最終更新日:2020年10月01日 00:47

ROUND-ROBIN

非会員にも公開
TRICKSTER~江戸川乱歩「少年探偵団」より~
視聴記録・考証ログhttps://pictbland.net/blogs/detail/173から派生
二次創作用
総当たり的にCP組ませてます
リバあり
思いつきエロや、ワンシチュ的な文字数少ないSS
サムネはきゃらふとで作った井上先輩


【SS目次】
新→旧の昇降順


花崎←小林 https://pictbland.net/blogs/view_body/734905
花崎+小林 https://pictbland.net/blogs/view_body/420051
花崎+井上 https://pictbland.net/blogs/view_body/414205
花崎←井上 https://pictbland.net/blogs/view_body/407846
花崎+明智 https://pictbland.net/blogs/view_body/408449
勝田×井上 https://pictbland.net/blogs/view_body/388232
井上×花崎 https://pictbland.net/blogs/view_body/387734
井上×花崎 https://pictbland.net/blogs/view_body/383207
晴彦×花崎 https://pictbland.net/blogs/view_body/382669
井上勝田花崎 https://pictbland.net/blogs/view_body/336124
大友→花崎 https://pictbland.net/blogs/view_body/342808 
勝田×大友 https://pictbland.net/blogs/view_body/341450
井上×花崎 https://pictbland.net/blogs/view_body/336125
勝田×大友 https://pictbland.net/blogs/view_body/346078
  慈雨
  • 2020年10月01日 00:47

    勝田の、公式との解釈違いによるショックから立ち直って
    花崎総受け、と自覚したのに、小林×花崎が想像できなくなっている
    小林は、まず手をつなぐところからはじめないといけないし
    最終回のあの笑顔が可愛かったから、あそこがクライマックスでいいんじゃなかって思っている

  • 2020年07月04日 12:57

    PCクラッシュして、大友と明智の話が消えてしまった
    他のは、こことかにupしていたので、ほぼ無傷
    ヒデちゃんも書きたいのだけど、関西弁がわからない
  • 2020年01月13日 16:12

    前の支部投稿から1年経っちゃった
    勝田の解釈がネックになってしまうので、そこに関わらないところならば書けるはずだと自分を信じて・・・そう、大友の話をまとめるんだ
    大友と明智って、実際に会ったことあるんだろうか?
    5話で、明智の口から大友の名前が出ていないのは、どう解釈したらいいの?
  • 2019年12月05日 00:19

    勝田の花崎への対応は仕方がないことと思ってるんだが
    大友に対しても基本ノーリアクションなんだよな
    他の生徒に対しての態度は、テニス部の練習風景くらいしかなくて、人望が厚いのか疑わしいぞ
  • 2019年08月26日 07:56

    大友は、BDに対して一歩退いて愛情を示しているのに、自分が書くとべったりと湿気を帯びてくるので辛い
    花崎はみんなに大切にされてほしいし、花崎は小林をもっと特別扱いしてほしい
    野呂の財力で、どうにかならないかな
  • 2019年07月03日 07:35

    挫折したものを供養
    ありすちゃん事件を書こうと思っていた(なので、2年前の話)
    キャラ解釈(特に大友)が変わってしまったので、ここでストップ
    宮西と明智が、蕗屋宅に突入する予定だった
    5000字ちょっと
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     ◆◆◆◆◆

     宮西がおつかいに出されたのは、探偵事務所だった。
    「何よ、一人で行くのが怖いの?」
     中村は軽蔑をあらわにした笑みを浮かべる。
    「いや、そういうことではなくて」
     宮西は話しかねて口ごもる。
     警察が探偵に協力依頼すること自体が問題ではないか。中村には、それが作業工程のひとつであるらしい。
     中村は、顔合わせのときから高圧的だった。階級は同じでも、中村は二歳年上で入庁も差分早い。宮西が彼女の顔を立てようと腰を低くすれば、なおのこと居丈高に振る舞う。女性としても同僚としても、同席は遠慮したいタイプだった。
     彼女とパトカーに二人きりというのは辛い。
    「……行ってきます」
     宮西は運転席のドアを開けた。
    「あ、それとね、宮西、事務所で何見ても詮索しないで。お互いの領域に踏みこまないっていうのが、あいつとのルールだから」
    「了解です」
     何があるのか説明してくれてもよさそうなものだった。中村は、宮西の反応を味わうつもりらしい。 
     心底いやな気分で、探偵事務所の門扉をくぐった。
     都心の広い地所に白亜の御殿というだけで目を剥く。
     昨今羽振りがいいのは建設業者だ。五輪が健全な景気循環をもたらし、国際博覧会が拍車をかけた、と与党党首が意気揚々と語っていた。
     宮西が就職活動をしているときも、売り手市場といわれた。同級生が名の知れた企業から内定を受け取るなか、宮西は公務員を目指した。好景気のあおりを受けて、特に地方公務員の競争倍率は下がっていた。安定志向の宮西には願ったりかなったりの状況だった。不本意にも、警視庁しか合格しなかったのだが。
     インターホンで応答して、ドアを開けてもらった。
     吹き抜けのエントランスに足を踏み入れた。アンティークなしつらえのエレベーターに気おくれがした。とんだ趣味人だったらどうしよう。小説やドラマの探偵は、たいていがどこかネジが飛んでいる。高尚な好事家やヤク中で、日本語が通じなかったらどうしよう。
     上階で止まり、ドアが開いた。
     緊張で速まっていた鼓動が止まりそうになった。
     数メートル前に、こどもが立っていた。ティーンエイジャーの少年である。大きな目で宮西を見ている。
    「中村さんの部下の人?」
     変声期のすんでいない声で、無神経なことを言う。
    「いや、部下ではないんだけどね」
    「花崎、失礼だぞ」
     たしなめる落ち着いた声は、インターホンでやりとりした相手だ。
     挨拶をすべくかごから下りて、宮西はたたらを踏んだ。
     金魚がいる。ガラス張りの床を回遊し、天上から吊り下げられた水槽でも泳いでいる。ホログラムだと気付いても、脚の置き所に困る。
     右手の奥が事務スペースになっている。壁面の書架にファイルが並べられている。その前のデスクに三十がらみの長髪の男がいる。彼が明智らしい。
     宮西が虚をつかれたのは、その手前にいる車椅子の少年だった。紺のブレザーに灰色のズボン、レジメンタルのネクタイは、ありふれた制服で、学校を特定できない。
     平日の昼間である。中高生が探偵事務所にいるのはいぶかしい。明智の息子にしては、二人とも年長けているような気がする。
    「どうぞ、おかけになってください」
     インターホンと同じ声で、車椅子の少年が言う。まだあどけない顔つきなのに、声が低く落ち着いている。
     宮西は驚くのはやめた。
     すぐに辞去するからと着席を断り、デスクの前まで進んだ。
     宮西は名乗って名刺を出した。明智は座ったまま片手で受け取った。
    「警部補って、奈緒ちゃんと同じか。苦労してるでしょ」
     明智は引き出しを開けて、片手で名刺を寄越した。
     宮西はほっとした。
     髪も髭も無精で伸ばしているらしい。書類の積み上げ方も乱雑で、缶ビールや吸い殻をほったらかしにしているあたりは、親近感が持てる。
    「用件は二つです」
     言いながら、宮西はちらっと車椅子の少年を見る。
    「そいつなら大丈夫だ」
     何が、と問いたい気持ちはある。
     少年は空き缶の入ったゴミ袋を膝に乗せて、宮西をじっと見上げている。
    「こちらのプロファイルをお願いします。犯人像がつかめなくて、手詰まりです」
     言葉を濁して、資料の入った茶封筒を手渡した。
    「それと、日曜日の警護についてはっきりとしたお返事をいただいてないと」
    「日曜? 何時だっけ?」
    「九時からです。俺、行けませんからね」
     車椅子の少年が言う。
    「デート?」
    「秘書検定って言ったじゃないですか」
    「秘書って資格がないとなれないの?」
     ジャージ姿の少年が訊く。確か花崎と呼ばれていた。
    「持ってる方が心証はいいかもな、それだけ勉強しました、熱意ありますっていうアピールで。将来社長になったら、井上を雇ってやれ」
    「なる気はないけど、井上を部下にするのは面白そう」
     井上は眉を吊り上げているが、宮西の手前であるためか唇を引き結んでいる。
     ジャージの少年は会社社長の息子らしい。会社といっても規模の大小も、業種も千差万別だ。
    「花崎グループのお坊ちゃまなんだよ、そいつ」
     宮西がちらっと視線を投げたのを、明智は目ざとくとらえたらしい。
    「養子だけどね」
     花崎が言い添えた。
     花崎グループは流通系最大手である。今世紀初頭に若年で就任した現会長が、景気に沸く世相を追い風に中興をなした。女子大学生の就職したい企業のランキングにも入っている。
    「ねえ、宮西くん? 何でこっちに回ってきたの?」
     資料を取り出した明智が興がって問う。
    「何? 何の事件?」
     花崎がはしゃいで明智の隣りに回る。井上が止める声も聞かない。
     資料をちらっと見た花崎は、ウエッと吐く真似をした。
     井上が、好奇に満ちた目で宮西を見上げる。
    「……井出ありすの事件だよ」
     ため息まじりに宮西は伝えた。
    「公安がなぜ?」
     井上も探偵と同じことを訊くのだ。
     公安総務課は、いわば部内の何でも屋である。公安の捜査対象は国家を脅かすものすべてである。管轄の決まっている他課の職務に入らないものが、総務課の割り当てになる。
     中学二年の少女が行方不明になったのは、六月だった。公開捜査に踏み切ったのは二週間後、その直後から少女の私物や体の一部が自宅に送られてきた。スーツケースに入った死体が届けられたのは、夏休みが空けたころだ。酸鼻きわまる猟奇事件として、マスコミが騒ぎ立てていた。
     少女の父親は、都議会議員の秘書である。愛娘は死んでもメディアに辱めを受けている。妻は倒れた。議員から警察に早期解決を求められた。事件の担当は、もちろん今も捜査を続けている。議員と被害者家族へのポーズのために、中村にお鉢が回ってきたのだ。
    「大人ってきたねえ」
    「花崎、失礼だぞ」
     井上の注意は馬耳東風、花崎は資料を横からのぞいて顔をしかめている。
    「君たちも気をつけて。どこで何が起こるかわからないから」
     顔を上げた花崎がきょとんとしている。
    「こいつらは、心配するだけ無駄」
     明智は資料の束を井上に渡した。
    「いや、男だから大丈夫ってわけじゃないですよ」
     まして、花崎は小柄で、宮西でも小脇に抱えられそうだ。井上も細身で、車椅子を奪えば動きを封じられる。
    「何度か連れ去られそうになったけど、ちゃんと逃げたし」
     花崎はしれっと言う。
    「おまえの場合、ふらふらしてるから、さらいやすいしな」
    「先生、ひでえ!」
     ぽかぽかと花崎は明智の肩を叩く。
     副業で家庭教師でもやっているのだろうか。そう考えながら、井上を見る。
     井上は資料を凝視してはめくっている。文面を読んでいるというより、絵画を目に焼きつけているようだ。花崎の冗語にも反応しない。
    「身を守る術は仕込んであるよ」
    「先生って、護身術か何かの……?」
     中村の押しつけたルールを破って訊ねた。
    「それも習ったけど、他にも色々」
    「少年探偵団として、先生を手伝いをしています」
     目を上げた井上は、誇らしげに言ったのだった。


         ◆◆◆


     警護対象は某国大使令嬢だった。学友とおしのびで買い物に行くという。
     先だって、某国の国民がSNSに書き込んだジョークが、右翼の反感を買った。大使館のSNSに飛び火し、大使一家の殺害予告が出されたのである。
     令嬢の帰宅を見届けたのは、まだ日が高い時間だった。
    「宮西くん、ちょっと寄ってかない?」
     飲みに行こうというジェスチャーを明智は示した。
    「いや……車なんで」
    「堅いなあ。ソフトドリンクもあるからさ」
     遊びに誘われているのではない気付いて、拍子抜けした。
     案内されたのは、半地下にあるクラブだった。営業時間前だというのに、若い男女が十数人入っている。間接照明と高窓からの採光で、打ちっぱなしの空間は小暗い。
     階段脇のカウンターには、
    「何飲んでるんだ?」
     明智が背後からのぞきこむように声をかけ、グラスを取り上げる。
    「ジンフィズ」
    「嘘つけ、ジンジャーエールじゃねえの」
     一口飲んだグラスを置いて、明智は少年の一つ置いた隣の席に座った。ビールを頼んで、バーテンダーにこの時間帯はアルコールは出せないと断られている。
     少年は、斜に宮西を見上げる。
    「警察屋さんだよ」
     煙草に火をつけようとする明智に、バーテンダーは禁煙だと止める。
    「女刑事さんは? 配置換え?」
    「いるよ。宮西くんは新しい相棒だって」
    「あ、そう」
     少年はつんけんとして、ワークパンツのポケットからおもちゃのようなものを出した。ブレスレットに照準器がついている。
    「直線強度も耐摩耗性も上がってるって。耐荷重量は三百まで。人間でテストはしてない」
    「上出来」
     明智は右手にそれをはめた。
    「あと、ありすちゃんの話だけど」
     少年は眉をしかめる、
    「結構抜けてる子だってよ。優しいとか思いやりがあるとか言われてるけど、そこ利用してバカにしてた奴らもいるっていうし」
    「――井出ありす?」
     宮西の問いに、少年は頷く。
    「遊びに行く連中の当番とかも、可哀相だからって代わってやるような子だったって。それ、優しさじゃないよね」
    「可哀相のハードルが極端に低いのか……知らない人でもついてくかもな」
    「そういうこと。お金持ちだからでも可愛いからでもなく、つけいる隙があるって誰でもわかっちゃうタイプだったんでしょ。変質者ならなおのことさ」
    「大友は、どんな奴が犯人だと思う?」
    「二十一世紀生まれ」
     少年の即答に、宮西は鳥肌が立った。
     容疑者は三人に絞りこまれている。うち一人が二十代だ。
    「どうしてそう思った? 四十代から五十代の男だってプロファイルが、報道で出てるぞ」
    「デジタルネイティブじゃないと使わない言葉が、声明文に出てた。前世紀生まれで教養があれば、恥ずかしい誤用だって知ってるから使わないって、周りの大人が言ってた」
     警視庁内部でも、その話題は出ていたが、さほど重要視されていない。高齢者がデジタル機器を使いこなす世の中だ。学歴と収入とデジタル機器の依存度は比例すると、総務庁は発表している。社会言語学の研究者にヒアリングをして、その語句の使い方は確認している。
    「それを逆手にとって、ミスリードを狙ってるってこともあるんだけど。完璧に左脳人間ぽいから、それくらいしそう」
    「左脳っていうのはどこから出てきたんだ?」
    「公開された手紙だっけ? ありすちゃんの描写が、気持ち悪いほど客観的。医者が診察するときみたい? 昆虫の観察日記みたいじゃん。こっちが苦しがってるのに、変に冷静でむかつくよね。実際サイコパスって言われてるみたいだけど――」
     ふいに大友があさっての方に手を振った。つられて目をやると、何人かの少女グループが手を振り返している。
    「行くよ、じゃあね」
     スツールを下りて、少女たちのなかに入っていった。
    「ありすちゃん事件調べてるって言っただけで、特に頼んでないよ」
    「今回の件、彼はどの程度知ってるんですか?」
    「テレビの報道程度だろ。井上からも何も話してないよ――何か参考になった?」
    「警察が見落とすようなことが、重要だったりするんですかね」
     市民が漠然と感じていることに確証をつけるのが警察の仕事であるのだが、そこで行き詰っているのだ。井出ありすの人柄がわかったところで、実証されるわけではない。
     苦笑いで顔を見合わせる二人の前に、請求書が出された。宮西が自腹を切っても痛くない程度の出費だ。
     大友と少女たちが、ドリンクを片手にひらひらと手を振っている。


         ◆◆◆


     警察機構での単独行動は厳禁だ。
     井出ありす事件の捜査班と足並を揃えることなど、中村は最初から頭にない。
    「単騎駆けはやばいっすよ」
     宮西は口先では止めた。
    「うるさいわね。単騎じゃないでしょ」
     ルームミラーには、煙草を挟んだ指を掲げる後部座席の明智が映っている。
    「令状ないんですよ?」
    「いやなら帰りなさいよ」
    「参考人連れて、どうやって戻るんですか?」
     ハンドルを握っているのは、宮西だ。
    「車置いていきなさいよ」
    「無茶言わないでください」
     無理を通す中村のスタイルに、宮西は慣れつつある。
     

     

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  • 2019年03月09日 20:57

    またGYAOで配信しているわけだが
    小林の賢さと健気さ
    花崎に対する歯がゆさは、初見から変わらない

    今回の配信では、井上のために人生を捧げる勝田が、妄想ではなく公式だったということを、心して見なくては
    何度も言うけど、勝田は博愛の人で、井上の方が愛が重いと邪推していたのに、公式では逆だったというのがショック
    公式が「全員クズ」扱いしたとき、「少なくとも勝田は違うだろう」と憤慨していたのに、家族思いの優等生じゃなくて、井上との将来を見据えた人生設計をしている公式ガチホモっていうのが裏切られた感覚が尾を引いている
  • 2019年01月28日 20:21

    マシュマロありがとうございました
    本スレhttps://pictbland.net/blogs/detail/159にも書いたけど、ミスってマシュマロを作ってしまって、自分用のリマインダーとして使っていたので、どなたかからコメントいただけると思っていませんでした
    嬉しい驚きです

    以下お返事になります
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    「好き」と仰っていただいたことが新鮮でした
    二次として好かれない要素が多すぎるし、最近ヘイトっぽくなっていないか?と自己分析していたので
    それでも、まだトリックスターは書きたいので、書きます
    公式が息していないけど、書きます
    去年手が止まってしまった分、今後はちょっとだけペース上げようと思っています
    次回UPがいつかは明言できないのですが、お気が向いたときにチェックしていただけたらと思います

    私は、他の方のマシュマロポイポイするのが好きです(匿名でファンコールや萌え語りできるの最高)
    いただいて、こんなに嬉しいものだと思いませんでした
    よろしければ、また気軽にマシュマロ投げてください
    誤字指摘もマシュマロでお願いします


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  • 2019年01月24日 01:16

    昨夏の配信と00で解釈が変わってしまって、ダメージが大きい
    勝田が博愛の人だと思いこんでいたので、井上ガチ勢だと判明したのが元凶
    たとえば、ル・ワッカに向かう車中で、「(花崎に)寄り添っていれば」という井上をなだめる勝田に、花崎への嫉妬があったんじゃないかって今までも思っていたけど、邪推ではなくて確定でしょ?
    公式の勝田は重すぎる無意識ホモだよね
  • 2019年01月12日 02:47

    10年後の話を支部投稿
    最後のパートをどうしたらいいかわからなくて放置していたら1年以上経っていた
    暮れに上げようと12月半ばからちょこちょこ手直し入れつつ、1日に3文字くらいしか進まず、もっと斧鉞を加えないといけないと思いながらも、投稿した
    ベースになったのはhttps://pictbland.net/blogs/view_body/328749
    小林が花崎を待っているとか、花崎兄弟が仲良しとか、願望を勢いだけで書いているから、終盤失速しちゃうんだよな
  • 2018年11月11日 20:13

    大友と花崎の「心の距離」について
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    13話で、大友は、花崎と井上の心の距離の近さを指摘しているわけだが
    ル・ワッカ事件の直前まで、花崎にとって自分は別格という想いが、大友にはあったのかもしれない
    00で、花崎の単独行動を、大友は知っていたんだよね
    井上には話せないことを、自分には話しているという思い込みが大友にあったなら、「遊びにおいで」にも応じない花崎に寂しさはある
    結局花崎は井上と明智の評価が欲しいだけで、大友自身がただの話し相手だったということでの「心の距離」


    だから、00は本編に組み込むべきだったんだよ


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  • 2018年10月25日 16:07  

    山田くんと七人の魔女パロ
    中の人つながり
    小林が花崎と手もつなげないのが可哀相で、やまじょ設定だったらどうにかなるのではないかと軽率に考えて、どうにもならずに挫折したものをサルベージ
    花崎←小林・井上・大友・山根
    約2800字

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       ◆◆◆◆◆

     打ち合わせを終えると、ピッポちゃんは帰った。
    「井上、さっきの件、ちょっといい?」
     花崎が、ふらふらとデスクに近付いてくる。
     事務所には、野呂を除いた団員が揃っていた。人手が足りないので、あまり現場には出ない大友も、珍しく頭数に入っている。
     明日、ある宗教本部から信者数名を連れだす。依頼人は、信者家族と元信者が作った被害者の会である。
    「俺と小林は、別ルート考えておいた方がよくない?」
    「代案はあるんだろうな」
     井上はパソコンのモニタを地図に切り替える。花崎はスクロールさせながら、適当な場所を出した。
    「タイミングがよかったら、地下鉄で移動して、合流できそうな地点はここ。井上が車で拾えねえ?」
     指を指す花崎に生返事をして、井上は時刻表を調べる。 
    「悪くないな」
    「やった」
    「状況次第では使えるが……花崎?」
     ほめられて調子に乗らないように、花崎に釘を刺しておこうと、井上は振り仰いだ。
     花崎が間近に立っている。胸元しか見えない。
     圧迫感に眉をひそめた井上の肩に手を置き、花崎は唇を重ねた。ふっと呼気を吹きこむように軽いキスだった。
     ソファでメロンパンを食べていた小林が、あっと声を上げる。
    「何やってるんだ!?」
     井上は怒りをぶつけようとして、あっけにとられた。声は花崎のものだった。
     視界も変わっていた。困ったような自分を見下ろしていることに、井上は憮然とする。
     先日、花崎が珍妙な能力を身につけた。キスをした相手と人格が入れ替わってしまう。物真似する器用さのない小林から、花崎の口調で申告されて、疑うべくもなかった。
    「……ごめん、井上」
    「ごめんねぇ、井上」
     飄々と大友が躍り出てきた。花崎に入れ替わった井上の眼鏡を額に上げて、キスをした。
     井上は目をそらし、三秒数えて怒りをこらえられず、「おまえら」と言いながらにらんだ。
     大友と、花崎の入った井上の体は、まだキスをしている。体ごと逃げようとする大友の腕をつかんでいるのは、井上だ。
     目元を赤らめて息が上がっている自分の顔を、井上は直視できない。
    「……しつこい」
     大友が顔を離した。口元を手の甲で拭きながら肩で息をつく。
    「これは、どういうことだ?」
     花崎の声では怒りが上滑りしているようで、井上はますます苛立つ。
     大友が入った井上は、椅子ごとくるっと向き直る。
    「井上の体に興味があってさ」
     肘掛に頬杖をついて脚を組み、大友は顔を明るくした。
    「何だ、結構動くんじゃん」
    「悪いか」
    「いや。可動領域が思ったより広くてびっくりしてる。痛みもないね」
     大友は立ち上がって、右脚を上げたり曲げたりしている。
     井上は、はっとして、数歩歩いた。
     右足が床を踏む感覚がある。体が軽い。中学時代に戻ったようだ。膝も足首も不安を持たなくていい。
     どこまで花崎の体を自由に動かせるのか、井上は試したくなった。
     山根が止める声も聞かず、屋上に上がる。
     手すりにワイヤーのアンカーをかけた。ためらいなく手すりに乗り、後方に飛び降りる。
     体で覚えたことは忘れないというが、他人の体はやはり勝手が違う。想定より宙に浮いている時間が長い。
     事務所の強化ガラスに足をつきそうになった。ワイヤーを手繰り、逆さになりそうな姿勢で窓枠に爪先をつく。広い壁面に両足を休めてひと息つき、滑るように地面に下りた。
    「しばらくこの体でもいいな」
     皆の元に戻って、井上は言った。
    「俺もかまわないけど、花崎はどう?」
    「大友の体だと、何か面倒がありそうだからなあ」
    「そうか、井上の体なら面白いこと色々できるな」
     大友は花崎ととぼけた会話をして、手元の電話をかけはじめた。長い沈黙の後、口を開いた。
    「……かっちゃん、会いたい……さびしい」
     最後まで言わせず、井上はフックを押した。
    「勝田を巻きこむな」
    「代弁してあげただけじゃない。もう、井上先生ってば素直じゃないんだから」
    「通信記録チェックされているかもしれない」
    「警察って、プライバシーないの?」
    「で、明日このままで仕事すんの?」
     大友は長い足を組み替える。
    「それでもいいな。これなら自由に動ける」
    「俺、保護対象乗っけて車運転するのは不安あっけど?」
     花崎がさして不安はなさそうに言う。花崎は運転はできるが、無免許だ。過失があれば、失点は大友につく。
    「じゃ、俺と花崎は替わるか」
    「井上になっても、運転しにくいのは同じじゃね?」
     事務所名義のセダンは、井上の体に合わせて改造されている。ペダルやシフトレバーの勝手が、他の車と違う。何より、花崎が心配しているのは、他人の体をうまく扱えるのかということである。
    「そんなに俺の体が気に入った?」
    「よく動けるからな」
    「別にその体使ってもいいけど、うちは食事残したら、結構大事になっから」
     花崎はため息をつく。
    「全部食べないと、異物が入ってたんじゃないかってシェフやメイドが大騒ぎだし、なかったら体がおかしいって医者呼ばれるし、気分で残したら赤石さんに叱られる」
    「大変だね、お坊ちゃんは」
    「体が違うなら味蕾も違って、何でも食べられるかもしれない」
     井上は理屈をこねる。
    「いつまでごちゃごちゃやってるんだ!」
     小林がわめきだした。
    「花崎! さっさと元に戻れ」
    「ごちゃごちゃ言ってるのは、俺じゃなくて井上」
     大友に入っている花崎は、自分の体を指した。
    「なあ、小林少年。このまま戻らなかったら、どっちの花崎につくんだ? 体? 心?」
     常には見せないにやにや笑いをする井上を、小林は気味悪そうに見る。心と体が一致していないと思い出して、小林は、怒鳴った。
    「両方揃ってる方に決まってんだろ!」
    「超論理、たまんないねえ」
    「本当に戻ってくださいよ。僕も混乱してきました」
     山根も苦笑いしている。
    「山根、現状を楽しみなよ」
    「井上先輩の顔に、大友先輩の言葉がミスマッチです。生理的に受けつけません」
    「探究心とか遊び心とか、わかってないよね。だから、山根はダメなんだよ」
     にこやかに忌憚なく意見する後輩に不満を洩らし、大友はちょいちょいと花崎を指で招く。
     井上は、大友と事も無げにキスする自分から目をそらす。
    「小林、来いよ」
     自分の声がラフに小林を呼ぶことも、井上は聞くに堪えずに顔をしかめる。
     小林はいぶかしがりながら近付いてきた。手をつかまれて、小林は井上の左足に馬乗りに座らされた。
    「井上と俺の交換に慣れたら、きっと楽しいぞ。ずっと一緒にいられる」
     小林は怪訝そうに言い返す。
    「今だって、かなり一緒にいるぞ」
    「学校行ったり、家帰ってる時間も」
    「花崎、調子に乗るな」
     井上がさえぎった。
    「仕事のときだけだ」
    「井上の都合のいいときだけ交換? フェアじゃないよ」
     大友がまぜっかえすわ、自分の体は小林を抱き締めるわで、井上はむっとしている。我が身は棚に上げて、自分の体が軽佻浮薄な言動をすることは我慢ならないのだ。
    「ずっと一緒にいたいよな、小林?」
    「別に。おまえ、花崎じゃないし」
     小林はぐいぐい井上の体を押しやり、膝から下りた。
    「花崎は僕を抱っこしたりしない」
     大友の体に入ったままの花崎は、細い体をのけぞらせて笑っている。




       ◆◆◆◆◆


    花崎の体←井上の人格
    大友の体←花崎の人格
    井上の体←大友の人格 が入っているということ
    次に読み返すときは、自分でもわからなくなっていそうなのでメモ


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  • 2018年10月21日 23:29

    00のショックから立ち直れない
    返却期限が近いからあと1回くらい見ようと思っても、気が重い
    勝田が退団してから、井上が勝田への信頼を失くさなかったことと、花崎がそれに気付いて井上に気遣っていたであろうことを思うと、胃が痛い
  • 2018年10月14日 04:26  

    テスト
    キャラ名も入れてみようかと思ったけどこれでいいかな
  • 2018年10月09日 19:04

    テニスコートの金網越しに指からめたりキスしたりしてるはずだから、勝井は
    夢子はそれを見ているはずだから!絶対!!
    それでも夢子は井上を好きなんだよ
    夢子の夢は夢厨の夢
  • 2018年10月07日 01:01

    00で解釈変わったっていうのは
    今まで勝田井上でエロいことになっても、井上は右脚出すのをいやがるし、勝田も無理強いはしないけど、お互い遠慮がちにエッチはするだろうなと思っていたのが
    勝田は井上をがんがん脱がせるし、井上も恥じらいながらも全部許すというイメージになったということ
    リバ厨の自分が勝田×井上一択しかないと絶望したくらい、00の衝撃は大きかった
  • 2018年10月06日 23:21

    まだ放映開始から2年しか経ってないのか・・・
    大友本から手はじめにと思っていたけど、メディバンでクーポンもらったから、とりあえず今まで書いたものを手直しせずにつっこんでしまおう
    その上で推敲して、あらためて3冊に仕立て直そう
    とか考えて表紙だけ作った
  • 2018年10月05日 13:21

    00の記憶を反芻しては、勝田井上と明智の人物像が変わってしまったことに打ちのめされている
    勝田と井上、地下水路で誤解を解消して、テニスの大会を見に行くまでの間に、エロいことしてると思った
    観戦に来た井上、愛されてる自信に満ちて落ち着いている
    6話で小林のお誕生会がスムーズだったのは、勝田が裏で手綱とっていたからだ

    そういえば、中2大友は、あのなかで一番変貌が大きかった
    1年間で20㎝背が伸びちゃったって感じの、首の細い美少年だった
    花崎と体型は同じくらい?
  • 2018年10月05日 01:13

    勝田も井上しか見えていない
    勝田は、井上より、家族や将来や社会などもろもろ見えているかと思っていたので、00で印象が変わった
  • 2018年10月04日 23:43

    00の井上と勝田の関係が、想像していたものと違った
    事故前の井上は、自立心が旺盛で、キャプテンシーのある人だと思っていたので、あそこまで勝田の存在に支えられていると思わなかった
    井上が勝田を立てていたのは、優位の余裕ではなくて、完璧な尊敬と信頼からのように感じた
    勝田の「あきらめない」は、これはTVの回想で井上が「(テニスも探偵も)あきらめない」と呼応しているんだよね?
    あそこでは、大会が近いという話だったと思うので、5話アバン回想→ODA→事故の順番になるのかな
    1回流しただけで、メモもとっていないけど、ファーストインプレションはこんな感じ


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