最終更新日:2023年06月03日 23:21

探偵と詐欺師と詐欺師

非会員にも公開
TRICKSTER~江戸川乱歩「少年探偵団」より~に萌えと怒りを書き散らす
少年探偵団ハコ推しなのでCP乱れてます
妄想が暴走しそうなときはこっちに退去
ROUND-ROBIN https://pictbland.net/blogs/detail/178
元スレ https://pictbland.net/blogs/detail/159

サムネはきゃらふとで作った井上先生
  慈雨
  • 2018年09月29日 17:25

    だって小林は、ぎゃんぎゃんうるさい花崎が好きだからさ
    花崎と一緒に死ねるのは嬉しいけど、花崎にはうざいまま生きていてほしいだろうし、死んじゃったらそれを見られないって心残りもあるから
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    人は肉体的な苦痛があるとき、一番楽な体勢を無意識に選ぶという話を又聞きしたことがある
    小林にとって、一番自分が楽になれるのは、自分が忌まわしいと思っていた能力で花崎を助けて、今までの自分と決別することだった
    ル・ワッカ落下で偶発的に花崎をはじきとばしたことを、無意識にトレースしていたのかと思うと、やはり小林は可愛い

    花崎はプレーン潜入前にBDバッジを捨てて、死を覚悟→(明智との過去を清算)→墜落による死亡(疑似)→再生→少年探偵団再入団
    小林と花崎がリニューアルしても、井上は明智のことを引きずって、傷は一生癒えないだろう
    名実ともに3代目明智小五郎になった井上は、山根と別れるとき大変革が起きるのかな
    他に井上が変わらざるをえない状況として考えられるのは、警官になった勝田との軋轢だろうなあ


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  • 2018年09月29日 15:51

    2クールのOP
    大好きな東京駅が出てきて本編に出てくることを心待ちにしていたのに、出たのは多分大手町方向の地下だった(テロには最適)
    井上が、外壁に手をついて立っているのも、最終回では差し替えられることを期待していた

    演出がね
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    特に2クール目ではやりたいこと詰めちゃおうぜ感が強くて、意味不明になっている
    どこまでが現実かわからない
    明智が自分の深層(巨大な書庫)に分け入って、思い出を断ち切ろうと放火するところがシュールな心理描写であることがわかりにくい
    終盤、明智が太い鉄鎖を逃れて、血まみれで手錠抜けをするけれど、その後怪我の描写がないんだよね
    作画ミスなのか、二十面相に囚われたという幻覚なのか否かと判断できない


    明智が、実は、傭兵時代にギフトの犠牲になっていたという考えも捨てきれない
    二十面相は完璧に明智をコントロールできないことを、その場しのぎの娯楽を見つける「純粋な悪」であるからと見なしているとか、情報があいまいなだけに想像の余地はある
    蕗屋が、ギフトに関して抑圧されたこどもに発現する能力みたいなことを言っているし、二十面相のかまってちゃんぶりから、こどもの感性が満たされてしまったら、ギフトは失われるのかなとかも考えた
    小林にギフトが残っていたのは、よちよち歩き時代から人生をやり直すということが、靴を履くという行為にしめされていたとも思う
    血縁者以外の庇護がないことが、ギフト発動の条件であり、それ以外の人物との関与がギフト喪失につながるなら、小林のギフトは、もうなくてもいいんだよな
    最後の小林のギフトは、誰かを守るための力に変わったってこと?
    傷つくたびに強くなるというのは、強度だけではなくて、変質を含むってことだろうな
    野呂の家でのミーティングでおいてきぼりにされるのをいやがっているのが、その変化のひとつ
    打ち上げ前に野呂に感謝されていることで、小林の心境もまた違ってきているのだから、プレーンから落ちるときに発動したのは、花崎と死ねる喜びではなくて、花崎を助けたい(ル・ワッカのときのように)一心が原動力であると考えた方が自然?

    公式との解釈違いも辛いが、過去の自分の見解と違うのもいやだなあ
    前に書いた二次を破り捨てたくなる

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  • 2018年09月28日 17:50

    井上が山根の前で「かっちゃん」と呼ぶところ
    商売をやっていて、世間の裏も表も知っていそうなのに、警官の正義を信じている勝田
    年長さん2人の純情がじわじわくる
  • 2018年09月28日 03:07

    残るは最終話と初回
    めちゃくちゃ緊張して見ることができない
    最終回を読んだり見たりすることができないという持病があるのだけど、何度も見ているこの作品で、はじめてみたいに緊張する理由がわからない
    レンタルした00が届くのだから、早く見なくては
  • 2018年09月28日 00:12

    22話23話で泣く
    22話のシャトルに向かう花崎と小林、23話の野呂と花崎の一連のやりとり好き好き
    23話冒頭で、花崎がピッポちゃんをかばってるのも超好き
  • 2018年09月26日 20:49

    中村のミントタブレットはなんだったんだろう
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    マリエルタワーで明智を引き渡した時点で、指揮権も手渡しているから、あそこで警察にとっても二十面相にとっても、中村は用済み
    中村に感情がひとかけらもなかったということは、明智に再会後、二十面相のプレーンが降下してきたことで無機的なメッセンジャーとしてスイッチが入ったのかな
    少なくても、二十面相が彼氏だと見破れなかったのかと口走ったところは、まだ中村は自我を保っていたと思う
    彼氏の正体まで明智が気付いていたら、宮西を殺さずに済んだって、言外に責めているように感じるんだよな

    心が丘団地後、彼氏とのデートの後からフリスクかじっているから、大きい理由は二つ考えられる
    元々タブレットが好きだったが、精神安定剤として職務中も手離せなくなった(相棒のラムネみたいに)
    彼氏からすすめられたのが中毒性のあるもので、常用している間は自我があり、切れると二十面相の暗示に支配される
    どっちだ?


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  • 2018年09月24日 00:23

    やっと配信21話まで見た
    2クール目はスタッフのやりたいことが詰め過ぎでわかりにくい
    何回も繰り返して演出意図や台詞の意味がわかる部分もあるけど、作画が・・・
  • 2018年09月21日 02:50

    #12

    1クールクライマックス
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    小林を先鋒に、勝田と井上もル・ワッカに突入。小林は花崎を連れて帰ろうとする。花崎は、自分の短慮を悔いて死にたいと口走るが、一命を取りとめる。
    警察は二十面相を逮捕し、一連の事件は終息するはずだった。

    ◆◆◆◆◆

    今回の配信では見てないので、1年半前のメモを見ているけど、この回のハイライトが抜けてるぞ、過去の自分。井上がうきうき交戦しているのは、重要でしょう。

    「卵からかえれ」もメモしていない。抽象的な表現ができる小林自体が謎、と前にも書いた。小林の識字能力に不安があった野呂あたりが、本を読ませたのではないかとも、すでに書いている。
    あの場で、小林が花崎を連れていこうとしたのは、井上に与えられた役目がそれだったから、という以外に考えられない。あの惨状を目の前にして、花崎だけにしか興味が向かない実際家の小林が、怒りにまかせて口にした言葉が「卵から」であることに、違和感しかない。
    2話できざした研究所育ちのデザイナーベビー疑惑が強くなったのは、小林がこういう知性を見せたから。脚本は吉田さんなので、キャラがぶれたということでもなさそうなんだよな。

    1年半前の自分が、何考えてメモしていたのかわからないくらい、12話のメモは解読不能すぎる。
    元々直情径行の花崎が視野狭窄に陥っているところに、二十面相が追い打ちをかけているのね? でも、どの流れで、花崎の義父が五十鈴に資金援助していた話になったんだろう。ただのブラフか、私の妄想かもわからないメモだ。
    使い物にならないメモだけど、断片で星座のようにつなぎ合わせていこう。記憶はほぼ抜けているから、想像力を駆使するしかにない。

    花崎を殺せば、従業員や探偵団を解放すると、二十面相は明智を脅す。花崎は自分が大事件を起こしたことを後悔し、死にたいともらす。花崎には、自分がいらない子だという思いが根底にあって、ここで噴出。
    小林の死にたい気持ちを否定しなかったのは共感があったから。生きたいという気持ちにさせたかったのは、他者を翻意させる力を持っていることで、花崎は存在証明をしたかったのだろうな。
    小林はそういうことを知らないから、「死にたい」という言葉は、自分の専売特許であると憤慨する(そして先述の「卵から」につながる)。小林が花崎に対しては、何らかの感情があることは、9話でパンをあげようとする場面で出ている。このときも、花崎に対して「僕は何をすればいい?」ときいているし、花崎と一緒に墜落している。メモがおかしいので、整理しきれないのだけど、小林がどうにかして花崎を自分につなぎ止めようとしているのが、めっちゃ尊い。自分のことで手一杯の花崎は、逃げるけどね。


    それと、1年半前の自分よ、「終わらせないよ。君(明智)のこと大好きだから。だから絶対許さない」って、脈絡なく書いてあるのがわからない。二十面相に興味がないといっても、ほどがあるぞ。
    自分の死が、ル・ワッカ占拠と、仲間を振り回したことの幕引きになると、花崎は思っていた。その直後、去り際の二十面相の捨て台詞だったことは、うろ覚え。「許さない」というのは、明智が二十面相をガン無視で花崎を連れていこうとしたことだよな。
    この後、明智は、探偵団を解散し、二十面相を追う。二十面相には願ったりかなったりの状況になってしまう。
    まだぐずぐず言うけど、ここで1期終了で、半年くらい置いて2期放映だったら、もう少し盛り上がったのではないかと思うんだよな。ここで花崎が探偵団に戻ると期待させていて、2期はじまったら、いないぞ何があった、とハラハラ具合が違ったはず。構成ミスだと、今でも思っている。



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  • 2018年09月21日 02:10

    4話のネタバレで文ちゃん(といつも呼んでいる)を「文子」と書くオオボケ
    文ちゃん回を見終えたところで気が付いた
    大人パートに興味がなさすぎて、欠け落ちていることが多すぎる
    文ちゃんは「文代」CV堀江由依さん
  • 2018年09月12日 22:58

    やっぱり明智と花崎のからみは好き
    明智には花崎をべたべたに甘やかしてほしいし、花崎も小林を可愛がってほしい
    全話通して不満だったのは、花崎が小林の強い想いと同じくらいの気持ちを感じなかったこと
    中盤以降、自分のことで手一杯だったっていうのはわかるのだけど、小林が不憫

    それにしても誤字がひどすぎて、ここまでのログ読み返して笑ってしまった
  • 2018年09月12日 22:20

    #11「残虐戯具」

    フリスクはじまる


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    花崎は二十面相とともに、父親の経営するル・ワッカに籠城し、明智と攻防を展開する。明智は、戦闘のくせから、警備ロボットをコントロールしているのは花崎であると結論、直接対峙する。
    単独で花崎救出に向かった明智の後を、井上たちも追った。

    ◆◆◆◆◆

    中村のフリスクは多分初登場。10話を今回の配信では見ていないので、断言できない。円盤買わないとな、と何度言ってるんだ。
    中村の名刺が「警部」になっていたけど、警部補じゃなかったっけ? 公式でそうなっていたから、ずっとそのつもりで書いていた。30歳で警部というのは速いけど、そしたらキャリアか。要確認。


    小林と井上の距離感が笑える。
    明智に置いてきぼりにされて、井上は、小林にそばにいるように頼む。明智を追跡しようとする井上に、「(明智の)言うことを聞かないこともあるんだな」と感心した風。
    井上は、花崎不在で、多分、小林との距離が縮まったと感じている。小林は、一緒にいる時間が長くなった分、井上を観察することになっただけで、心理的な距離は以前のまま。

    小林も鬱憤がたまっていたことは、車内からル・ワッカの流れでわかる。花崎が警察で叱られようが暴言吐こうが、それは花崎個人の問題で、花崎と小林の関係とは無縁だと、小林は切り離しているのだと思う。
    小林が怒るのを明智が珍しがったように、小林は感情表現が豊かではない。4話の井上との会話や、上記の「言うことを云々」は、小林にとっては、感情のともなわない客観的な事実の指摘にすぎない。11話では、井上も小林の話し癖に慣れているよう。
    そういう小林が、花崎に対しては、変なスイッチ入ってしまうのがおかしい。小林自身は、いつも通り事実を述べているのにすぎないのに、感情が入りすぎて、勝田や野呂には聞くに堪えない花崎への悪口になっている。
    ここの小林は、まだ無自覚。観覧車のかごがあるし、食べ物があるから、探偵をしているだけ、と本人は思っているはず。1クールラストからの小林の変化が、言葉を失うほど可愛い。
    井上の「あいつに何かあれば、俺は」という悔恨が、小林のスイッチ押したと思う。覚えていたら、後で別記。



    メインは、明智と花崎の関係。疑似親子。
    花崎は幼少から「いらない子」だったので、身を寄せる場所の確保が必要。事務所は心身ともに預けられる場所であったのに、明智の「あいつは探偵じゃねえ」が最後通牒になってしまった。拒絶の言葉が強すぎて、その後の言葉を聞いていたとしても、花崎が事務所に戻れない状況に追いこんでいる。
    そのくせ、警備ロボを操作しているのは花崎だと見極め、お迎えにも来るのだ、明智は。しかも、花崎の意思で二十面相と組んだこともお見通しだった。ずるいよな。手ひどいことをした後に、おまえのことは理解していると甘い顔を見せるのだから。
    でも、二十面相は、明智を試した花崎がずるいと、元凶のくせに何をか言う。花崎が義父や明智の愛情を試したのは間違いないけれど、二十面相は教唆犯。花崎は実行犯。刑法では、処罰は同等であるらしい。花崎の年齢と二十面相の累犯を鑑みれば、後者が重いはずで、二十面相に情状酌量の余地はくれたくない。

    何度か通して見てきて、二十面相は幼児性が強いという印象は変わらない。二元論で考える、責任逃れをする、というあたりがこどもじみている。
    最後の最後まで、二十面相は、明智が少年探偵団のために大人になることを許さなかった。ここでも明智に求めすぎて、花崎の弱さを突くのも、こども同士のいじめみたい。
    二十面相は、明智と共依存だと思いこんでいるけど、二十面相が一方的にもたれているだけにしか見えない、この時点では。



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  • 2018年09月10日 19:53

    #10「無垢なる天秤」


    自己啓発セミナー

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    二十面相に拘束された花崎は、依頼遂行中の明智たちの映像を見せられる。明智は、小林が探偵に向いているとしたうえで、花崎への低い評価を口にする。二十面相の弄言に揺れ動いていた花崎は、自分の価値を確かめる勝負に出る。

    ◆◆◆◆◆

    二十面相が、明智への愛を喋り続けて、花崎辟易の回。長広舌で、文字起こしして、なんとか意味がわかるかなって程度。明智と二十面相の間に何があったかは語られず、服脱いで愛の証を見せつけられて、花崎もそれを欲しがるという話。間違ってはいない。

    勝田が野呂の部屋で、ご飯を作って、探偵団の内情を探ろうとする場面、妙にほほえましいと思っていた。井上の様子が変だから、何か起こっていると思っているだけだとは思うけど、穿つと、勝田は花崎との対比として置かれてるのね、ここでは。
    勝田は、やりたいことを自分で選んでいる。部活掛け持ちで、家の手伝いもやって、探偵団はやめた。将来の展望がひらけているから、やりたいこととやるべきことが取捨選択できる。
    本来、花崎には、晴彦を見つけることと、困っている人を助けられるほど強くなるという目的があって、明智の元に身を寄せたはず。前者の希望が潰え、明智のそばにいること自体が、花崎の目的になっている。それをさして、二十面相は「明智の真似」「おもちゃ」と挑発する。ちょいちょい二十面相は、自分と明智の関係を自慢しているのがおかしい。

    明智は何してるかというと、ラブホの幽霊騒ぎを小林にまかせてのんびり。「小林が一番探偵に向いているかもしれない」という明智の発言は、うまくトリミングされて、花崎を奈落に突き落とす。

    井上は終始花崎を気にかけて、花崎を腐す明智の真意をはかりかねている。ここを、ずっと、井上から見て、明智と花崎の間柄は特別に見えていたと思っていた。健康な花崎の方が、自分より探偵に向いているのではないかという、劣等感の表われのようにも感じていた。
    8話で、花崎が事務所から脱走したときから、井上は一貫して花崎を不安視している。二十面相が接触したら、ぐらぐらの花崎がどうなるかわからない。11話で「(花崎に)寄り添っていれば」と後悔しはじめたときには、何を言いだすかと笑ってしまったけど、改めて見ると、井上は花崎に飴と鞭を使い分けていたつもりだったのね。飴鞭というより、明智とのバランスか。明智がふだん甘やかしている分井上が締めているけれど、厳しい制裁のときには花崎のフォローに回る……井上、天邪鬼だな。
    明智は、探偵に戻る戻らないは花崎次第という言葉は、井上を安心させてしまう。花崎が探偵をやめられるはずがないという思い込みと、戻ってきたら明智が受け入れるという信頼で、井上は自分の介入は不要だと判断してしまう。勝田が退団したときと同じように、理解していたと思っていた相手とこじれるという愚を再度起こして、11話の「(花崎に)寄り添っていれば」につながっていく。
    5話で、井上はいきなりリハビリ再開して勝田にたしなめられていたけれど、人間は急激に変化しないのだ。

    小林は、明智に探偵業務への感想を求められて、「こんなこと、長く続かない」と諦念に満ちた言葉を返す。この辺は、前にも書いたから割愛。花崎を待つということ以外に、この時点の小林が探偵を続ける理由がない。


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  • 2018年09月10日 18:40

    13話も途中までしか見られなかった
    PC不調で色々問題起きているのがつらい
  • 2018年09月07日 18:08

    #9「陥落の英雄」


    花崎受難開始

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    中村の現場入りとともに、明智たちも心が丘団地に侵入する。異状に気付いた住民は一斉に逃亡、五十鈴や晴彦も逮捕される。
    花崎は、明智が晴彦について隠し事をしていたことから、疑念に満ちていた。不信感を爆発させた花崎に、明智は探偵業禁止を言い渡す。
    自粛を破って事務所を訪ねた花崎は、小林が井上たちに重宝されていることに打ちのめされる。自棄になった花崎に声をかけたのは、二十面相だった。

    ◆◆◆◆◆

    明智がまっとうな大人としてふるまったことが、花崎との関係にひびを入れてしまうという悲劇開幕。花崎には依頼されていないから心が団地には行かないと言ったのに、数年前には晴彦に接触していた。警察と、後日の事務所での説教も、明智の監督責任者としての当たり前のこと。それが飲みこめないのは花崎の問題。普通の大人とは違う明智に受け入れてもらえたと思っている花崎には、拒絶されたと思えるほどショックだったと解釈している。
    井上の反応は相変わらず面白い。警察では、晴彦のことで、花崎のメンタルを心配している。容赦なく花崎を責める明智に、「やめてください」とまで言うのだから、花崎に肩入れしすぎだと思う。11話で「俺が寄り添っていれば」というのが唐突すぎると思っていたけど、ここですでに心情的に花崎に寄っているのね。気付かなかった。いや、井上は花崎には甘いというのはわかっていたけれど。
    明智は、井上と野呂を仕事漬けにして、メンタルケアをしている。方法は的確とは言えないけど、二十面相がらみの事件の後は足跡を追う明智が事務所に留まって仕事している。花崎を待つ意味もあったのかと知るのは10話。明智なりに責任を持とうとしている。



    晴彦から不信感を持たれ、花崎家の非常な処断を言い渡され、花崎のHP底をついているのに、追い打ちをかけたのが、小林の存在。留守電の中村の伝言(こういう物言いの女はやはり好きになれない)で、自分の行動に思わぬ余波があったこと、その回復に小林が活躍したことも同時に知る。井上と野呂が小林とうまくやっていることも目の当たりにする。八つ当たりを明智にとがめられて、重複するけど、花崎は世界から拒まれたと感じている。その矢先で二十面相登場。
    二十面相が、明智を「悪人」と断じたことを、花崎はどう感じたのだろう。今回の配信で10話見逃したけど、花崎が目覚めるところからはじまったはずから、二十面相が無理に花崎を連れ去ったような気がする。花崎が功を焦って話に乗ったふりをしたけれど、目隠しされて意識を失ったというのも有り得る。



    晴彦の「探偵は困っている人を助ける」という言葉は、花崎には呪いになっている。初っ端から明智を信頼しているし、アクシデントで助けられてからは、明智の言動を是とすることが、花崎に身についている(5話で明智が二十面相を追わなかったことに、花崎は奇妙な反応をしていた)。情に流されやすい花崎には、探偵は不向きなんだよね、本当は。






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  • 2018年09月07日 18:07

    それにしても、花崎父は、花崎の何が気に入って養子にしたのだろう
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    晴彦と競わせるにしては、7歳違いのこどもをあてがうのも妙な話
    気性を見るため? 
    保険に手元に置いたものの、実業家としての成長を望めないから、花崎は施設に戻されようとしていた?
    前にも書いたけど、どうしても引っかかる
    何度見てもわからない
    二人とも花崎父の実子で異腹兄弟なのかとも思ったけど、他人と明言されていたしなあ



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  • 2018年09月07日 18:04

    #8「箱庭の楽天地」

    プロポーズ大作戦

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    心が丘団地の独立宣言をしたのは、花崎の義兄・晴彦だった。花崎は、晴彦の救出を明智に求めるが、拒否される。
    単独で心が丘団地に潜入した花崎は、晴彦に捕われる。団地に住む人たちを「家族」と呼び、片桐五十鈴を母と慕う晴彦に、花崎はただならぬものを感じる。
    明智は、中村からの連絡に応じて、やっと心が丘団地に向かう。

    ◆◆◆◆◆

    花崎の生い立ちと、明智とのなれそめが語られる。
    明智から見ると、文子を亡くした後で、再起を期して中村と連携しているところに、花崎が現れるのだから、門前払いは当然。警察で対応できる案件は受けないし、あとは金次第。「俺を強い男にする先生になってください(花崎の一人称はここで「僕」から「俺」に変わる)」という花崎の口説き文句が、明智の養父への追慕という弱いところをつついてしまったという流れ。
    花崎が出奔した直後、二十面相からロボット型貯金箱が届けられる。新しいおもちゃ(小林)で遊ぼうという不穏なメッセージはさておき。
    花崎の貯金箱はパナソニックのロビがベース。パナソニックは、トリックスターのスポンサー(といっていいのかな)。終盤でパナソニックのPCも出てくる。こういう知識は忘れるので、未来の自分にメモ。

    片桐五十鈴は、世代的に新左翼。明智が9話でうさんくさいと言っているけど、調査したのだろうな。左翼もすたれてきて、バブルも多少知っている世代のはずで、真面目に活動をしているのがバカらしくなって、社会的弱者を食い物にすることを覚えたのかもしれない。最後の一滴まで搾り取ってやろうとする狡猾さは、警察との交渉からもわかる。
    晴彦は花崎をソフトに懐柔しようとする一方で、麻酔打たれたり認証タグつけられたりしている。五十鈴への心酔を見て、花崎は洗脳を疑ったのだと思う。自慢の義兄が、おかしなことにかぶれていたら、本人の意思ではないと思いたいし、他人のせいにもしたくなる。
    五十鈴も、晴彦のコンプレックスを攻めているのは事実。花崎が、影響力のある発言ができると自覚したとき、五十鈴タイプになる可能性はある。


    中村が出遅れたのは、オフでデートだったから。
    二十面相は独立宣言自体には関与していなさそうだけど、陰にそそのかしていたようには感じる。設備投資には二十面相に支援があったようなので、武装地帯にした心が丘に明智を呼び寄せる下準備ではあったはず。晴彦の素性も知っていれば、有効利用するよね。
    五十鈴たちが自爆したおかげで、二十面相との直接対決はなかったけれど、古いおもちゃである花崎への布石にはなっちゃうわけだしね。
    ラストの明智の台詞は、「花崎に説教しに行くぞ」は、最高にけしからん。説教は、少年探偵団のコミュニケーション手段で、花崎も小林に「後で説教な」とか言っている。この人たちの説教は、いわゆる仲直りセックスなので、P音で消すべき台詞。




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  • 2018年09月04日 00:10

    10話も見逃した
  • 2018年09月03日 01:36

    #6「余暇の散歩者」

    小林お誕生会
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    地下水路の事件後、明智は休業し、行方不明。試験前で井上も登校して、花崎は暇を持て余している。
    小林が人助けをした後に怪我をすることに気づいた花崎は、事務所に来ていた依頼を受けることにする。野呂や大友の協力を得ながら依頼をこなすが、ことごとく失敗した。
    おもちゃを工場に飛びこませて難儀している子どもを見かけて、花崎は助けようとする。花崎に続いて工場に入った小林が、溶鉱炉に落ちながら、おもちゃを守る。
    事務所に帰ると、小林の誕生会の用意がされていた。花崎が団員に根回しをして、準備させていたのだった。



    色々と疑問が湧いてくる回。
    金庫を開けるという依頼で、小林が金庫を破壊するのだけど、これ、どうやったの? 基本、小林の能力は死傷のの危険があるときに無意識に発揮されるもののはずなので、置かれているだけの金庫をぶつかっていったのか? 地下水路でも、障壁を壊せなかったのは力の使い方を知らないからだと思っていたので、不思議。でもラブホやル・ワッカでは破壊活動にいそしんでいたから、壊すという意思があればできるのか。
    それにからんで、重大なのが、お誕生日様の席。大友と山根にはさまれている。前にも、どうしてそこに座ったのだと書いたけど、本当に謎。山根はまだ小林のことを聞かされていないとしても、大友は恐怖より興味が勝っちゃうのだろうな。小林も、食べ物を前にすると、食べたい=生きる気持ちが先行して警戒心が薄くなるのか。5話でも、ハンバーガー食べているときは、花崎が隣にいたものね。よくわからないよ、小林。


    季節感もわからない。上級生が夏服なのに、山根だけジャケット着用。瑠璃野は、夏用に背抜きの上着があるのかな。2話のクライアントはノースリーブだったし、3話では扇風機が出ていたから、確実に夏のはずなのに。小林が制服を見て「変な色」と言うのも、ぱっと見てボトムのねずみ色が目立つからだと思う。季節感はこの後さらにぐずぐずになっていく。


    井上の可愛げというのが、前面に出ている回でもある。明智がいないし、試験前だし、勝田を敬遠する理由がなくなったから、井上は登校している。学食でグリンピースを残すお約束も見せてくれたし、早速勝田と一緒にいるし、少しくらい人目をはばかってほしい。
    誕生会のセッティングを頼まれて、井上は花崎に反対したことは想像にかたくない。観覧車を運びこんだときの勝田が楽しそうなので、さくっと井上を説得してくれたのかもしれない。
    クラッカーを鳴らすのが1テンポ遅れるのは、リズム感がないせいではないかなと思っている。情報を瞬時につかむ能力のせいで、井上には、趣味として音楽や絵画を楽しむ余裕がないような気がする。芸術的素養のない朴念仁の井上、すごくいい。


    それと、以前書いたので割愛するけど、野呂の家庭環境が垣間見える。


    円盤の特典ドラマCDが二度目の小林の誕生会だというので、気になってはいる
    井上勝田の卒業後の進路は語られているのだろうか


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