夏のご褒美
「初めて人とプールに入った。しかも人避けして二人だけでプールって入れるんだな」
夏テーマジェネセフィのお題を頂きました。完成が遅くなり申し訳ありません。
今回はプールが舞台!
※※※当作品は原作にはない恋愛関係(BL)を描写した非公式な二次創作です。苦手な方・ご理解のない方は閲覧をおやめください※※※
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甘
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◆初出◆
WEB初出…2026年5月13日/Xfolio
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ミッドガル・某ホテルのプール。昼間のここにはたった二人しかいない。夏らしいことがしたいとセフィロスが望み、ジェネシスが押えた場所だ。セフィロスはジェネシスのそういった行動の早さに感心してしまう。
「どうだ、セフィロス。気に入ったか?」
熱い太陽が煌めくプールサイド、そのパラソルの下。サマーベッド二つにはそれぞれジェネシスとセフィロスが寝ていた。
「初めて人とプールに入った。しかも人避けして二人だけでプールって入れるんだな」
「まあな。よくあるプールに比べたら規模は小さいが、プライベートプールだから自由にできるぞ」
セフィロスは宝条の実験やトレーニング以外、娯楽目的でプールに入ったことがないという。ジェネシスはそこに目をつけて、夏のデートにこのプライベートプールを提案した。
「夏らしいこと、これで楽しめてるか?」
「ああ、お陰様で。ありがとう」
「どういたしまして」
ジェネシスはジュースのストローを口に含んで甘いジュースを喉に流し込む。セフィロスとここにいられ、感謝されるのは極上である。
するとセフィロスはサマーベッドから起き上がり、プールへ飛び込んだ。水飛沫は夏の太陽の光を受けてきらきらと光っていた。
セフィロスは気持ち良さそうに水中から顔を出すと爽やかな笑顔で水に浮かんでいる。その姿はまるで御伽噺の人魚のように美しく幻想的で、彫刻のように凛々しい。セフィロスの一つに結ばれた美しい銀髪も光と水できらきらと艶めく。その姿にジェネシスは満足げに腕を組んで見つめる。
「ジェネシスもこっちに来い。涼しいぞ」
セフィロスのお呼びとあればと、ジェネシスもサマーベッドから起き上がり、プールへ飛び込んだ。セフィロスは腕で水飛沫を受け、笑顔でジェネシスを迎え入れる。
「セフィロス、もう少しご褒美が欲しい」
「言葉じゃ足りないか?」
「どうかな、ここ予約するの結構大変だったんだ」
「努力は隠した方が格好が付くのに」
「俺は図々しいからな。セフィロスに感謝してもらえるなら隠さない」
「わかった、いいだろう」
セフィロスはジェネシスに口付け──ようとした。しかしそうしなかった。わざと口付けしようとみせて、しない。そうして泳いでジェネシスから距離を取る。
「褒美が欲しければ泳ぎで俺に勝つんだな」
「まったく、素直じゃないなセフィロスは」
「ほら、いくぞ!」
セフィロスは泳ぎ始める。その姿があまりに楽しそうで、それをもたらしたのがジェネシスである。そのことにジェネシスは胸がいっぱいになる。さて、あの彫刻のように美しい人魚を捕まえる時間である。捕まえたらキスして逃してやらないとジェネシスは泳ぎ始めた。
END
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