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2018年07月24日 20:35泣くショタぐだくん
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ショタぐだくん「ぎゃあああん!!!ぎゃおぉおおおん!!!!」
王様「えぇい!泣くのはよいが少し抑えよ、不細工になるぞ」
ショタぐだくん「いちゅが!!!ぶたいくだないも゛っ!!!がわ゛いい゛!!!!」
王様「ングッふ……」
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2018年07月19日 12:00まめしばぐだくん 最後切れてた
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少女の迫力は目を見張るものがあった。むくつけき猛者の弁慶と武術の達人である牛若の窮地を救ったとは、一体どのような事態であったかはわからないものの、なるほどこの肝の据わりようならばあるかもしれない。
車中に戻ってからも牛若は誇らしげにいきいきとして、あちらこちらへ電話をかけて子犬の飼育に必要な物の手配をしている。弾むような声を聞きながら、大人しく膝の上に座っている毛玉を撫でた。
ふす、ふす、手のひらを嗅いでは尻尾を振り、こちらを見上げてきゅんと鳴く。これだけ人懐っこいと番犬には向かないだろうか。番犬が必要なほどセキュリティの甘い住処でもないが。
「雑種。我は子犬だとて簡単に陥落するほど甘くはないぞ。我を慰労したいならば貴様の手腕、この王にとくと披露するがいい」
顎を掻く指を、桃色の舌で熱心に舐めていた子犬が、きゃん!と嬉しそうに鳴いた。
この黒ゴマころころ餅め!
尻を揉むといやいやと逃げ惑うのが愉快で、いつの間に車が止まっていたのか、マンション前に到着したことすら気付かず熱中してしまっていた。
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2018年07月15日 00:24【FGO】うちぐだくんとメディアさん…マスターについて
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敵襲の合間を縫ったわずかな休憩時間。煙を散らす木々の下、起こした焚き火で温めたスープを啜る。隣で何やら並べたり唱えたりして結界を張るメディアの横顔を見ていたら、ふと思い出した。
「メディアさんのマスターってどんな人だったの?」
「えっ!?」
何気なく聞いた言葉に、メディアは大きく動揺した。取り落とした小剣を慌てて拾って差し出す立香の顔をじいっと見つめて、そこに何ら他意が含まれていないことを悟ると余計に眉間が険しくなる。
「なぁに、突然?」
そんなに警戒されるようなことを聞いただろうか。
まだそう長くはない付き合いだが、キャスタークラスの要として常に戦場を一緒にしている今、彼女のことも少しはわかってきたと思う。言葉ほど冷たい人ではなく、作られた表情の下には少女のような繊細さがある。それでいて周囲をよく見ている大人の女性で、立香が教えを乞えば、時には棘のある皮肉を交えつつも必ず応えてくれる良き先生だ。
多分、話したくないことだったなら、はっきりそう言ってくれるだろう。メディアの眉間の皺に眉を下げつつも、立香は今回も率直に打ち明けることにした。
「ダヴィンチちゃんやドクターも色々教えてはくれるんだけど、結局のところマスターってどんななのかなっていうか……魔術はそんないきなりできるようになるもんじゃないって言うし、歴史に詳しいわけでもないし、自分が戦えるわけでもないしさ。それでもマスターやってくからにはできることはやりたいし、どんなマスターになれたら皆の力になれるのかなって考えてて」
「……それで?どうして私に聞くのかしら」
「うん、マスターについてなら聖杯戦争経験者の英霊の皆に聞けばいくらでもサンプリングできるってダヴィンチちゃんに言われてさ。この前小次郎にその話したら、メディアさんを薦めるって言われた……んだけ、ど……?」
ツンと顔を逸らしていたメディアが、小次郎の名前が出た途端額に手を当てて俯いてしまった。頭痛がすると言わんばかりにしかめられた表情に、立香の方がうろたえてしまう。
これがクーフーリンであったなら、またいつものブラックジョーク?と警戒したかもしれないが、まさか小次郎も何か因縁があったのだろうか。件の話をした時にはいつも通りの風流な男前で、意趣返しを企むような雰囲気は全く感じなかったのに。
「あのー……多分、悪い意味じゃないと思うよ?メディアさんはマスターとすごくいい関係を築けてたって言ってたし」
「……えぇ、えぇ。そうでしょうね。あいつってそういう奴なのよ。純朴なあなたにはわからないかもしれないけれど、優男だと思って油断しないことね」
何があったの?仲悪いの?
聞いてもいいものなのか、気にはなるものの。クーフーリンも、小次郎も、おそらくどこかの聖杯戦争で対面したのだろうことは推測できる。そうとなれば敵対関係にあったかもしれないのだから、色々あるだろう。
カルデアでは仲良くしようね。そう言ったときのクーフーリンとメディアの顔を思い出して、ちょっと笑ってしまった。
「なによ、変な子ね。……まぁいいわ。目標を持つことは大切ですものね。でもどうかしら、マスターといっても色々いるし」
「メディアさんは聖杯戦争を何回も経験してるの?じゃあさ、一番好きだったマスターはどんな人?」
「いちばん、す……って、あ、あなたねぇ」
メディアの頬がさっと赤くなる。マスターとサーヴァントを何だと思っているのかしら?これだから子どもっていうのは、ごにょごにょ。眉をしかめて言っていても、全く誤魔化しになっていない。
好きって、別にそういう意味で言ったつもりじゃなかったけど?
もしかしてメディアさんが和食が得意なの、そういうこと?
からかいたい気持ちを必死で我慢するが、どんどん頬が緩むのを止められない。口をぎゅっとつぐんだまま、にんまりと三日月に目尻をしならせた立香の顔を、メディアの細い手が懇親の力で挟んで押し潰した。
「ふぎゅ、いふゃい!」
「締りのない間抜けな顔を矯正してあげているのよっ!感謝なさい!?」
「ごふぇんあふゃい〜!」
筋力Eといえどキャスターをナメてはいけない。絶対今身体強化してた。ひどい。
解放された頬をさする立香に溜飲を下げたのか、子どもそのままの涙目に毒気を抜かれたか。メディアはやれやれと肩を竦めて、マスターねぇ、ため息混じりにつぶやいた。
「教えてあげてもいいけど、あなたの参考にはならないと思うわ。あなたの言うその、一番……す、すきなマスター?だったかしら?」
「んふふ」
「後で泣かせてあげるから覚えてなさい。とにかく、付き合いの長かったマスターはいたけれど、その方はサーヴァントすら相手にできる戦闘の達人。私が後方から魔術でサポートし、マスターが前線で戦う。特殊な技能の持ち主だからできた布陣よ。他のマスターのことは忘れちゃったわ、すぐに殺したもの。どちらにせよお手本にすべきではないでしょう」
さらりと述べられた事実に、立香は青い瞳を大きく見開いた。
「ころしちゃった、の?マスターを?」
「あら、なぁに?そんなに驚いて」
珍しいことじゃなくてよ。その声の冷たさが物語る。思ってもみなかった可能性に、聖杯戦争の、魔術師の世界のシビアな現実を改めて突きつけられた。
カルデアに来てくれるサーヴァントも、レイシフト先で助けてくれたサーヴァントも、優しくて頼もしいひとたちばかりだ。敵対したサーヴァントの殺気に震えたことはあっても、味方のサーヴァントに寝首をかかれるだなんて、ちょっと想像がつかない。それってもしかして、もしかしなくとも、とても幸せなことなのだろうか。
「そうね。魔術がへっぽこでも、剣の一つも握ったことのない子犬ちゃんでも、殊このグランドオーダーにあっては問題ではないでしょう。サーヴァントに殺してやりたいと思わせるような人間でなければ、ね?」
「…………がんばります」
すっかりからかう気など失せた立香に、メディアは高らかに笑った。
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2018年07月03日 17:25まめしばぐだくん2
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「ご無沙汰でしたなぁ、藤丸のお嬢様」
「あーっ弁慶さん!久しぶりだね!牛若ちゃんは?」
「ぐだ子殿!牛若はここです!」
「おい」
「お元気そうで何よりです」
「うんっ!今日はどうしたの?」
「おい雑種共」
「先日子犬が生まれたと仰っていたでしょう」
「そこでこちら、過労を癒す家族を必要とする御仁を紹介に上がった次第」
「聞け貴様ら」
全く見覚えのない民家の玄関先。
護衛の牛若、運転手の弁慶、そして謎のオレンジ頭の少女。ぐだ子。ぐだ子?
三対の目が向けられた先で、
「雑種。疾くこの、足元で蠢く毛玉を何とかせよ」
ひゃん!
立ち尽くすギルガメッシュの周りを走り回っていた毛玉、小さな小さな黒の豆芝が、まだ覚束ないながらも元気に鳴いた。
黒い毛並みはもこもこのふわふわ。ぱっちりした青い瞳に、白い麻呂眉が愛らしい。体はまだまだ小さいものの足つきはしっかりしている。溌剌とギルガメッシュの足元を駆け巡る姿は健康そのものだ。
それにしても、ちまっこい。迂闊に動けば踏み潰しそうだ。
「ぐだおくん、おいで」
呼びかけに素直に戻ってくる豆芝を優しく抱き上げた少女は、跳ね回る子犬に戦慄し棒立ちになっていたギルガメッシュをじいっと見つめた。
「……おじさん、本当にわんちゃん飼いたいの?」
おじさん。
ぼふっと吹き出したのは牛若だ。弁慶はなんとも絶妙なアルカイックスマイルで心を無にしている。なんという失礼な部下たちだろうか。
まぁ、推定小学生の少女にすれば、いかな美貌を誇るギルガメッシュとはいえおじさんはおじさんだろう。子どもの言葉尻に目くじらを立てるほど了見の狭い男ではない。それよりも追求すべきは、
「ベンケイよ。全て詳らかに説明せよ」
ご自宅にお送りしますと悠々とハンドルを捌いて、縁もゆかりもないこの場所へ連れてきたこの男である。
代々の主君筋である牛若に付き従い兼業坊主となった男は、説明と言われましてもなぁとのんびり顎をさすっている。忠義心篤いことを誇りにしている牛若がずいと胸を張って歩み出た。
「取締役殿におかれましては趣味仕事生き甲斐仕事の仕事人間。激しい女遊びもお勧めできませぬがまったく両極端であらせられる。そこでこの牛若、考えたのです!働き詰めの身体を労わる休暇で株為替デイトレード三昧の未来を阻止すべく必要なものとは何か?」
「……ふはは。言うではないか貴様ぁ」
「お褒めに預かり光栄です!さてこちらは以前に幼い身ながら勇敢にも我らが主従をお助けくださった心優しきお方。尊敬すべき友の愛犬殿に賜った子犬たちの引き取り手を探していらっしゃると思い出し、これだ!と閃いた次第」
以前から思っていたが、この牛若、若干話が通じない。忠義は、確かに尽くしてくれているのだろうけれども。頭痛をこらえるようにこめかみに手をやったギルガメッシュに、子犬がきゅんと鼻を鳴らす。
つまり、飼えということか。
子犬の青い瞳と、ギルガメッシュの赤い目が交わる。まんまるの青に、きらきらと星が煌いている。特別犬好きではない。どちらかというと虎や獅子の方が馴染みがあるくらいで。
アニマルセラピーとは、万人に効果があるものなのだろうか。
きゅん、きゅん。尻尾を振って鳴く子犬を、少女がそっと、ギルガメッシュの腕に抱かせた。温かく、小さく、けれど確かに鼓動がある。
「ぐだおくん。このおじさん今流行りのシャチクでカローシだって」
「まだ死んでないわ」
「えぇ、はい。かろうじてまだ!」
「辛くも蜘蛛の糸一本というところですな」
「だってさ。助けてあげたいの?」
「きゃんっ!」
この場で唯一ギルガメッシュに労わり深い子犬の元気な返事に涙が出そうだ。
オレンジ頭の少女は、まるで大人のようにやれやれと肩をすくめた。子犬の頭を何度も撫でて、決意したとばかりに腕を組む。
「おじさん。ぐだおくんはね、ぐだ子の大事なお友だちなの。ちゃんと大事にして、幸せにしてくんなきゃ許さないんだからね!」
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2018年07月02日 17:27まめしばぐだくん
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ギルガメッシュは疲弊していた。
代表取締役の席にありながら、社内で一番長く職場にいるというのは如何なものか。シドゥリを始め、部下たちには口が酸っぱくなるほど繰り返された帰れコールを眼力で黙殺し続けて数年。
とうとう椅子から崩れ落ち、過労死寸前と医者のお墨付きが出たところで、強制的に休暇をとらされる羽目になった。
仕事はわかりやすく成果が出る。勤勉で意欲のある社員たちは愛すべき存在だ。子どもは好きだが女に纏わりつかれる煩わしさはいい加減に飽き飽きしていて、私生活よりも仕事にのめりこんでいるうちに、睡眠や食事も味気ないものになっていた気がする。
先代から厄介払いのごとく押し付けられたほぼ破産状態の会社を、ギルガメッシュの手腕と社員の汗で業績トップまで押し上げて久しい。
今はもう社長自ら社中泊するほど切迫した状況ではない。休暇の1ヶ月程度、潤沢に仕事を回してみせる。そう言い切ってギルガメッシュを車に押し込んだ部下たちは、妙に楽しそうな顔をしていた。
さて、突然与えられた休暇を一体どのように過ごすべきか。
放っておいたら株か為替に流れてしまっていただろう自宅への帰り道、ギルガメッシュはなぜかむくむくの子犬を抱えていた。
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