんが僕の体を包み込むようにして、ずるずると寝室のほうに引っ張ってく。
「危ないよ、転んじゃう」
「じゃあ、ぎゅーってしてて」
僕はバランスを崩さないように、健ちゃんの背中に手を回した。図らずも、ぎゅってできちゃった。ふふ、ラッキー。
そのまんま、健ちゃんは寝室に入ると、ひょいっと僕を抱き上げてベッドの上にのせてくれた。履いたままのスリッパもきちんと脱がせてくれる。こんな至れり尽くせりで本当にいいのかな、と心配になる。だけど、当の健ちゃんはにっこにこしてるし……いいのか。でもだからといって、これ以上は駄目だよね、って……一応、思ってはいる。早く寝なくちゃいけない。みんな大学あるしね。……だけど……もうちょっとだけ。
「健ちゃん」
「ん、なあに?」
布団に潜り込もうとする健ちゃんに、手を伸ばしてみる。
「もっと、ぎゅって、して」
「! え、今日の蒼生、甘えんぼさんなの!? わー、可愛い! するする!」
健ちゃんは、勢いよく僕を抱き締めてくれた。ぽんぽんと頭叩いてくれるのも気持ちいい。嬉しい。うー。
「へえ、いいことしてもらっているじゃないか」
遅れて寝室に来た冬矢が笑う。リビングの電気を消してきてくれたんだ。後ろ手でドアを閉めるのが見える。ぶわっと胸の奥が熱くなる。あのドアを閉めると、この寝室は小さな密室になるんだ。この家にいることだけでもじゅうぶん満たされるんだけど、ひとつの部屋に3人きりでいることが、秘密の空間を共有しているようで、すごく嬉しい。
「今日は抱き締めてもらいたい気分なんだって。な、蒼生」
「うん。明日頑張る分のパワーもらってるの」
「それはいいね。俺のところにも来てくれる?」
「行くぅ」
ぽん、ともう一回僕の頭を叩いて、健ちゃんが力を緩める。それとほぼ同時に、冬矢が僕の腕を引っ張った。胸に飛び込む格好になった僕を、冬矢が優しく抱き締めてくれる。そっと撫でてくれる手の感触。あー。
「ふふふ。俺のほうが蒼生の力をもらってしまいそうだな。あったかいね」
「ん。なんか、僕も充電されてきた……」
視界の端っこで、健ちゃんが自分の枕を僕の枕にくっつけてる。
「じゃあ、くっついて寝よ」
それを見た冬矢が噴き出す。
「そんな宣言をわざわざしなくても、健太の枕は気が付くとその位置にあるじゃないか」
「しょうがねえじゃん、蒼生とくっついていたいんだから」
「それなら仕方がないな」
言いながら、冬矢も枕の位置を動かした。……嬉しい。
冬矢に抱きかかえられながら、僕はごろんと寝転がる。すぐに健ちゃんが僕に引っ付いてきた。
「おやすみ」
「おやすみ、蒼生」
「ん、おやすみー」
寝室の明かりが消される。常夜灯の淡い光に、健ちゃんと冬矢の顔を確認する。ふたりに囲まれて、すごくあったかい。嬉しい。あんまりにも気持ちよくて、僕はそれからすぐに眠ってしまった。
唇にふんわり柔らかい感触があった気がして、ふうっと夢から覚めた。それから、爽やかで甘い、オレンジみたいな香り。あれっと思ってぼんやり目を開けると、至近距離に色素の薄い優しい瞳。
……っ、冬矢?
「おはよう、蒼生」
「おっ、おはよっ。うわ、朝からこんな近くでかっこいい顔見たら、血圧上がっちゃいそう」
「あはは、朝から口が回るね」
いや、口、っていうか。えっ? キスで起こされた? 僕、今、キスで起こされた?
「冬矢……あの」
思わず自分の唇に触れると、冬矢は目を和ませる。
「おはようのキスだけじゃ足りなかった?」
あ、やっぱ、キスしてくれたんだ。……嬉しい。どうしよう、嬉しい。
「……とぉや」
「ふふ。足りなかったみたいだね」
足りない、なんて。それどころじゃない。ひとつもらったら、もっと欲しくなっちゃうんだ。足りることなんてないのかもしれない。我ながらわがままで欲しがりすぎだと思うけど……でも足りないと思っちゃう。だから、嘘はつかない。
「もっと」
「うん」
素直に声にすると、冬矢は嬉しそうに笑って、優しいキスをくれる。
僕、なにかいいことでもしたかな。なんのご褒美だろう。もちろん、普段からいっぱいキスをくれるけど、なんだか今日はもっといっぱいもらえそうな気がする。実際、冬矢は僕が止めないせいか、何度も何度も角度を変えてキスしてくれる。
……ええと。これ以上してると、学校に行きたくなくなっちゃう。離れたくなくなっちゃう。1日中こうしていたい。もう既にそんな気持ちがおなかの奥辺りでこっそり生まれてる。でも、授業があるし。だけど、やめてほしくもないし。どうしよう。そんなふうに頭の中をぐちゃぐちゃにしてると、ばたばたと足音が聞こえてきた。
「起きてる? 蒼生、おはよ……」
「んぁんー」
お。挨拶の間にも離してくれないらしい。
言葉を切った健ちゃんが、勢いよくベッドに上ってくる。それから僕の体を引きずり起こして、噛みつくようにキス。
「んうっ」
わかりやすいヤキモチが、ふふ、可愛い。僕は健ちゃんの背中に手を回して、ぎゅっと縋り付いた。すると、キスが深くなる。
あー、今日はいい日だなあ。
そのあとも、ふたりは何かの弾みでキスをしてくれた。顔を洗って洗面所から戻ってきた時とか。サラダを運んできてくれた時とか。お皿を片付ける時とか。ちょっとすれ違うだけの時も。服を着る時に待っててくれて、顔を上げたらふたりが待ち構えていたのが、すごく面白かった。
……ただ、ここまでいつも以上に隙を狙われているとなると、さすがにちょっと変だなって思う。
でも、ふたりが何を考えてるのかはわかんないけど、キスしてくれるの、嬉しいもんなぁ。んー……。嬉しいから、いっか。
ふたりと一緒に家を出る時も、いってきますといってらっしゃいのキスを交わした。これはいつも通りだけど。
僕って本当に単純だ。ひとりになっても、ふわっふわな気持ちが落ち着かなかった。なんならちょこっと浮かんでるんじゃないかなってくらいに足が軽かった。今日頑張るために少し甘やかされたいなって思ったのは確かだけど、まさかこんなに効果覿面だなんて。
そうだよなあ、ふたりとも、すっごく優しいもん。あのあったかい空気をたくさん吹き込まれたら、実際に浮かんでも不思議じゃないと思う。えっへへ。大好き。
さすがにスキップはしないけど、そのくらいの気持ちで、教室に入った。ぽつぽつと席は埋まっているものの、よかった、お気に入りの席はまだ空いてる。最前列、通路側の席だ。そこに腰を落ち着けてゆったりした気分で教科書を眺めていると、紙の上に影が落ちた。
「野木沢」
あ、木之下くん。サークル仲間の木之下くんとは学部が一緒だから共通の講義もあるはずだけど、去年は何故かほぼ被らなかった。学生数が多いぶん、必須科目はクラスごとに分かれてるし、バラエティ豊かな教養科目の選択肢も多いからだろう。それが一転して、今年はこの講義以外にも幾つか一緒になった。巡り合わせってやつは不思議だよね。これから専門の授業が増えてきたらもっと増えるのかな。
「おはよう、木之下くん」
「おはよ。さっき、そこで先輩に会ってさ。臨時のサークル飲み会やりたいんだって」
「そうなの? ああ、新歓の日程が急すぎて1年生の参加が少なかったって気にしてたもんね」
ええー、面倒だからやだなー、って普段だったら思ってるとこだ。でも、今日の僕は大変上機嫌なので、まあ仕方ないよね! と思った。
「それで日程調整してほしいってことなんだけど」
「ふうん、これが候補日ね」
読書サークルに飲み会がどうして必要なのかっていうのは、未だに疑問だ。とはいえ、サークルっていうのは同じ趣味の人たちの集まりで、人が複数いる団体である以上は各々が勝手な方向を向いているのはよろしくない。仲良くなる必要まではないにしても、良好な関係を築くに越したことはない。僕としては面白い本の情報が得られればそれでいいんだけど、その良好な関係を築くという意味で、ある程度の交流は仕方ない面があるんだろう。
それに、上の学年から木之下くんに降りてきたってことは、既に決定事項だ。活動日とかの連絡は冬矢に入るのに、冬矢が渋りそうなイベントは木之下くん経由になる。活動担当とイベント担当の先輩が違うからそうなっちゃうっていう理由は一応あるんだけどねえ。
ただ、この飲み会に関しては、既に部長のほうから冬矢にちらっと話が入ってた。よほど入部希望の1年生が来られなかったことを気にしてたんだろうね。だから、話が来たらこのあたりで返そうねって話は僕たちの中では出来てる。
「僕たち3人は、この日とこの日だったら大丈夫だよ」
「わかった、ありがとう」
「よろしくお願いします。……いつも調整役を任せちゃってごめんね」
「いや、たしかに昔は人とのやりとりって苦手だったけど。サークルのおかげで交渉に慣れてきたから、むしろ感謝してるくらいだよ。その代わり、表に立つのはまだ不得意だから、そういうのは任せるつもりなんで」
そう言って木之下くんは眼鏡のフレームを弄り、にやっと笑った。ああー……。なんとなーく、今年も学祭から逃げられない気配がする。
「ま、冗談はともかく、うちの学年は調整が楽だから別にいいんだ」
「? なんで?」
「野木沢とはこうして時々顔合わせるし、その時に聞けば寺田と笹原の予定も一緒にわかるから」
「……あ。あはは、それはそうだね」
「やば、教授来た。隣座ってもいい?」
「もちろん」
同じ家で暮らしてることは、大学の友達には誰にも言ってない。だけど、3人がそれぞれの予定をはっきり把握してることは、少なくともサークルの人たちには浸透してる。仲のいい友達同士でも、そこまでわかってることって多分ないと思うんだ。だから、最初はそこからなし崩しに僕たちのことがバレちゃわないか心配だった。けど冬矢は、大丈夫だって言う。
「これ、他の人がつけいる隙はないよ、という牽制だから」
って笑ってた。そうか、牽制なのか。つまり、それは僕にとっても牽制になるってことだ。僕の大事な健ちゃんと冬矢は絶対に渡しませんよって宣言なんだ。
とはいえ、何日か前……。後輩の女子が冬矢の予定を僕に聞いてきた時、何にもない日だって知りながら「忙しいって言ってたよ」って答えちゃったのは良くなかったなあって反省してる。だ、だって、その前に繁華街のイベントの話をしてたから、もしかして冬矢を誘おうとしてるのかなって思ったら、急になんかもやもやして……。嘘はいけないってわかってるんだけど、でも、咄嗟にやだって思っちゃったんだ。わざわざ冬矢の手を煩わす必要なんかない、聞かせたくもない、ここで僕が止めればいいじゃん、って考えが頭の中を過って、気付いたら「無理だと思う」って言葉が出てた。そりゃ、仮に誘われても、絶対に冬矢は断るよ。わかってる。わかってるけど。でも。真面目な、たとえば授業の質問だったかもしれない。サークルの運営に関する相談だったかもしれない。ちゃんと報告すべきだったと思う。それってつまり、人を騙したのと同時に、冬矢に隠し事をしたってことなんだから。隠し事をした僕を、冬矢はどう思うだろう。
……うー。なんでこんなに心配になっちゃうんだろ。健ちゃんも冬矢も、いっぱい僕に“好き”を伝えてくれてるのに。今朝もいっぱいキスで教えてくれてるのに。疑ってるわけじゃない、でも、不安になってしまう。せっかく、少し前まで浮かれた気分でいたのに。浮き沈みの激しい自分は、本当にどうしようもないと思う。
今、ふたりは何してるかな。もちろん、この時間がふたりとも講義中なのはわかってる。だけど、やっぱり、姿が見えないのは寂しいし、怖い。1年経つのに、全然慣れない。近くには、いるってわかってるのに。こんなんじゃ駄目だよなあ……。
って、ホントに駄目だ。ちゃんと授業に集中しないと。僕はさっきから止まりがちなペンを改めて握り直す。それでも、思考がぐるぐるしちゃってたところのノートは、どう見ても内容が薄っぺらで。結局、講義のあとで木之下くんに教えてもらわないと文章の破綻が直せなかった。自分が駄目になってるのはいいけど、人に迷惑をかけるのはよくない。気にしないで、と笑ってくれたけれど、木之下くんの移動時間を奪ってしまって本当に申し訳なかった。
だから、その次の授業からは、なんとか自力できちんと対応した。授業にも身が入らないような情けない僕じゃ、ふたりに呆れられちゃう。そもそも、こんな面倒な事を考える僕なんて、呆れられてないことのほうがおかしいんじゃ……?
ああ、もうすぐバイトの時間だ。行かなくちゃ。ここを頑張れば、家に帰れる。ふたりは、……どんな気持ちで僕を迎えてくれるんだろう。むしろ今、何を考えているだろう。僕のことが、少しでも頭の片隅にあるだろうか。いや、そんなことまで望むのは間違いだ。そんなの強欲すぎる。
授業が終わった学生たちの足を追うように外に出て、建物の脇を歩く。目の先にある地面の灰色が、やけに暗く見える。空が曇っているのかな。それを確かめる気分にもならない。
…………ん。
わずかに足元に光が差したような気がして、目を上げる。もう大学の管理棟の近くまで来てたらしい。掲示板のところにはたくさんの人がいて、……あ。
冬矢。
どくん、と心臓が大きく音を立てた。冬矢。何人かのグループの中にいたけど、すぐにわかる。だって、ひとりだけキラキラしてるもん。
冬矢が、ふいにこっちを見た。はっとしたように目を開いて、すぐに優しい笑顔になる。口が微かに動く。今朝も見た、「いってらっしゃい」の動き。それから、人差し指を唇につけて、その指をぴっと僕のほうに向ける。
「! わ、ぁ」
思わず声が漏れた。い、今の、……っな、投げキッスってやつ……!?
う、わ。
あわあわしてどう反応していいかわかんないっ。冬矢は、そんな僕の姿を見て、ちょっとだけ意地悪な笑顔を見せた。でも隣の人に話しかけられて、すうっといつもの理知的な顔に戻った。
僕から目線は離れてしまったけど、じゅ、十分だ。今ので、体の中がぶわっとあったかくなったから。偶然か故意かはわかんないけど、冬矢は今そこにいて、僕に「好き」を伝えてくれた。僕の暗くなったつまんない気持ちを、あっという間に吹き飛ばしてくれた。冬矢ってすごいなあ。
正門を出たあたりで、今度は携帯が震えた。あ。け、健ちゃん。健ちゃんからのメッセージだ。バイト頑張ってね、って。……視界が全部、ぱっと明るくなった気がする。
あー……。
なんなの。なんなの。僕の彼氏、なんでこんなに僕のこと気にかけてくれてるの? もう、出かける時と同じくらい、“嬉しい”でいっぱいになってる。はー……好き。大好き。
ふたりのメッセージを受け取った僕は、そのパワーを使い切ることなくバイトを終えた。ちょっと面倒な対応も、これをこなしたらご褒美に1回キスをもらおう、と思ったらなんてことなかった。……今朝のキスフィーバー、まだ終わってないよね?
家の中に入ると、僕が鍵を開ける音を聞きつけたのかな、もう健ちゃんが玄関に立って待ってた。
「蒼生、おかえりー!」
「ただいまぁ」
にっこにこの健ちゃんが嬉しい。僕が帰ってきて喜んでくれてるのかなって思えるから。もしかして、本当に続きを期待してもいいんじゃない? 靴を脱いで、健ちゃんの前に立って、顎を上げる。
「健ちゃん、あのね、……んぅ」
あれっ。僕、まだお願いしてないのに。健ちゃんは、短く3回、キスしてくれた。
「へへへー。キスしてほしそうな顔してたから、しちゃった。合ってた?」
「……合ってた。ふふ。バレちゃってたんだ」
「だってオレもしたかったもん」
そっかー。それなら、よかった。
健ちゃんは僕から鞄を受け取ると、背中をぽんぽん、と叩いた。
「荷物、部屋に置いとくね。手洗ったらすぐごはんにしよ」
「ありがと」
健ちゃんの言葉に甘えて、手ぶらで洗面所に入る。ごはん、なんだろう。ドアを開けた時から、ずっといい匂いがしてるんだ。冬矢はキッチンだろうな。早く、冬矢にも早く会いたい。ああ、手を拭く時間ももどかしい。
リビングに入ってすぐキッチンを覗き込むと、コンロの前に立った冬矢が僕を見て笑った。
「おかえり」
「ただいま!」
ええと。冬矢はお鍋を掻き混ぜてる。たぶん、お味噌汁の仕上げをしてるんだ。だから、邪魔しちゃいけないわけで……。でも、冬矢には僕がそう思ってることはお見通しみたい。小さく噴き出して、すっと右手を差し出してくれる。嬉しくなって、思わず駆け寄ると、待ってたみたいに冬矢は僕にキスをした。お味噌汁の味。
「バイトもお疲れ様。何事もなかった?」
「うん。途中で冬矢の顔見られたおかげだと思う」
「ははっ。それはよかった。ゼミの連中に捕まらなかったらちゃんと話できたはずなんだけどな」
あ、やっぱり。冬矢は僕と会えたらいいなって思ってあそこにいたんだ。
……僕のことがふたりの頭の中に少しでもあればいい? 僕はなんてぼんやりしたことを考えてたんだろ。ふたりはいつだって、こんなに僕のことを考えてくれてるのに。
「なー。ごはんにしよーぜ」
荷物を置いてきてくれた健ちゃんが、僕にぎゅっと抱きついて、覗き込むようにキスしてくれる。それを見た冬矢が、呆れたように肩をすくめた。
「そうだな。蒼生、波形のお皿を取ってくれる?」
「丸いやつ?」
「そう。健太はお椀を」
「うぃー」
言葉ではそう言ってるのに。離れる前に、ふたりは両側から僕のことを抱き締めて、大きく深呼吸した。……くすぐったい。それから、順番こにキス。
「ねえ冬矢、炊飯器からすごくいい香りがする」
「今日は豆ご飯だからね」
「わー、美味しそう!」
「そうなんだよ。さっきからこの美味そうな匂いの中にいて、我慢の限界なんだ」
「あはは、わかる。お味噌汁の具はお麩だよね」
「ああ。好きだろ、蒼生」
「うん!」
昼間、なんであんなに一気に落ち込んだのか、もうわかんない。それくらい満たされる。ふたりはにこにこ嬉しそうだし、ごはんはとっても美味しかったし。やっぱり、ちょっとの間があると、すぐにキスしてくれるし。なんか、僕の中は注がれた愛情でちゃぷちゃぷで、溢れてしまいそうな感覚。
やたら甘い空気を感じながらお風呂から上がると、キッチンで洗い物をしていた健ちゃんが僕を呼んだ。あ、キスしてくれるんだ。近付くと、健ちゃんはでれっと嬉しそうにして、ちゅって短くキスしてくれた。すると、今度は冬矢に呼ばれる。リビングでは、ソファに座った冬矢がドライヤーを振っていた。側に寄ると、かがんだ僕にキスしてくれて。……本当に、今日はよく甘やかされる日だなあ。
促されるままに冬矢の前の床に座ると、正面についたテレビの画面が目に入った。教授っぽい人が地質の話をしてる、教育番組みたいだ。これは僕に合わせたのかな、冬矢が見たかったのかな。そんなことを考えてると、濡れた髪に冬矢の唇が優しく触れる。ふ、ふ。思わずにやけちゃうな。や、無理もないでしょ。だってこれから気持ちいいことしてもらえるってわかってるんだから。
もちろん、毎日こうやって乾かしてもらってるわけじゃない。タイミングとかもあるし。毎日じゃ申し訳ないと思うしね。だけど、本当はそう思う必要はないのかもしれない。だって、冬矢はやりたくて僕の髪を乾かしてるんだって言うんだもん。
……それにしても、きもちぃ。あったかい風と、柔らかく動く指が、まるでずっと撫でられてるみたいで。頭撫でられんの、好き。なのに、瞼がちくちくするのが気になる。乾かすと余計に前髪が長いのがよくわかっちゃう。
「前髪、気になる?」
髪を優しく梳きながら、冬矢が聞いてくる。
「うん。少し長くなっちゃったなって。でも前髪だけだし、切ってもらいに行くのも面倒なんだよね。自分で適当に切ってもいいんだけど、左右のバランスが難しいから、もう少し我慢しようと思ってる」
「ふーん。……俺が切ろうか」
えっ。冬矢が?
「できるの?」
「やったことはないが」
健ちゃんが、カウンターから身を乗り出した。
「たしかにおまえの器用さなら、未経験でもできそうな気はするけど、突然どうした」
冬矢はドライヤーのスイッチを切ると、僕の頭を撫でた。今度は乾かす目的じゃなくて、はっきり撫でてくれた。あー、気持ちいい。
「実は……前から考えていたんだ。他人に蒼生の髪を触らせていいのか、と」
「……そう言われてみりゃ、たしかにそうだな」
やけに深刻な雰囲気で言う冬矢に、健ちゃんがまた真面目な顔で深く頷く。え、ええ……? さすがにそこまでは考えたことなかった。でも、別にあれは向こうだって不可抗力でしょう。美容師さんにとってはお客さんの髪なんて、言っちゃえば商売道具だと思うし。
「蒼生だって、美容室が得意なわけじゃないだろ」
上から冬矢が僕の顔を覗き込んでくる。う、そう言われちゃうと、そうなんだけど。
「うーん。たしかに、頭だって人に触られるの嫌だし、気を遣うから疲れる……。とはいっても相手もお仕事で、触りたくて触ってるわけじゃないでしょ」
「なら、俺のほうがよくないか?」
「そりゃあ、まあ……そのほうが嬉しいけど……。だけど、何でもかんでも冬矢にさせるわけには」
「よし。決めた。これから練習する。最初は難しいだろうから、少しずつ練習させてね」
「えっ、うん……」
わぁ。どうやら本気っぽい。冬矢って昔から、僕のことは全部したいとか言ってたもんなあ。もしかしたら、今まで言い出さなかったのが不思議だったのかもしれない。
これには健ちゃんがどういう反応するかな、と思ってちらりと見ると、楽しそうににこにこ笑ってる。
「髪切るのってさあ、簡単そうに見えて、きっとすっげぇ技術いるんだろ。でも冬矢なら、なんかすぐ習得できそうだなあ」
「蒼生のためなら努力は惜しまないよ」
「あはは、だろーな」
健ちゃんは普通のこととして受け止めてるみたい。うん、僕も、難しいはずなのにいつの間にかものすごく上手になってる冬矢の姿が楽に想像できちゃう。いろんなことをきっかりこなせるすごい人なんだ、冬矢は。なのにその持てる力を全部僕に注いじゃうんだもんなあ……。
「蒼生」
冬矢に呼ばれて、仰のいて冬矢のほうを見る。柔らかい眼差しで、僕の前髪をそっと横に流した。それから、顔を近付けて、キス。えへへ。
「前髪、短くても可愛いよね。でもあんまり可愛くても困ってしまうな。敵はなるべく作りたくないから」
だからさ、そんなこと言うの、冬矢と健ちゃんだけだってば。……でも、敵を作りたくないって気持ちは僕もわかる。ふたりともキラキラしててまぶしい人だもん。誰でもその輝きに惹かれちゃうよね。わかる。かっこいいよね。でも、そうやってみんなに好かれる姿は見てて嬉しいし誇らしいけど、同時に、あんまり側に寄らないで! って思っちゃう。だから、その言葉には、ただ頷いた。冬矢は穏やかな笑顔で頷き返してくれる。
「ちなみに、自分ではどう思う?」
「うーん? 別にこだわりとかないからなあ。でも額があんまり見えてると心許ない感じがするかも」
「そうだね。ふんわりしているほうが可愛いか」
冬矢が可愛いと思うならそれでいいなあ。客観的に見て、僕ってたぶん下のほうだと思うから、とりあえず不快感を与えないならそれでいいと思ってる。他人の目に対してはそんな感じ。でも、健ちゃんと冬矢には可愛いって思われたいな。ふたりは僕がどんなふうでも可愛いって言ってくれるんだけど、その中でもきちんと上のほうにいたい。いつでも僕に触れて“気持ちいい”と思ってほしいから。
優しい手が、いつまでも僕の髪に触れてる。冬矢に乾かしてもらうと、自分でやるより手触りが良くなるんだ。やってもらってる最中も、終わった後も、どっちも気持ちいいなんて、すっごく贅沢だなあ。
なんとなく視線をやったテレビでは、さっきの番組が終わってた。今画面に流れているのはニュースだ。地域のニュースかな、こども動物園にあるふれあいコーナーの人気者の話をしてる。小さい手がふわふわの小さな動物を撫でてる映像が可愛らしい。ん、あれ? 今の僕たち……。冬矢と、その手にふわふわ撫でられてる僕も、なんだかおんなじ構図っぽいなあ。そっかあ、これ、ふれあいか。ふふふ。
あ、次の話題に変わった。今日行われたイベントの話題だって。ふうん。なになに、今日がキスの日であることにちなんで、どれくらい長い間キスしていられるかを競うカップルたちのイベントらし、い。……ん? キスの日? 今日?
「あ、もしかして、今日ふたりがいっぱいキスしてくれるのって、これ?」
へー。いろんな記念日があるんだなあ。面白いね。こんな素敵な日があるなんて。
そう思って見上げた冬矢の顔が、ふっと曇った。あれ。どうしたんだろ。
「…………。ごめんね」
「え?」
びっくりした。謝るの? 何に対して? なんで? ちょっと焦る。僕には謝られることなんて、まったく心当たりがないんだけど、どう反応したらいいんだろう。
「健太」
冬矢は僕の両脇に手を差し入れて、僕を立たせるように促した。なんだろう。あ、そのまま引っ張られたから、隣に座ってほしいってことかな。なんだかわからないから、とにかく冬矢の隣に座った。そうしてるうちに、冬矢に呼ばれた健ちゃんがキッチンから出てくる。
「蒼生にバレた。きちんと説明すべきだと思う」
「あ、バレた?」
んー? 首を傾げると、健ちゃんは笑いながらがしがしと頭を掻いた。
「えーっとね。今日ってキスの日なんだって。だから、どっちが多く蒼生とキスできるか勝負してたんだ」
勝負。あ、そういうことか。なるほど。わかった。昨日ふたりで話し合ってたのはそれだったんだね。
ぎゅっと冬矢が僕の手を握る。
「蒼生を利用して勝負をするなんて、蒼生がそれを知ったら、きっと嫌な気持ちにさせてしまうとわかっていたんだ。けれど、蒼生に関することで負けたくもなくて」
ふうん?
「……昼間、掲示板の前で会った時、浮かない顔をしていただろう? 俺たちの隠し事に気付かれて、がっかりされていたのかもしれないと思って、不安だった」
それを聞いて、さらにびっくりした。たしかに、あの時、僕は暗い気持ちでいた。でも、冬矢の顔を見てその気持ちは晴れていたんだ。なのに、冬矢は気付いちゃうんだなあ。
「あの時は、別のことで少々考え事をしてまして……。それでちょっと落ち込んでただけだよ。だからそんなに気にしないでも」
「えっ」
今度は健ちゃんがぼすんと隣に座って、僕の膝に手を置く。
「落ち込むこと!? それ、大丈夫なのか?」
「何かあったの?」
あ。しまった……。落ち込んでたなんて言ったら、ふたりが心配するのは当然なのに。ああ、すごく深刻に受け止められちゃってる。
「えっと、あの、そんなたいしたことじゃ……」
「本当か? 言いたくないだけじゃなくて?」
「言いたくないならそれで構わないけれど、それは俺たちに関係することじゃないのか?」
ぐぅ……鋭い。本当に、ふたりは僕のことをよく見てる……。
う、う。どうしよう。知らなくていいことなら知らなくてもいいんじゃないかな。でも、実際、僕は人に嘘をついたわけだ。その話が逆流して、他の人から冬矢の耳に入ってしまうくらいなら、きちんと謝っておいたほうがいいんじゃないかな。うん。そうだ、謝ろう。
「冬矢、ごめんなさい」
「俺に?」
ぎゅっと唇を噛んで、頷く。
「何日か前に、桜井さんから、冬矢の予定を聞かれて……」
「桜井って、サークルの1年女子?」
「うん。彼女が週末のイベントの話をしてるのが聞こえちゃって。そしたら急に僕のとこに来て、冬矢は週末用事あるのかって聞かれたんだ。僕、その日、冬矢の予定がないの知ってたのに、忙しいと思うって勝手に断っちゃった。ちゃんと冬矢に相談すべきだったよね。ごめん」
僕の頭の上で、健ちゃんと冬矢が顔を見合わせたのがわかる。それから、ふたりして僕を覗き込んできた。
「蒼生は、彼女が俺を誘うかもしれないから、それを嫌だと思ったんだね。それについては、恋人を他人の誘惑から守りたいという気持ちだから、特に問題ないと思うけれど」
「でも、桜井さんは僕たちの関係を知ってるわけじゃないでしょう。他人に勝手に断らせるって、冬矢の印象まで悪くしちゃったとしたら……」
「そんなのどうでもいい。知られていようといまいと、俺は蒼生以外の誘いは断るよ。知っているだろ?」
「知ってる……。だけど、勝手に断っちゃったんだよ」
「うん。いいんだ。ありがとう。助かるよ。俺が断る手間を省いてくれたんじゃないか」
そ、そうなの? でも……。
「だけど、他の真面目な相談だったかもしれなくて、」
健ちゃんが不思議そうな顔をする。
「てかさぁ。デートのお誘いだろうが真面目な相談だろうが、本当に冬矢に用事があるんだったら、直接冬矢に聞きゃいいじゃん。おんなじサークルなんだから。普段から冬矢を怖がって話もできないとかならわかるけど、いつも普通に話してるしさー。だから、それを蒼生に聞くってことは、本気でこいつを誘おうと思ってないか、むしろ蒼生と話したかったんじゃね?」
「え?」
「会話のきっかけとか、そういう感じ」
冬矢も深く頷く。
「あり得るな。俺はずっと蒼生と一緒に出席しているじゃないか。それをわざわざ俺のいないところで話しているんだからね。もしかすると、俺たちはお互いに予定をきっかり把握しているから、それを面白がられているのかもしれない。どちらにしても、蒼生が気にする必要はないよ」
「そ、そっか」
そうなんだ。よかった。いや、結果的にはよかったけど、僕の態度はやっぱりよくなかったわけで、これからはちゃんと相談を……。
わ。
突然、健ちゃんにぎゅって抱き締められた。
「それよか、勝負、嫌だったか。ごめんな」
「ごめんね」
反対側から、冬矢も僕に腕を回してくる。
えーと……嫌……かな?
客観的に見てみると、たしかに、健ちゃんと冬矢は僕をそっちのけでふたりだけで勝負していたわけだ。僕を巻き込んでくれなかった。それは寂しいことなのかもしれない。
……けど、僕は嬉しかった。理由なんかどうでもいい、僕はふたりにいっぱいキスされて嬉しかったんだ。それでいいんじゃないかな。
そもそも、キスの数で勝負決めるの?
「ふ、ふふふ」
「……蒼生?」
「なんか、可愛い勝負してたんだなーって思って」
ふたりはちょっと困ったように僕を見た。僕は、抱き締めてくるふたりの腕をぎゅっと掴む。
「僕のあずかり知らぬところで話が進んでるのは、ちょっとだけ寂しい気がしたけど、いいよ。ホントにやなことされて嫌な気分になるんならともかく、キスいっぱいは嬉しいもん」
「ほら、寂しかったんだろ」
「僕だけ知らなかったってことだけはね。でも、そういう勝負だったら、僕が知っちゃってたら贔屓しちゃうかもしれないんだから、しょうがないんじゃない? それに、前にもこういうことあったじゃん。その時も思ったけど、僕のことを僕で勝負するのって、ふふ、面白いよね。そういうことわざわざ話し合ってしちゃうふたりのこと、大好き。だから、あとでちゃんとネタバレしてくれたらそれでいいよ」
あ、そういえば、その勝負って勝ったら何がもらえるのかな。たぶん、それも僕に関する何かなんだろう。他のものが賞品の時には、僕を使って勝負なんてしないはずだ。
「ちなみに、今のところはどっちが勝ってたの?」
そう聞くと、冬矢は難しい顔で首を傾け、健ちゃんはぷるぷると頭を振った。ん?
「……それが。数えていなくて」
「えっ?」
「オレも。途中から、蒼生とちゅーするのが嬉しくなっちゃって、数意識するの忘れちゃってた」
「そもそもキスの日にかこつけて蒼生とキスがしたい、ということからスタートしたからな」
「むしろ口実だったっつーか……」
ふ、あははっ。なにそれ!
「なぁんだ。勝負になってないんだ」
ただ僕とキスしたかっただけなんだ。
ああ、どうしても頬が緩んじゃう。こんな熱烈な告白を聞いて、嬉しくならないはずがないよね。
拗ねたみたいに照れる健ちゃんと、降参したように小さく笑って照れる冬矢に囲まれて、僕は胸の奥からぽかぽかあったかい気持ちが溢れてくるのを感じる。
「ねえ、ひとつだけ確かなことがあるんだけど」
「なに?」
「キスの数で勝敗が決まるなら、それって僕の完全勝利なんじゃない?」
だって、健ちゃんの数と冬矢の数を足したら、僕の数になるんだから。ふたりは絶対僕に勝てないでしょ。
健ちゃんが噴き出して、僕にキスをした。
「たしかに、そうだわ。これでオレ1回、蒼生1回になるんだもんな」
冬矢も僕の頭を優しく撫でて、キスをくれる。
「じゃあ今から、ちゃんと蒼生も含めて勝負しようか。明日からも、延長戦で」
ふふふ。
「それでも、僕の勝ちは変わらないけどね」
「一生勝ち続けてもらわないとな」
「うんっ」
「めちゃくちゃ頑張っちゃお」
「僕も頑張ろ」
左に首を伸ばして、冬矢にキスをして。
それから、健ちゃんにキスをする。
ふたりは嬉しそうに笑ってた。
ふたりに手を取られて立ち上がりながら、このまま抱きついてしまいそうなくらい「大好き」が体の奥からこみ上げてくるのを感じてた。
さあ。
いっぱい勝負しようね。
| 1 / 1 |
コメント
ログインするとコメントを投稿できます
コメントの文字制限は140文字までとなり、長いコメントを考える必要はございません。
「萌えた」「上手!」「次作品も楽しみ」などひとこと投稿でも大丈夫です。
コメントから交流が生まれ、pictBLandが更に楽しい場所になって頂ければ嬉しいです!
この作品に関連のあるpictSQUAREのイベント
-
2026年05月09日 09:00〜翌01:00オリさく!#10オリジナル 一次創作 展示のみOK 頒布のみOK 当日不在OK デジタル画 アナログ画 グッズ ゲーム イラストサークル参加受付期間14 / 24sp
04月01日 00:00 〜 05月03日 00:00
2026年12月26日 10:00〜22:00受付中自作ゲーム展覧会自作ゲーム 一次創作 二次創作 オリジナル RPGツクールサークル参加受付期間2 / 50sp
02月04日 00:00 〜 12月25日 21:00

