投稿日:2020年01月10日 21:49 文字数:2,224
【ハルカグ】学生時代の思い出を
ステキ数は非公開です
毎度お馴染み、ハルカグ企画さんのワンドロです。
ハルカグ企画さん毎回ありがとございます!
http://hk60min.tumblr.com
タイトルを考えてる時間、ワンドロだと無いよね!!!
という話は置いておいて、某イベント参加してからやりたかった話でした。
ワンシチュエーションのおはなし。ハルカグって!いいよね!
ハルカグ企画さん毎回ありがとございます!
http://hk60min.tumblr.com
タイトルを考えてる時間、ワンドロだと無いよね!!!
という話は置いておいて、某イベント参加してからやりたかった話でした。
ワンシチュエーションのおはなし。ハルカグって!いいよね!
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グラウンドから元気な声と砂を蹴る音。
それを見ていると隣で笑う声が聞こえた。
「ほら、カグさん何してるんスか。用意しますよ!」
振り返ると、榛名が満面の笑顔でコンビニの袋を机の上に広げていた。
窓の外では部活をしている学生が見えるここは、武蔵野高校の教室で。
教壇の真ん前で榛名は無邪気に笑っているのを見て、すっかり高校の頃よりも成長して大人になったはずの姿があの頃と重なる。
「何、カグさん笑ってるんスか〜」
「いやあ、お前のそういう体に似合わず無邪気に笑うのが良いなと」
「惚れ直したってことッスか!」
俺の発言に食いついてきた榛名に俺は真っ直ぐ見つめながら言った。
「いや、ガキっぽいなと」
「何スかそれー!」
高校の時から変わらない大きな声に俺は思わず笑い声を上げていた。
さて、なんで俺たちが高校に来てるかというと。
スポーツ工学に進んだのが俺の高校から初めてだったらしく、学生課から受験や授業情報などを教えて欲しいと連絡が来た。
ちょうどその連絡を受けた翌日に榛名から連絡が来て、それを伝えると「久しぶりにオレも行きたい」と言い出したのだった。
まあ、それだけなら懐かしの高校訪問だったのだがやっぱり榛名はなんかどこか変わっていて。その時に提案された話が、この机に広がったコンビニの袋につながるのだった。
「さてさて、やりますか!」
「やるっつったってお前、これどうするんだ?」
学生課に榛名と顔を出し、あれこれ答えたあと。汚さなければ良いと許可をもらいオレたちは校舎内を歩いてやがてこの教室に入った。
コンビニの袋に入っていたのはレンジで温めた小さな唐揚げがいくつかセットになってるの、と焼きそば。それと紙コップと紙皿。割り箸。あとペットボトルのお茶。
「いらっしゃいませ!」
それらを見ていれば大きな声。榛名がいそいそと机の上を整理しながらそんな発言。
「何屋さんだ、これ」
「何屋ですかね。まあ良いじゃないスか、ほら学祭スタート!」
「2人しかいねえのに!」
そう、榛名が言い出したのは「学園祭やりたい」なんて何言ってんだお前という内容だった。
高校の現役時代には野球に明け暮れて学校の行事は二の次だった。いや、流石に全く参加しないわけじゃないけど用意とかは殆どやれなかったし、本番だって練習試合が入ればそっちが優先だった。
そんな学生時代を過ごしたオレたちだったが、たまたま学園祭の映像を何かで見た榛名は感化された、というのがこの前聞いた話で。
「はい、じゃあ焼きそばと唐揚げね」
「ほいほい、じゃあおいくらですか」
「学園祭っていくらくらいなんだ? じゃあ、えーと200円」
「あいよ、200円」
「まいどありー!」
紙皿にただ移された唐揚げと焼きそばを受け取る。硬貨2枚を渡せば、それを受け取って榛名は、ペットボトルのお茶を紙コップに入れて差し出した。
「これ、セットのお茶ね」
「お茶がセットで200円ならだいぶ安くないか?」
「んーカグさんだからサービス!」
「だからなんだそれ」
思いつきで発言してそうな榛名に吹き出してコップも受け取った。
さてさてと榛名の隣に座ると、榛名も椅子を引き出して座った。
「へへ、オレも食べよう」
「店番もう終わり?」
「カグさんが最初で最後のお客さん」
「はは、なるほど」
がらんとした教室にオレと榛名だけで、紙の容器でご飯を食べているのがなんだか不思議な気分だし、これだけなのに少しお祭りの感じがあって面白いなと思う。
「お前に言われた時には何言ってんだと思ったけど、なんかこれ面白いよな」
「でしょ! 部活が一番だったのは今でも後悔は無いけど、やっぱり学園祭も楽しそううだよなあと思って」
「そこで、学園祭やってる時に行こうじゃなくて、やろうってのが面白いよな」
「学園祭をやる側で体験したかったんスよ」
その言葉になるほどと、頷く。学園祭を参加するのはいつでもできるけど、店番したりとか開催する側でできるのは学生の時だけだ。
「カグさんともっと学生時代の思い出沢山作りたかったし」
「思い出って」
「カグさんと仲良くなるのにも時間かかったし、もっと早く仲良くなってりゃあれこれ一緒に出来たよなあって」
「……確かにそうだなあ」
高校の時に一緒にいたのは一年半。その間にあった行事なんて数えるくらいだし、学年も違うからそう一緒に参加できない。
せいぜい学園祭と体育祭くらいなもんだ。
「だから、こんな小さすぎる規模だけど楽しい」
豪勢な食事でも綺麗なレストランでもなく、模擬店とは名ばかりのこのおままごとみたいなのが楽しいと満面の笑みで言う、元後輩。
その顔を見たら自然と手が伸びて榛名の頭に触れていた。
「オレも楽しいや。教室でこうして向かい合うなんてのも数えるくらいだったし、一瞬学生時代に戻ったみたいだ」
そのまま頭を撫でる。学生時代にも触れたことはあれど、その頃よりも人に見られることが多くなったからなのかちゃんと手入れされている黒髪。なんだか何もかもが愛しいなとか思ってしまった。
「へへ、学校にいると昔のカグさんに撫でられてるみてえ」
そんかことを言って笑う榛名は何年経っても後輩で。今となってはオレよりも大きいのに可愛く見えてたのかもななんて、学生時代よりも凛々しい風貌になってるのに撫でられて嬉しそうな顔を見てオレも口元が柔らかくなったのがわかった。
それを見ていると隣で笑う声が聞こえた。
「ほら、カグさん何してるんスか。用意しますよ!」
振り返ると、榛名が満面の笑顔でコンビニの袋を机の上に広げていた。
窓の外では部活をしている学生が見えるここは、武蔵野高校の教室で。
教壇の真ん前で榛名は無邪気に笑っているのを見て、すっかり高校の頃よりも成長して大人になったはずの姿があの頃と重なる。
「何、カグさん笑ってるんスか〜」
「いやあ、お前のそういう体に似合わず無邪気に笑うのが良いなと」
「惚れ直したってことッスか!」
俺の発言に食いついてきた榛名に俺は真っ直ぐ見つめながら言った。
「いや、ガキっぽいなと」
「何スかそれー!」
高校の時から変わらない大きな声に俺は思わず笑い声を上げていた。
さて、なんで俺たちが高校に来てるかというと。
スポーツ工学に進んだのが俺の高校から初めてだったらしく、学生課から受験や授業情報などを教えて欲しいと連絡が来た。
ちょうどその連絡を受けた翌日に榛名から連絡が来て、それを伝えると「久しぶりにオレも行きたい」と言い出したのだった。
まあ、それだけなら懐かしの高校訪問だったのだがやっぱり榛名はなんかどこか変わっていて。その時に提案された話が、この机に広がったコンビニの袋につながるのだった。
「さてさて、やりますか!」
「やるっつったってお前、これどうするんだ?」
学生課に榛名と顔を出し、あれこれ答えたあと。汚さなければ良いと許可をもらいオレたちは校舎内を歩いてやがてこの教室に入った。
コンビニの袋に入っていたのはレンジで温めた小さな唐揚げがいくつかセットになってるの、と焼きそば。それと紙コップと紙皿。割り箸。あとペットボトルのお茶。
「いらっしゃいませ!」
それらを見ていれば大きな声。榛名がいそいそと机の上を整理しながらそんな発言。
「何屋さんだ、これ」
「何屋ですかね。まあ良いじゃないスか、ほら学祭スタート!」
「2人しかいねえのに!」
そう、榛名が言い出したのは「学園祭やりたい」なんて何言ってんだお前という内容だった。
高校の現役時代には野球に明け暮れて学校の行事は二の次だった。いや、流石に全く参加しないわけじゃないけど用意とかは殆どやれなかったし、本番だって練習試合が入ればそっちが優先だった。
そんな学生時代を過ごしたオレたちだったが、たまたま学園祭の映像を何かで見た榛名は感化された、というのがこの前聞いた話で。
「はい、じゃあ焼きそばと唐揚げね」
「ほいほい、じゃあおいくらですか」
「学園祭っていくらくらいなんだ? じゃあ、えーと200円」
「あいよ、200円」
「まいどありー!」
紙皿にただ移された唐揚げと焼きそばを受け取る。硬貨2枚を渡せば、それを受け取って榛名は、ペットボトルのお茶を紙コップに入れて差し出した。
「これ、セットのお茶ね」
「お茶がセットで200円ならだいぶ安くないか?」
「んーカグさんだからサービス!」
「だからなんだそれ」
思いつきで発言してそうな榛名に吹き出してコップも受け取った。
さてさてと榛名の隣に座ると、榛名も椅子を引き出して座った。
「へへ、オレも食べよう」
「店番もう終わり?」
「カグさんが最初で最後のお客さん」
「はは、なるほど」
がらんとした教室にオレと榛名だけで、紙の容器でご飯を食べているのがなんだか不思議な気分だし、これだけなのに少しお祭りの感じがあって面白いなと思う。
「お前に言われた時には何言ってんだと思ったけど、なんかこれ面白いよな」
「でしょ! 部活が一番だったのは今でも後悔は無いけど、やっぱり学園祭も楽しそううだよなあと思って」
「そこで、学園祭やってる時に行こうじゃなくて、やろうってのが面白いよな」
「学園祭をやる側で体験したかったんスよ」
その言葉になるほどと、頷く。学園祭を参加するのはいつでもできるけど、店番したりとか開催する側でできるのは学生の時だけだ。
「カグさんともっと学生時代の思い出沢山作りたかったし」
「思い出って」
「カグさんと仲良くなるのにも時間かかったし、もっと早く仲良くなってりゃあれこれ一緒に出来たよなあって」
「……確かにそうだなあ」
高校の時に一緒にいたのは一年半。その間にあった行事なんて数えるくらいだし、学年も違うからそう一緒に参加できない。
せいぜい学園祭と体育祭くらいなもんだ。
「だから、こんな小さすぎる規模だけど楽しい」
豪勢な食事でも綺麗なレストランでもなく、模擬店とは名ばかりのこのおままごとみたいなのが楽しいと満面の笑みで言う、元後輩。
その顔を見たら自然と手が伸びて榛名の頭に触れていた。
「オレも楽しいや。教室でこうして向かい合うなんてのも数えるくらいだったし、一瞬学生時代に戻ったみたいだ」
そのまま頭を撫でる。学生時代にも触れたことはあれど、その頃よりも人に見られることが多くなったからなのかちゃんと手入れされている黒髪。なんだか何もかもが愛しいなとか思ってしまった。
「へへ、学校にいると昔のカグさんに撫でられてるみてえ」
そんかことを言って笑う榛名は何年経っても後輩で。今となってはオレよりも大きいのに可愛く見えてたのかもななんて、学生時代よりも凛々しい風貌になってるのに撫でられて嬉しそうな顔を見てオレも口元が柔らかくなったのがわかった。
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コメントの文字制限は140文字までとなり、長いコメントを考える必要はございません。
「萌えた」「上手!」「次作品も楽しみ」などひとこと投稿でも大丈夫です。
コメントから交流が生まれ、pictBLandが更に楽しい場所になって頂ければ嬉しいです!
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